バイソン Bison [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 鯨偶蹄目 反すう亜目 ウシ科 時代:第四紀・更新世後期〜現代 場所:北米(〜ヨーロッパ) 肩高:1.8m(現生種)2.3m(化石種) ◆現生のアメリカバイソンの先祖。今でこそかなり数が減少しているが、有史以前は北米大陸で大繁栄していた。タールピット(天然のアスファルト溜り)の中からもスミロドン等と共によく発掘される。化石種は現生種よりも一回り大きかったらしい。 ●モンゴロイドがタールピットにはまるバイソンを待ち伏せし、狩りをしていた。
バウルスクス Baurusuchus (犬ワニ) [爬虫類] 分類:ワニ目 原鰐亜目 バウルスクス科 時代:白亜紀後期 場所:南米 全長:2〜3m ◆ワニ類の中でも特に陸上に適応したものの一つである。吻部が高くて短く歯が鋭い。鼻孔が大きく嗅覚が鋭かったらしい。捕食性と考えられるが、一方で腐肉食性という意見もある。 この仲間の歯が肉食恐竜のものと良く似ていた為、第三紀からバウルスクス類の歯が発見された際、白亜紀後期の絶滅を生き残った恐竜の歯ではないかと間違われたことがあった。 ●恐竜惑星では腐肉食動物として登場。生きていた萌ちゃんには興味を示さなかった。
パキケタス Pakicetus [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 鯨偶蹄目 プロトケタス科 時代:第三紀(古第三紀)・暁新世 場所:西アジア 全長:2m ◆クジラの祖形型動物。パキケタスやアンブロケタス等の原始的なクジラ類は、まだ完全に水中の生活に適応してはおらず、陸上でも歩ける足や空中でも聞こえる耳等を有していた。おそらく一日の大半を陸上で生活していたと思われている。 作中ではアザラシに似た腹這いの姿で登場したが、最近の復元ではイヌやネコの様に四肢で立ち上がって歩行したと考えられている。 ●バシロサウルスの遺伝子を使って、唯達はこの動物の前にジーンダイブした。
パキケファロサウルス Pachycephalosaurus [恐竜] 分類:鳥盤目 周飾頭亜目 堅頭下目 パキケファロサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:3〜5m ◆堅頭竜(石頭恐竜)に属する中型の草食恐竜。小型恐竜が多い堅頭竜では最大の種類である。発見されている化石のほとんどはその硬い頭骨で、つい最近まで体の骨は見つかっていなかった。 ドーム状の分厚い頭部は厚さ25cmもあり、周囲に棘飾りが幾つも付いていた。仲間同士で優位を決める時にぶつけ合っていたという説が最近まで有力であったが、一部の復元図で見られる「遠くから助走をつけての激しい激突」では力学的に無理があり、首の骨が折れる可能性が高いといわれる。現在では近距離で軽く押し当てたり、相手の胴部を押したり、頭部の大きさや棘飾り等を見せ合うだけの儀礼的闘争だったと考えるのが有力になりつつある。 ●萌ちゃんの目の前で、頭部を押し合っていた。
●スネーカーのマイクロメカによって、種の絶滅をうながす進化ウイルスを体内に植え込まれた。
パキリノサウルス Pachyrhinosaurus [恐竜] 分類:鳥盤目 周飾頭亜目 角竜下目 ネオケラトプシア類 ケラトプス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:4〜7m ◆角竜に属する中型の草食恐竜。頭部には角の変形したこぶがあり、年齢や性別で形状が異なるようである(アニメでも分かる)。また、襟巻きとこぶの後ろに刺が生えていた。 ●萌はギラグールから逃れる為にパキリノサウルスの群れを利用。追ってきたハルがパキリノサウルスに跳ね飛ばされ怪我を負う。カナダのアルバータ州・パイプストーンクリークで見つかった、パキリノサウルスのボーンベッド(大量化石)がモデルのようである。
バシロサウルス Basilosaurus (ジューグロドン Zeuglodon) [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 鯨偶蹄目 古鯨亜目 バシロサウルス科 時代:第三紀(古第三紀)・始新世 場所:北米〜中近東 全長:18〜25m ◆原始的で大型のクジラ類。その非常に細長い体形から通称ヘビクジラともいわれる。鼻にはまだ嗅覚が残っていると思われ、胴にはまだ痕跡的な後ろ足があるなど、陸生動物としての名残が見られる。 ●ティルを拷問する為、虎哲はティルをバシロサウルスの目の前に何度もジーンダイブさせた。
パラエオプテリクス Palaeopteryx ??? [鳥類] 分類:分類不詳 時代:ジュラ紀後期 場所:北米 全長:不明(数10cm位?) ◆断片的な骨から知られる原始的鳥類とおぼしき動物。尾と脚が始祖鳥よりも現代の鳥に近い構造をしていた。ドロマエオサウルス類の恐竜である可能性もある。 ●鳥類の復元で登場。突然開いたタイムホールによって吹き飛ばされた。
パラサウロロフス Parasaurolophus [恐竜] 分類:鳥盤目 鳥脚亜目 ランベオサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:10〜12m ◆カモノハシ竜に属する大型の草食恐竜。後頭部からトサカが後ろに向かって細長く伸びているのが特徴。トサカの中は中空になっていて、内部で声を共鳴させて鳴くことが出来たと思われている。鳴き声は一説によると、アルペンホルンのような低い音色だったと推測されている。低い音は遠くまで聞こえ、敵に音源の所在が気づかれにくい。 ●霧の中で声をかけあって仲間同士連絡を取り合っていた。
バリオニクス Baryonyx [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 カルノサウルス類 スピノサウルス科 時代:白亜紀前期 場所:イギリス 全長:8〜10m 体重:2t ◆大型の肉食恐竜。低いトサカのあるワニのような細長い口と、名前「重い爪」の元になった、長さ30cmもある前足第一指の巨大な爪が特徴。化石の腹部から溶けかかった魚の化石が出て来たことから、主に魚を食べる恐竜として有名になった。 ●最凶の肉食恐竜ユタラプトルと壮絶な死闘を演じる。
ハルキゲニア Hallucigenia [その他] 分類:葉足動物門(又は有爪動物門?) 時代:カンブリア紀中期 場所:北米 全長:2cm ◆カンブリア紀の海に生息していた有名な原始生物(バージェス動物群)。現在のカギムシ(有爪動物)に近い生物と考えられる。筒形の胴体の下には二列の筒状の足があり、また背中にも二列の長い刺が生えていた。頭部は細長い。発見当初は背中の刺が足と間違われ上下逆に復元されていた。最近になって前後も逆である事が分かっている。 ちなみに名前のハルキゲニアとは「幻」「夢想」という意味である。 ●他のバージェス動物と一緒に、ゲンゴロウのモニターを見ながら虎哲が説明する。作中で登場したハルキゲニアの容姿は、放送された頃としては珍しく細長い方を前、丸い方を後部に復元している(現在の復元に近い)。
ピカイア Pikaia [その他] 分類:脊索動物門 頭索動物亜門? 時代:カンブリア紀中期 場所:北米 全長:4〜6cm ◆カンブリア紀の海に生息していた原始生物(バージェス動物群)。現生のナメクジウオに近い生物と考えられている。柳葉型をした胴体内部には脊椎の原形である脊索が通っていて、遊泳時の推進力を増すのに役立っていたと思われる。 当初、このピカイアは、私達人類を含む全ての脊椎動物(亜門)の先祖と考えられていた。現在では、同時代の地層から原始的な脊椎動物と思われる化石が見つかっているので、ピカイアが脊椎動物の祖先である可能性は少ないと思われる。 ●人類の先祖の生物として登場。地球進化介入を進めていたスネーカーは、当初この生物を進化させていたが、人類を見限った後に進化対象を筆石に切り替えた。
ピサノサウルス Pisanosaurus [恐竜]又は[爬虫類] 分類:主竜型下綱 恐竜型類 シレサウルス科 時代:三畳紀後期 場所:南米 全長:1m ◆作中では最初期の小型草食恐竜として登場したが、2015年になって恐竜の祖先的段階である恐竜型類に含まれる事が明らかになった。要するに厳密には恐竜ではない。恐竜型類から鳥盤類恐竜へ進化する途上の段階とする説もある。 ●アッケラ缶の説明に登場した最初期の恐竜(当時の見解)の1つ。メディアタワーの画面に表示されていた。
ヒドロテロサウルス Hydrotherosaurus [爬虫類] 分類:長頚竜目 エラスモサウルス上科 時代:白亜紀後期 場所:南米 全長:8〜10m ◆大型の海生爬虫類(クビナガ竜)。クビナガ竜でも特に首が長い種類で、同時代の北米にいた有名なクビナガ竜・エラスモサウルスに近縁である。 作中では砂浜を這っていたが、実際は陸上では行動できないと言うのが最近の学説である。 ●砂浜にいたレイがインカムごと踏み潰されそうになった。
ヒパクロサウルス Hypacrosaurus [恐竜] 分類:鳥盤目 鳥脚亜目 ランベオサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:10〜12m ◆カモノハシ竜に属する大型の草食恐竜。頭部には声を共鳴させて鳴くための中空のトサカがあった。営巣地跡から卵や子供の化石も発見されている。 ●お腹をすかしたレイは、ヒパクロサウルスの巣の中に入り込んで餌をねだろうとしたが失敗。
ヒヒ Papio / Baboon [哺乳類] 分類:真主齧上目 霊長目 真猿亜目(狭鼻亜目) オナガザル科 時代:第三紀(新第三紀)・鮮新世後期〜現代 場所:アフリカ 体長:50〜80cm ◆ご存知の通り陸上生のサルの一種。化石の中には猿人によって殺害されたとおぼしき頭骨も見つかっている。 ●異なる動物間にレトロウイルスが感染する事によって、実際に「ある動物の遺伝子に別の動物の遺伝子が混入している」といった事が起きているようである。
●唯ちゃんに襲いかかったが、猿人によって追いはらわれる。
ヒラコテリウム Hyracotherium ??? (エオヒップス Eohippus) [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 奇蹄目 馬形亜目 ウマ科 時代:第三紀(古第三紀)・暁新世 場所:アジア〜北米 肩高:20cm ◆馬の祖形型とされる動物。足には指が4本あり、現在の馬と比べてはるかに小さかった。 ●バーチャルステーションのモニターに写っていた。
ファコプス Phacops (三葉虫 Trilobites) [その他] 分類:節足動物門 三葉虫網 ファコプス目 ファコプス科 時代:オルドビス紀〜デボン紀 全長:(作中のデボン紀末の種は)5cm ◆非常に有名な三葉虫の一種。ざらざらした頭部と、大きくて目の粗い複眼が特徴。 ●ゲンゴロウのモニターごしに虎哲が説明。
ファヤンゴサウルス Huayangosaurus [恐竜] 分類:鳥盤目 装盾亜目 剣竜下目 ファヤンゴサウルス科 時代:ジュラ紀中期 場所:中国 全長:4〜4.5m ◆中型の草食恐竜(剣竜)。口バシ状の顎の先に歯が残っている事から、剣竜の仲間では原始的な種類だと思われる。肩に付いている刺は防御の他に、やぶをかき分けやすいように後ろ向きに発達したといわれている。 ●肉食恐竜ガソサウルスに追われていた。作中では肩の刺が樹の幹にひっかかってしまっている。
フォボスクス Phobosuchus (ディノスクス Deinosuchus) [爬虫類] 分類:ワニ目 真鰐亜目 クロコダイル科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:10〜15m ◆巨大なワニの一種。かつては史上最大のワニと言われたことがあったが、最近ではこれよりも大きなワニ類の化石が発見されている(プルスサウルスを参照)。 (変温動物である)この動物の化石がモンタナ州以北では発見されていない為に、恐竜温血説を証明する指標とされた事もあった(作中ではより北部のカナダ・アルバータ州らしき所に現れているが)。 ●レイが巣穴に逃げ込むが、追って来たギラグール猟兵に襲いかかった。
筆石 Graptolite (フデイシ) [その他] 分類:半索動物門 筆石綱 時代:カンブリア紀〜石炭紀(〜現代?) 場所:世界中の海(現代は南太平洋?) 長さ:数cm(群体の一房) ◆カンブリア紀からオルドビス紀の海で特に良く見られた群体生物。小さな生物が長さ数cm位の筆先状に集まり、海底に付着したり浮き袋を使ってクラゲの様に浮遊していた。この生物には脊椎の原形である脊索が存在しているため、かつては脊椎動物の先祖の一候補とされたこともあった。 石炭紀に絶滅した思われていたが、最近になって南太平洋沖合の中深部から筆石らしき生物が確認されている。 ●地球生命への進化介入方針を変えたスネーカーは、人類(脊椎動物)を進化させる代わりに筆石を選択。筆石を巨大化させ、群体間とのコミニケーションと、アノマロカリスに人類の先祖・ピカイアを襲うように指令を出す能力を与えた。(アノマロカリス・ピカイアを参照)
プテラノドン Pteranodon ??? [爬虫類] 分類:翼竜目 プテロダクティルス亜目 プテラノドン科 時代:白亜紀後期 場所:北米 翼長:6〜8m ◆白亜紀の有名な大型翼竜。後頭部からは長いトサカが生えていた。名前の由来「空飛ぶ歯無し」はこの翼竜の歯が退化して消失していることによる。 ●1カットのみ登場した。
プテロダウストロ Pterodaustro [爬虫類] 分類:翼竜目 プテロダクティルス亜目 プテロダウストロ科 時代:白亜紀前期 場所:南米 翼長:2m ◆翼竜の一種。下顎に二千本ものブラシ状の歯が生えていた。水中の小動物やプランクトンをこし取って食べていたらしい。 体色がピンクなのはプランクトンの色素のせいだという説明があったが、実際には根拠は無い。ただ現生のフラミンゴは同様の理由で発色している。 ●ギラグールの催眠銃(ヒュプノガン)による高周波催眠で操られ、萌やレイに襲いかかった。
ブラキオサウルス Brachiosaurus ??? [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ブラキオサウルス科 時代:ジュラ紀後期 場所:北米〜アフリカ 全長:22〜26m 体重:35〜50t ◆大型で重量級の草食恐竜(カミナリ竜)。前足が後ろ足よりも長く、背を高くして首を上に持ち上げやすくしていた。おそらくは高い木の葉を食べるための適応と思われる(異説だが、最近では首は持ち上がらなかったのではないかという意見もある)。頭部が丸く盛り上がっているのが特徴。 ●1カットのみ登場。発進したフォロルの攻撃部隊を見上げる。
●前半の解説(救命戦士ナノセイバーを1000倍楽しむ方法)の説明中にそれらしき生物が登場。
ブラディクネメ Bradycneme (ヘプタステオルニス Heptasteornis) [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類 トロエドン科(又はマニラプトル類 ドロマエオサウルス科) 時代:白亜紀後期 場所:東欧 全長:2m? ◆足の骨の一部(最初は鳥の骨だと思われていた)しか見つかっていないが、おそらくトロエドンやヴェロキラプトルに近い仲間と思われる小型の肉食恐竜。発見地がルーマニア・トランシルヴァニア地方だったことにちなみ種小名「ドラキュラエ draculae」が付いている。 ●夜間に集団でマジャーロサウルスを狩っていた。
プラティプテリギウス Platypterygius [爬虫類] 分類:魚竜目 ステノプテリギウス科 時代:白亜紀後期初頭 場所:全世界 全長:6〜8m ◆魚そっくりの姿をした海生爬虫類(魚竜)。魚竜は中生代の後半にはかなり衰退してしまっているので、この魚竜はいわば最後の種類といえる。 ●クロノサウルスに襲われ浜にうち上げられてしまうが。その際に近よってきたレイのインカムを壊してしまう。
プリオヒップス Pliohippus [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 奇蹄目 馬型亜目 ウマ科 時代:第三紀(新第三紀)・中新世後期〜鮮新世前期 場所:北米 肩高:1.5m ◆古代の馬。初期の馬は足指(ひづめ)が3〜4本あったが、高速疾走に適応して数が減少する傾向があった。プリオヒップスや近縁のヒッパディオンはひづめが1本に減少した最初の馬である。 ●唯ちゃんはこの馬に乗ろうとしたが、プグラシュティクの出現に馬が脅えて降り落とされる。
プリスティカンプトス Pristichampsus (プリスティチャンプサス) [爬虫類] 分類:ワニ目 真鰐亜目 クロコダイル科 時代:第三紀(古第三紀)・暁新世〜始新世 場所:北米〜ユーラシア 全長:2〜3m ◆ワニの一種。足が走行向けに発達していて、現在のワニより陸生の指向が強いと思われる。但し作中では水中で襲ってきた。 ●浅海で唯やティルに襲いかかってきたが、パラライザーで撃退した。
プルガトリウス Purgatorius ??? [哺乳類] 分類:真主齧上目 霊長目(異論有り) プレシアダピス亜目 パロモミス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 体長:10cm ◆白亜紀末期の北米に現われた最古の霊長類(サルの仲間)。ネズミの様な外見をしていたのもと思われる。 ●バンが血液を採取。
プルスサウルス Purussaurus [爬虫類] 分類:ワニ目 真鰐亜目 アリゲーター科 時代:第三紀(新第三紀)・中新世(作中では鮮新世初期) 場所:南米 全長:15〜20m ◆史上最大のワニ類。断片的な化石しか見つかっていないが、頭部だけでも2m近くあったと推定される。通常のワニと比べて吻部が短い。 ●トリペドラグス進化ウイルス用カウンタープログラムを、徹は当時の南米で最も強かったこの動物の姿に具象化した。ロップが騎乗する。後に悟によってバージョンアップされ、メカワニに進化した。
ブルハスカヨサウルス Bruhathkayosaurus [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ティタノサウルス科(作中では 竜盤目 獣脚亜目 ケラトサウルス下目 アベリサウルス科) 時代:白亜紀後期 場所:インド 全長:30〜40m?(作中では22m) 体重:100t以上?(作中では15t) ◆非常に巨大な恐竜。1989年に巨大な後足と相対的に小さな腰の一部が発見された。当初は「ティラノサウルスがニワトリに見える」程の超大型肉食恐竜として報じられていたが、その後の調査により、腰の骨は普通サイズの大型肉食恐竜(獣脚類)のものであり、問題の巨大な後足の骨は草食恐竜の竜脚類(カミナリ竜)であることが分かった。現在では後足の持ち主、つまり竜脚類という復元に落ち着いている。 もっとも、竜脚類の復元に当てはめてもその大きさは相当巨大であり、恐竜としては最も重いものの一つと考えられている。ちなみに名前の「ブルハスカヨ」とは、サンスクリット語で「重々しい胴体」という意味を表している。 ●ジーンダイバーではティラノサウルスを超える超大型肉食恐竜という復元で登場。プグラシュティクの地底戦車を一蹴りで破壊した。この恐竜の巨大さを虎哲は「プログラムの暴走」で片付けてしまう。
プロトケラトプス Protoceratops [恐竜] 分類:鳥盤目 周飾頭亜目 角竜下目 ネオケラトプシア類 プロトケラトプス科 時代:白亜紀後期 場所:東アジア 全長:2m ◆小型の草食恐竜。モンゴルから子供から成体まで大量の化石が出土している。角竜だが角は未発達で、成体のみ鼻の上にコブ状の隆起があった。 ●宇宙の眼のターゲット。同じく宇宙の眼のターゲットだった肉食恐竜ヴェロキラプトルと死闘を演じるが、巨大砂嵐に飲み込まれてしまう。
プロトプテルム Plotopteridae (ペンギンモドキ) [鳥類] 分類:ペリカン目(又はプロトプテルム目?) プロトプテルム科 時代:第三紀(古第三紀)・漸新世〜(新第三紀)・中新世 場所:北太平洋沿岸 全長:1〜3m ◆ペンギンに似た飛べない海鳥。見た目はペンギンそっくりだが、実はペリカンの類縁とする説が有力である(後述も参照)。ペンギンが南半球で繁栄したのと対照的に、プロトプテルム類は北半球で繁栄した。最大級の属は全長3mに達したものもあったが、アザラシ等大型海生哺乳類の台頭によって絶滅したと思われている。 最新の分岐分類でもカツオドリ(ペリカン類)に近いという研究結果が出ているが、脳の構造から本当にペンギンと近縁ではないか?という異説も出ている。 ●パックは大好きな魚をもらうためにこの鳥をおだてる。
ヘスペロルニス Hesperornis [鳥類] 分類:ヘスペロルニトフォルメス目 ヘスペロルニス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:1m ◆口に歯のある原始的な海鳥。現生のアビ類に似た後脚を持ち、水中遊泳にかなり適応していた。翼は退化していたので飛ぶことは出来なかった。 ●萌ちゃんとはぐれたレイはヘスペロルニスの群れに追いかけられる。
ヘミキオン Hemicyon [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 食肉目 裂脚亜目 クマ科 時代:第三紀(新第三紀)・中新世(作中では鮮新世) 場所:北米〜ユーラシア 体長:1.5m ◆クマの一種。クマの仲間でありながら外見はイヌに良く似ている。高速走行に適応して、歩行時に後脚の踵を地面から離しているのもイヌと同様である(現生のクマや人間は踵を地面に着けて歩く)。ちなみに名前のヘミキオンとは「半分イヌ」という意味。 ●唯は傷ついたヘミキオンの子供を介抱するが、その際指を噛まれる事でスネーカーの進化ウイルスを体内に植え込まれてしまう。
ポストスクス Postosuchus [爬虫類] 分類:主竜上目 偽顎亜目 ラウイスクス下目 ポポサウルス科 時代:三畳紀後期 場所:北米 全長:3〜6m ◆作中では恐竜と紹介されていたが、実際は槽歯類・テコドント(原始的主竜類)の一種である。ティラノサウルスと似た身体的特徴を幾つか持っていたが、分類上の関連は無い。大型肉食恐竜の登場する前の三畳紀においては、かなり強力な捕食者であったのは間違い無い。 ●リオアリバサウルスを補食していた。
哺乳類型爬虫類 Mammal-like reptiles (単弓類 Synapsida) [単弓類] 分類:単弓亜綱(綱?) 盤竜目・獣弓目 時代:石炭紀後期〜白亜紀前期 ◆哺乳類の先祖につながる系列の生物の総称。 原始的な種は爬虫類に似た姿をしているが、進化した種では哺乳類のように体毛が生え、恒温動物となり、分化した歯を持ち、子供に授乳させるものもいたと思われる。獣弓目(キノドン類・テロケファルス類・ゴルゴノプス類・ディノケファルス類・ディキノドン類等)盤竜目(スフェナコドン類・カセア類等)が含まれる。ペルム紀から三畳紀前半にかけて大繁栄したが、糟歯類(テコドント/原始的主竜類)や恐竜の台頭により衰退、絶滅した。三畳紀の中頃にこの仲間から真の哺乳類が誕生した。 この仲間はかつては爬虫類とされていたが、最近になって両生類から爬虫類が進化する途中の段階(有羊膜類)で爬虫類から枝分かれした事が分かっており、爬虫類とは異なるグループとして扱われつつある。その為名称も(爬虫類の仲間と誤解の多い)哺乳類型爬虫類を使わず、新たに単弓類と呼ぶのが一般的になっている。単弓類と呼ぶ場合、厳密には哺乳類も含む。
ホラアナグマ Ursus Spelaeus (ドウクツグマ) [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 食肉目 裂脚亜目 クマ科 時代:第四紀・更新世後期 場所:ユーラシア北部 体長:1.5m(小型亜種)3m(大型亜種) ◆第四紀・更新世から数万年前までユーラシア地域にいたクマの一種。大型と小型の二亜種に分かれるが、大型亜種は最大級のヒグマよりも大きかった。発掘状況から見てネアンデルタール人の信仰対象にもなっていたようだが、絶滅の原因は狩猟によるものと思われている。 ●虎哲とパックとの会話の中に登場。作中で姿は現していない。
ポラカントゥス Polacanthus ??? [恐竜] 分類:鳥脚目 装盾亜目 曲竜亜目 ポラカントゥス科 時代:白亜紀前期 場所:ヨーロッパ 全長:4〜6m ◆中型の草食恐竜(ヨロイ竜)。全身装甲に覆われ、尾の先には小さな骨のハンマー?があった。 ●水辺で少しだけ姿を見せる。もしかしたらヒラエオサウルスの可能性も有り。
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