サイズモサウルス Seismosaurus (セイスモサウルス) [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ディプロドクス科 時代:ジュラ紀後期 場所:北米 全長:30〜34m(作中では50m) 体重:30〜40t(作中では180t) ◆超大型の草食恐竜(カミナリ竜)。巨大な恐竜は極めて断片的な骨格でしか見つかっていないため、その大きさが不確実なものが多いが、この恐竜は全体の約3割が発掘されており、その大きさにはかなり信憑性がある。尻尾は長いが胴体は小さく、全体としては非常にスレンダーな姿をしていたようである。 作中では史上最大の恐竜として、全長50mという景気の良い推定値で紹介されていたが、実際にはそれほど巨大ではなく、一方でサイズモサウルスよりもさらに大きな恐竜も発見されている(スーパーサウルスを参照)。また最近になって、この恐竜は独自の属ではなく、ディプロドクスの大型個体である可能性も指摘されている。 ●落ち込んでいた萌ちゃんの前に、足音を響かせながら現れる。萌ちゃんが「地震みたいな足音」といったとおり、この恐竜の名前の意味は「地震トカゲ」である。
サウロルニトイデス Saurornithoides [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類 トロエドン科 時代:白亜紀後期 場所:モンゴル 全長:2m ◆ギラグールの先祖であるトロエドンに近縁の小型肉食恐竜。 この仲間の恐竜は分類上鳥に近く、最近は羽毛を持った復元が普通である。ただし恐竜惑星では未採用。 ●ギラグールの調査隊が使う催眠銃(ヒュプノガン)によって操られていた。
サウロロフス Saurolophus [恐竜] 分類:鳥盤目 鳥脚亜目 ハドロサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:モンゴル〜北米 全長:8〜12m ◆カモノハシ竜に属する大型草食恐竜。頭の上から細長いトサカが出ているのが特徴(北米種と比べてアジア種はトサカが長く体が大きい)。このトサカから鼻先までたるんだ皮膚があって、カエルのように鳴くという仮説がある。 ●当時は地続きだったベーリング海峡を通って、アジアから北米へ渡りをしていた。
サルタサウルス Saltasaurus [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ティタノサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:南米 全長:8〜12m ◆大型の草食恐竜(カミナリ竜)。竜脚類としては珍しく、背中が細かい装甲板で防護されていた。ティタノサウルス科では他にもアンペロサウルス等で装甲が確認されており、この仲間の恐竜には鎧を持つものが多かったようである。 ●水辺で水を飲んでいた。
三葉虫 Trilobites [その他] 分類:節足動物門 三葉虫網 時代:カンブリア紀〜ペルム紀 場所:世界中の海 ◆古生代の海で大繁栄した有名な節足動物。作中に登場したファコプス・グリノプス等数千種が知られている。海底をはい回り、敵に襲われるとダンゴ虫の様に体を丸めて防御した。命名の由来は、体構造が左・右・真ん中と三つのパート「葉」に分かれていた事から来ている。 ●虎哲がゲンゴロウのモニターごしに説明。ファコプス・グリノプスを参照。
始祖鳥 Archaeopteryx (アーケオプテリクス) [鳥類] 分類:古鳥亜綱 アーケオプテリクス科(又は竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル類 アーケオプテリクス科) 時代:ジュラ紀後期 場所:南西ドイツ 全長:60cm ◆最古の鳥類。全長は長い尾を含めた数値なので、体はムクドリ程度の大きさである。化石には羽毛の痕跡のある発達した翼が存在していたが、歯の生えた頭部、3本爪のある前足、長い尾骨の通った尻椎等、骨格は小型肉食恐竜に類似していた。 恐竜から鳥へと進化した過程の特徴を持つ生物ではあるが、最近ではほぼ同時代の地層から、羽毛を持った恐竜や鳥類様生物の化石が複数発見されている。このことから、少なくとも始祖鳥そのものが鳥の直接の祖先ではないのは確かなようである。 始祖鳥が飛行出来たかどうかには賛否両論あるが、作中では滑空程度であった。 ●宇宙の眼のターゲット。萌達は始祖鳥の防衛に向かったが、直後に現われたギラグールによって首を狩られてしまった。
シバテリウム Sivatherium [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 鯨偶蹄目 反すう亜目 キリン科 時代:第四紀・更新世 場所:インド〜アフリカ 体高:2m ◆現生のキリンやオカピに近縁の草食獣。キリン程に首は長くないが、キリンよりも大型のオシコーン(皮膚で覆われた角)を持っていた。 ●猿人が狩猟の対象にしていた。
シュノサウルス Shunosaurus [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ケティオサウルス科? 時代:ジュラ紀中期 場所:中国 全長:8〜12m 体重:3t ◆「三国志」ゆかりの国名(蜀)にちなんで命名された草食恐竜(カミナリ竜)。尻尾の先には骨質のハンマーが付いていた。さらにその上には幾つかの刺が付いていたらしい。(アニメでは刺は無い) ●湖から現われたクロノキャリアによって首を切断された。
シンタルスス Syntarsus (メガプノサウルス Megapnosaurus) [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 ケラトサウルス下目 コエロフィシス科 時代:三畳紀後期〜ジュラ紀前期 場所:アフリカ 全長:2m ◆小型の肉食恐竜。ジンバブウェで大量の化石が発掘されている。おそらく群れで行動していたものと思われる。 この恐竜の復元図には頭部に羽飾りを持ったものが多いが、実際にあったかどうかは不明(作中では未採用)。 ●この恐竜を使って、エウロパ人はスネーカーの進化ウイルスに対抗する兵器、カウンターウイルスの実験をした。
シンテトケラス Synthetoceras [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 鯨偶蹄目 核脚亜目 プロトケラス科 時代:第三紀(新第三紀)・中新世後期(作中では鮮新世前期) 場所:北米 体長:2m ◆大型マメジカ類に属する草食獣。頭部の角の他に、鼻の上に二股に別れた角が生えているのが特徴。 似たような名前の古生物にシンディオケラスというのがいるが、分類上でもシンテトケラスの近縁であり、しかも見た目まで良く似ているので、間違えやすい。 ●勇が遺伝子を採取した。ちなみに遺伝子力は110である。
スーパーサウルス Supersaurus [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ディプロドクス科 時代:ジュラ紀後期 場所:北米 全長:33m以上(作中では42m) 体重:30〜40t(作中では110t) ◆非常に巨大と推測される草食恐竜(カミナリ竜)。巨大な恐竜は極めて断片的な骨格でしか見つかっていないため、その大きさが不確実なものが多いが、この恐竜は複数の発見例を合わせて全体の半分が発掘されており、その大きさにはかなり信憑性がある。サイズモサウルス同様にスレンダーな体型をした恐竜である。 作中ではサイズモサウルスより小さいとされていたが、実際は同じ位かもっと大きいようだ。一部の化石ではこの大きさで若い個体と思われるものも見つかっているので、成体はもっと大きくなったものと思われる。断片的な骨格では、これらよりもさらに大きいと思われる恐竜(アンフィコエリアス・アルゼンティノサウルス・プエルタサウルス等)も確認されている。 ●アッケラ缶がサイズモサウルスの説明をする中に登場。
スカフォニクス Scaphonyx [爬虫類] 分類:主竜形下綱 リンコサウルス目 リンコサウルス科 時代:三畳紀後期 場所:南米 全長:2〜5m ◆草食性の爬虫類。幅広い頭部にかぎ状の口バシが付いているのが特徴。 ●テロップがディノドントサウルスに間違って付いていた。本物は前のシーンに出ていた出歯ガエル面をした奴。
スクトサウルス Scutosaurus [爬虫類] 分類:杯竜目 プロコロフォン亜目 パレイアサウルス科 時代:ペルム紀後期 場所:ロシア 全長:2〜3m ◆杯竜類(パレイアサウルス類)に属する水棲爬虫類。体の周囲が細かい骨板の鎧で覆われており、巨大でごつごつしたカエルといった感じの重厚な体格をしていた。 ●死骸で登場。この動物はスネーカーによってペルム紀末期に絶滅させられていた。
スクレロモクルス Scleromochlus ??? [爬虫類] 分類:主竜上目(槽歯目) スクレロモクルス科(又は翼竜上目シャロビプテリクス目?) 時代:三畳紀後期 場所:イギリス 全長:30cm ◆樹上生の爬虫類。後足の大きいトカゲみたいな姿をしていた。翼竜の祖先型に近い生物ではないかと言われ、後脚を皮膜で覆い、滑空能力を持っていたと考えている学者もいる。 ●バーチャルステーションのスクリーンに写っていた。
ステゴサウルス Stegosaurus [恐竜] 分類:鳥盤目 装盾亜目 剣竜下目 ステゴサウルス科 時代:ジュラ紀後期 場所:北米 全長:6〜9m ◆背中の骨板で有名な大型草食恐竜(剣竜)。剣竜では最大の種類。背中にある互い違いに2列(尻尾近くだと1列)付いた骨板は、防御や温度調節、異性へのディスプレーに使用したとの仮説がある。尾の先に刺があり強大な武器になった。 通常の剣竜には肩に巨大な刺があるが、ステゴサウルスでは退化していて存在しない。最近になってステゴサウルスの喉と側面に粒状の装甲があることが確認されている(恐竜惑星では未採用)。 ●肉食恐竜アロサウルスと格闘する。アロサウルスに骨板を向けて突き刺すシーンがあったが、これは科学者ロバート・T・バッカーの説に基づいている。ただし実際に骨板が稼動したかどうかは推測の域を出ていない。
●バーチャルステーションのスクリーンに写っていた。???
ステゴマストドン Stegomastodon ??? [哺乳類] 分類:アフリカ獣上目 長鼻目 真象亜目 ゴンフォテリウム科 時代:第三紀(新第三紀)・鮮新世〜第四紀・更新世 場所:北米〜南米 肩高:2.5m ◆ゾウの一種。作中は北米での登場だったが、このゾウは当時陸続きだった南米にも生息した唯一のゾウである。 ●冒頭に少しだけ登場。
ストマトスクス Stomatosuchus [爬虫類] 分類:ワニ目 真鰐亜目? ストマトスクス科 時代:白亜紀後期初頭 場所:北西アフリカ 全長:10m? ◆奇妙な姿をしたワニの一種。ヒゲクジラに似た頭部は2mもあり、小魚やプランクトンを食べるのに適していたと思われる。残念な事に、骨格は第二次大戦中に保管先のミュンヘン博物館が連合国の爆撃を受けた際、スピノサウルスの骨格と共に破壊された。 ●魚を食べていた萌ちゃんとドンの近くに浮上してくる。
ストゥルシオサウルス Struthiosaurus (クラタエオムス Crataeomus) [恐竜] 分類:鳥盤目 装盾亜目 曲竜下目 ノドサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:東ヨーロッパ 全長:1.5m ◆白亜紀後期、当時は群島だった東ヨーロッパ産の草食恐竜(ヨロイ竜)。通常ヨロイ竜は5m前後のものが多いが、ストゥルシオサウルスは島という環境に適応して小型化し、ヒツジ位の大きさしかなかった。上顎の口先に前歯があるのはヨロイ竜としては原始的な特徴である。 ●捕まったレイを助けるべくギラグールの基地へ向かった萌は、途中この恐竜にまたがって移動したが、インセプター戦闘機の羽音に驚いて振り落とされてしまう。
スピノサウルス Spinosaurus [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 カルノサウルス類 スピノサウルス科 時代:白亜紀後期初頭 場所:北西アフリカ 全長:14〜18m ◆大型の肉食恐竜。全長は18m(作中では15mと説明)に達し、ティラノサウルスを凌ぐ最長の肉食恐竜である。但し体が華奢だったので、体重は比較的軽かったと思われる。後足が短く胴部が長かったので、主に4足で歩行していたと思われ、活動も水中が主だったと思われる。小さなとさかのある頭部はワニの様に細長く、魚や小動物を捕食していたらしい。背中には高さ1.8mもある帆が生えていて、異性へのディスプレー等に使ったと推測されている(体温調節説は最近では否定的)。 初期に見つかった骨格はドイツのミュンヘン博物館に保管されていたが、第二次大戦中に連合軍の爆撃を受けて破壊されてしまった。ただ、ようやく最近になって保存のいい骨格が見つかり始めている。 ●スピノサウルスをレイに見せるが反応しなかった。 作中では4足歩行で登場している。恐竜惑星が放映されていた1993年の時点では2足歩行説が主であり、この頃の復元としては非常に珍しい。
スミロデクテス Smilodectes (原猿) [哺乳類] 分類:真主齧上目 霊長目 原猿亜目 アダピス科 時代:第三紀(古第三紀)・始新世 場所:北米 全長:(長い尾を含めて)60cm ◆原猿類(キツネザル等の仲間)の一種。 ●人類抹殺を企むプグラシュティクは霊長類の根幹を成す原猿を消そうとするが、唯の活躍により阻止される。
スミロドン Smilodon (剣歯虎・サーベルタイガー Sabel Tiger ・セイバートゥースタイガー Saber-toothed Tiger) [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 食肉目 裂脚亜目 ネコ科 時代:第四紀・更新世後期 場所:北米〜南米 体長:2〜3m ◆ライオンやトラに似た有名な肉食獣。上顎には剣歯虎のいわれになった長大に伸びた犬歯があり、120°近く開く顎と相まって獲物を倒すための強力な武器になった。ライオンと比べて尾と足が短く、高速疾走は不向きだったと思われる。 ●モンゴロイドを観察していたティルに襲いかかるが、バンとフラウに倒される。
●トリペドラグス進化ウイルス追跡用プログラムを、悟はスミロドンの姿に具象化して騎乗した。北米と南米が地続きになった時、この動物が南米へと渡来し南米の哺乳類にとって脅威となったことから、対トリペドラグス用兵器としてヒントを得たようである。
セアラダクティルス Cearadactylus (ケアラダクティルス) [爬虫類] 分類:翼竜目 プテロダクティルス亜目 セアラダクティルス科 時代:白亜紀前期 場所:南米 翼長:3〜5m ◆翼竜の一種。頭骨の部分的な化石が見つかっている。 ●他の翼竜と混じって海岸の崖に営巣地を作っていたが、肉食恐竜カルノタウルスに巣を襲撃されていた。
槽歯類 Thecodonts [爬虫類] 分類:主竜上目(槽歯目) テコドント(た行)を参照。
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