タニストロフェウス Tanystropheus [爬虫類] 分類:主竜形下綱 原竜目 タニストロフェウス科 時代:三畳紀後期 場所:ヨーロッパ(作中では当時隣接していた北米) 全長:3〜6m ◆非常に長い首が印象的な水生爬虫類。首長竜にやや近い仲間で、幼体は半水生で水際で昆虫を、成体は完全な水中生活を送り魚などを捕らえて食べていたと思われる。長い首にもかかわらず、頚堆(首の骨)の数はわずか10個である。 ●水辺から離れて弱っている所をリオアリバサウルスに襲われた。
タルボサウルス Tarbosaurus [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類 ティラノサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:中央アジア 全長:10〜12m ◆アジアでは最大級の大型肉食恐竜。分類上ティラノサウルスに近縁である。時代的にはティラノサウルスよりも少しだけ前に生息していた。 作中ではこの恐竜が北米へ渡りティラノサウルスに進化したとされているが、北米にいた両者の共通祖先がアジアに渡ってタルボサウルスに進化した可能性もある。 ティラノサウルス類は系統的に羽毛を有する可能性があり、最近はタルボサウルスでも部分的に羽毛を持った姿が描かれている(作中では未採用)。しかし、タルボサウルスで見つかっている断片的な皮膚痕化石に羽毛は見当たらない。 ●レイはこの恐竜から宇宙の眼最後のターゲット、ティラノサウルスの遺伝情報を詠みだした。
ダンクレオステス Dunkleosteus (ディニクティス Dinichthys) [魚類] 分類:坂皮綱 節顎目 ダンクレオステス科 時代:デボン紀後期 場所:北米〜アフリカ近海(作中ではグリーンランド近海) 全長:6〜8m ◆大型の原始的な魚類の一種(甲胃魚)。この仲間(板皮類)は顎を持ち始めた初期の魚であり、大人でも簡単に呑み込めそうな程の巨大な口には鋭い牙(板皮類にまだ歯はなく、顎の縁が尖ったものである)が生えていた。他の小型の甲胃魚を噛み砕いて食べていたと思われている。 ●デボン紀にあるエウロパ人基地の周りに多数泳いでいた。
チャンドンゴコエルルス Chuandongocoelurus [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類? 時代:ジュラ紀中期 場所:中国 全長:2m ◆小型の肉食恐竜。詳しくは分からないが北米産のコエルルスに近い仲間?と思われる。 ●死骸で登場。萌ちゃんがつまずく。
鳥脚亜目の小型草食恐竜 Small herbivorous dinosaur of Ornithopoda [恐竜] 分類:鳥盤目 鳥脚亜目 ◆小型草食恐竜の一群。全長1〜4m程で、主に2足歩行をしており敏捷だったと思われている。ヒプシロフォドン科・ドリオサウルス科・テスケロサウルス科(あるいはヘテロドントサウルス科・ファブロサウルス科)等がこれに含まれる。 ●レイ及びレエリナサウラはヒプシロフォドン科の一種。
ディアトリマ Diatryma (ガストルニス Gastornis ・恐鳥) [鳥類] 分類:ガストルニス目 ガストルニス科 時代:第三紀(古第三紀)・暁新世〜始新世 場所:北米〜ヨーロッパ 体高:2.5m 体重:500kg ◆巨大な陸生鳥類。飛行は出来ないが、強力な脚で陸上を駆け回っていたものと考えられる。肉食性と思われストーリー中でも原猿を襲っていたが、草食ではないかという意見もある。 ●炎に追われて池に落ちワニに襲われる。さすがの恐鳥もワニには勝てなかった。
ディキノドン Dicynodon [単弓類] 分類:獣弓目 異歯亜目 ディキノドン下目 ディキノドン科 時代:ペルム紀後期 場所:ロシア 全長:1m ◆カバのような姿をした哺乳類型爬虫類(単弓類)。大きな2本の犬歯が特徴で、地中に穴を掘って生活していたと考えられている。この仲間は世界中に大繁栄し、三畳紀後期まで生き残った。(ディノドントサウルスを参照) ●この動物はスネーカーによって選ばれ、ペルム紀末期の大絶滅を生き残る事が出来た。
ディノドントサウルス Dinodontosaurus [単弓類] 分類:獣弓目 異歯亜目 ディキノドン下目 カンエメイエリア科 時代:三畳紀後期 場所:南米 全長:2m ◆前述のディキノドンに近縁のカバに似た哺乳類型爬虫類(単弓類)。ディキノドン類では最後まで生き残ったものである。地面に穴を掘り、ツチブタのような半地中生活を送っていたものと考えられている。 ●最初期の恐竜を探す萌ちゃんの前に現れる。
●バンパイアを撃とうとした唯ちゃんに土をかけようとした。
ディノミスクス Dinomischus [その他] 分類:分類不詳 時代:カンブリア紀中期 場所:北米 全長:数cm ◆カンブリア紀の海にいた原始生物(バージェス動物群)。花状の本体上部には、口と肛門が隣り合わせに付いていた。また、花状の本体上部に並ぶ花びらのような突起のうち、1本だけが剣のように長くのびている(番組では復元されていない)。 ●海底や岩に付いていた花のような生物の事。
ディプロドクス Diplodocus [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ディプロドクス科 時代:ジュラ紀後期 場所:北米 全長:22〜26m(〜34m?) 体重:10〜15t(〜40t?) ◆ジュラ紀の有名な大型草食恐竜(竜脚類)。巨大な体は細長く、大半は長い首と尾で占められていた。特に尾は長く、作中では尾を支点にして後足で立ち上がり、高い樹の葉を食べたり敵を威嚇をしていたが、実際に出来たかどうかは不明。 最近になってディプロドクスの仲間には、背中に短い刺が1列に並んでいたことが分かっているが、恐竜惑星では未採用である。また、サイズモサウルス(セイスモサウルス)はディプロドクスの大型個体の可能性があり、その場合ディプロドクスの最大全長は30mを超える事になる。 ●萌ちゃんはディプロドクスの仔竜と仲良くなるが、母竜を襲った肉食恐竜アロサウルス(単行本ではケラトサウルス)によって仔竜も殺されてしまう。
ディメトロドン Dimetrodon ??? (帆掛け竜) [単弓類] 分類:盤竜目 スフェナコドン科 時代:ペルム紀前期 場所:北米 全長:3〜4m ◆背中にある帆で有名な哺乳類型爬虫類(単弓類)。この時代では最強の陸生肉食動物の一つであった。哺乳類型爬虫類としては原始的な種類だが、歯の分化等、哺乳類的な特徴もわずかながら確認される。背中の帆は体温調節に使用していたと思われる。 ●バーチャルステーションのスクリーンに写っていた。
ティラノサウルス Tyrannosaurus [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類 ティラノサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:11〜13m 体重:5〜7t ◆地球史上最大最強の陸生肉食動物といわれる、有名な大型肉食恐竜(最近ではさらに大きいと思われる肉食恐竜も見つかっている)。肉食恐竜の進化の頂点に達し、巨大で頑丈な頭骨、両眼視できる眼や敏感な嗅覚、鋭利かつ頑強な歯、重厚な胴体、強力な後足等、正に「暴君竜」といえる強力な武装をしていたが、前足は非常に小さく指が2本しかない。一方で、実際はあまり速く走れず、成体は狩りには不向きで、主に腐肉を食べたり若い個体に狩りをまかせたという異説も存在する。 恐竜惑星に登場した、宇宙の眼最後のターゲットである「ティラノサウルスの女王」は、1990年にサウスダコタ州で発見された巨大なティラノサウルス化石「FMNH-PR2081」(旧 BHI-2033)通称:スーをモチーフにしている。この化石は従来発見されていた化石と比べても保存状態がよく、ティラノサウルスの生態(群れを作っていた可能性等)の研究に大きく寄与する事となった。またスーの化石に残された、足の骨折の治癒した跡や後頭部の致命傷は、恐竜惑星の作中で「ドラマ化」されている。作中で「女王」とされていたのは、当初の研究ではスーがメスであると思われた為だが、現在では性別不明とされている。 当初スーは、発掘したブラックヒルズ地質学研究所が所有していた。しかし、化石の所有権をめぐってのトラブルからFBIによって押収され、後にブラックヒルズ地質学研究所、発掘地の地主、アメリカ政府の三つ巴で法廷論争となった。裁判の結果、発掘地の地主所有となり、化石はオークションにかけられ、高値でシカゴのフィールド博物館(+ディズニー&マクドナルド)が落札したのは有名な話である。 ティラノサウルス類は系統的に羽毛を持つ可能性があり、最近ではティラノサウルスでも羽毛付きの姿が描かれている(作中では未採用)。しかし、近縁のタルボサウルスで見つかった断片的な皮膚痕化石に羽毛は見当たらない為、成体には羽毛が無いか、あっても部分的と思われる。 ●ティラノサウルスの中で一際大きい群れのリーダー「ティラノサウルスの女王」が、宇宙の眼の求める最後のターゲットであった。しかし、彼女の生き方に共感を持ったラプターは首を狩る事を拒否する。
◆唯ちゃんを白亜紀後期にジーンダイブさせる為、虎哲が使用したティラノサウルスのDNAは、モンタナ州から1989年に出土した化石「MOR-555」通称:ビック・マイク/ワンケルから採取したものである(作中では1993年と言っているが、これはDNAを採取した年である)。この化石は表面が急速に石化した為に、内部に血液細胞を含む骨の構造が残っていた。ただし、最近の研究ではこのDNAはティラノサウルスのものではなく、検査中に外部から二次的に混入されたものだと指摘されている。 ●ティルをつけていた唯とパックに襲いかかるが、ティルの機転によって倒される。
●この恐竜の遺伝子をアキラは仮想生物ゲームに利用。
テコドント Thecodonts (槽歯類) [爬虫類] 分類:主竜上目(槽歯目) ◆ペルム紀後期〜三畳紀にかけて繁栄していた、恐竜や翼竜、ワニ類の先祖となった爬虫類。他の「這い歩く」爬虫類とは違い若干体を起こし活動的に歩く(半直立歩行)ことが出来た。 ちなみにテコドントと、そこから派生した恐竜や翼竜、ワニ類を一括して「主竜類」(番組では祖竜類と呼称)と呼んでいる。最近ではテコドントは原始的な主竜類とされ、テコドントや槽歯類という言葉は使われなくなってきている。 ●最古の恐竜に引き寄せられるように歩いていたレイの目の前に現れる。
●ガレニアを参照。スネーカーによって、ペルム紀末期の絶滅を生き残るようにされていた。
デスモスチルス Desmostylus [哺乳類] 分類:アフリカ獣上目 束柱目 デスモスチルス科 時代:第三紀(新第三紀)・中新世 場所:北太平洋沿岸 体長:2〜3m ◆大型の海生哺乳類。カバのような姿と束ねた柱のような歯が特徴。分類上では現在のゾウやジュゴンの仲間に近い(奇蹄類に近いとする説もある)。半水生で、海岸に住んで海草を捕食していたと思われる。デスモスチルス及び、原始的な近縁種であるパレオパラドキシアの化石は主に日本から発掘されている。 ●アキラがこの動物の遺伝子の採取を唯にお願いした。
テリジノサウルス Therizinosaurus [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類 テリジノサウルス科(セグノサウルス科) 時代:白亜紀後期 場所:モンゴル 全長:10m? ◆巨大な前足を持つ奇妙な大型草食恐竜。長さ2.5mに達する前足の化石が発見されているが、その先には70cm以上もある巨大な鈎爪が付いていた。おそらく前足の爪で木の枝をたぐりよせて食べていたものと思われる。 少し前まで、恐竜の分類は骨盤の形で大きく2つ(竜盤型と鳥盤型)に分けられていたが、この恐竜の仲間は両方の中間型をしていた事から、旧来の2分法が再検討されるきっかけとなった。発見当初は様々な分類に入れられていたが、現在では獣脚亜目におさまっている。 テリジノサウルス類は分類上鳥類に近いと思われ、小型種(ベイピアオサウルス)には羽毛を持ったものも発見されている。ただしテリジノサウルスに羽毛があったかどうかは不明で、作中でも羽毛は無い ●川辺で木の葉を食べていた。
テルマトサウルス Telmatosaurus [恐竜] 分類:鳥盤目 鳥脚亜目 ハドロサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:東欧 全長:5〜6m ◆カモノハシ竜に属する草食恐竜。島という環境に適応して小型化し、同時代の大陸にいたカモノハシ竜と比べると半分位の大きさしかない。また、カモノハシ竜としては原始的な特徴を残していた。 ●水浴びをする萌の前に現れる。
ドヴィニア Dvinia [単弓類] 分類:獣弓目 獣歯亜目 キノドン下目 ドヴィニア科 時代:ペルム紀後期 場所:ロシア 全長:60cm ◆進化した哺乳類型爬虫類(単弓類)であるキノドンでは最初期の仲間である。臼歯の構造から草食性であったと思われる(キノドンを参照)。 ●穴の中から顔を出していた。この仲間はスネーカーによってペルム紀末期の絶滅を逃れる事が出来たようである。作中では単にキノドンと紹介されているが、設定書ではドヴィニアと記載されている。
トゥプクスアーラ Tupuxuara ??? [爬虫類] 分類:翼竜目 プテロダクティルス亜目 タペジャラ科 時代:白亜紀前期 場所:南米 翼長:4〜6m ◆翼竜の一種。頭に大きなトサカがあった。 ●アッケラ缶が翼竜の紹介をしていた時に一瞬だけ顔が写る。(オレンジ色の奴)
ドコドン Docodon (梁歯類) [哺乳類] 分類:哺乳形類 梁歯目 時代:時代:ジュラ紀中期〜後期 場所:北米 体長:不明(ネズミ大?) ◆原始的な(広義の)哺乳類の仲間。下顎にある歯から定義付けられている。 本属は昆虫食か植物食とされているが、近縁の仲間にはカワウソの様に半水生に進化したものもいた。 ●巨大恐竜サイズモサウルスの足音に驚いて飛び出たために、萌ちゃんが驚いた。
ドラビドサウルス Dravidosaurus (注:作中での分類) [恐竜] 分類:鳥盤目 装盾亜目 剣竜下目 ケントロサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:インド 全長:3m ◆剣竜(ステゴサウルス類)は、白亜紀の中頃までにほぼ絶滅してしまったというのが通説である。しかしそんな中で、インドの白亜紀後期の地層から剣竜とおぼしき化石が発見され、ドラビドサウルスと命名された。白亜紀に小大陸として孤立していたインドで、剣竜が後々まで生き延びていたものと考えられているが、化石は剣竜のものではなく、海生爬虫類と曲竜の化石の混在したものを、誤って復元していたものであった。 ●ジーンダイバーでは剣竜として登場している。唯が遺伝子を採取した。
トリアドバトラクス Triadobatrachus [両生類] 分類:平滑両生亜綱 原無尾目 時代:三畳紀初期 場所:マダガスカル 全長:10cm ◆カエルの祖形型生物。形態学的にサンショウウオとカエルの中間にある。既に尾は退化しているが、まだ後脚はジャンプできるほどに発達していない。 ●フロントコンソールで検索していた古生物データの中に登場。上段左の古生物。
トリケラトプス Triceratops [恐竜] 分類:鳥盤目 周飾頭亜目 角竜下目 ネオケラトプシア類 ケラトプス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:7〜12m 体重:5〜10t ◆頭部にある3本の角で有名な大型草食恐竜(角竜)。角竜の中では最後期かつ最大の種であり、当時の北米大陸で最も繁栄した恐竜の1つである。 襟飾りを含めて2.7mもある巨大な頭部は、陸上動物としては最大級のもので、額に長い角が2本、鼻に短い1本の角あり、額の角芯の長さは1mに達する。角は仲間同士の争いや、肉食恐竜などの外敵から身を守るのに使われたと推測され、(ジーンダイバーで虎哲も言っていたが)おそらく草食恐竜では最も戦闘能力の高かった動物であろう。 同時代の北米に生息していた角竜・トロサウルスは非常に近縁であり、トリケラトプスと同じではないかとする異説も存在する。その場合、名称はトリケラトプスが優先される。 ●トリケラトプスは既にギラグールによって首を狩られていたが、バックアップ用として再度首を採取した。
●ティラノサウルスの女王と死闘を演じる。対決した巨大なトリケラトプスのリーダーは、最近発見された全長12m級の個体がモチーフと思われる。
●パックを追っていたバンがこの恐竜と格闘。が、反撃を食らう。
●フロントコンソールで検索していた古生物データの中に登場。上段中央の古生物。
トリゴニアス Trigonias [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 奇蹄目 有角亜目 サイ科 時代:第三紀(古第三紀)・漸新世 場所:北米〜ヨーロッパ 体長:2.5m ◆古代のサイの一種。頭部に角は無い。 ●フロントコンソールで検索していた古生物データの中に登場。中段左の古生物。
トリズィノラプトル Trizinoraptor [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 カルノサウルス類 トリズィノラプトル科? 時代:白亜紀後期初頭 場所:アフリカ 全長:不明 【注】この動物は番組のオリジナル古生物で実在しません! ◆21世紀中頃に、アフリカ南部で発見された肉食恐竜。体は細身で、後足にある巨大爪等はドロマエオサウルス類との収斂進化を思わせる。また、前足の片方の親指が肥大化して、こちらも巨大な爪が付いていた。獲物を狩るための強力な武器になったと思われる。 ●フロントコンソールで検索していた古生物データの中に登場。下段中央の古生物。
トリスティチウス Tristychius [魚類] 分類:軟骨魚綱 板鰓亜綱 サメ類 時代:石炭紀 場所:イギリス 全長:60cm ◆古代のサメの一種。 ●フロントコンソールで検索していた古生物データの中に登場。中段右の古生物。
トリティロドン Tritylodon [単弓類] 分類:獣弓目 獣歯亜目 キノドン下目 トリティロドン科 時代:ジュラ紀後期〜白亜紀前期 場所:中国 全長:40〜50cm ◆比較的進化した哺乳類型爬虫類(単弓類)・キノドンの一種(キノドンを参照)。 この属を含むトリティロドン類は哺乳類型爬虫類の中でも最も遅くまで生き延びたグループであり、哺乳類が誕生し、恐竜が地上を支配したジュラ紀以降まで生き残った。ちなみに、日本の石川県から見つかった白亜紀中頃の化石が、確認されている中で最後のトリティロドン類である。この動物は歯に特徴があり、臼歯に3つのうねり(トリティロ=3つの隆起)と、犬歯が無くネズミのように切歯が発達している。 ●フロントコンソールで検索していた古生物データの中に登場。下段左の古生物。
トリペドラグス Tripedoragus [哺乳類] 分類:有袋上目 アルギロラグス科 時代:第三紀(新第三紀)・鮮新世 場所:南米 全長:(長い尾を入れて)1.5m 【注】この動物は番組のオリジナル古生物で実在しません! ◆西暦2187年に、アルゼンチンでミイラ状態にて発掘されたネズミカンガルー型の有袋類。尾骨の一部が太く頑丈になり、後足と併用して三脚のように起立することができた。また、有袋類には殆ど無い脳の大脳新皮質が発達していて、類人猿並の知性を持っていたようである。南北アメリカが陸続きになった際に北部から進入した哺乳類によって駆逐され、絶滅した。 ●トリペドラグスを研究した安土桃子博士は、この動物の脳に知性化を促進するレトロウイルスが関与していることを突き止めた。しかし、そのウイルスが桃子博士の胎児が使用するバーチャルブレインに感染してしまう。
トリロフォサウルス Trilophosaurus [爬虫類] 分類:主竜形下綱 トリロフォサウルス下目 時代:三畳紀後期 場所:北米 全長:2〜3m ◆リンコサウルス類(スカフォニクスを参照)に近縁の草食性爬虫類。頭部はカメのような口ばし状になっていた。 ●フロントコンソールで検索していた古生物データの中に登場。中段中央の古生物。
トロエドン Troödon (トロオドン Troodon ・ステノニコサウルス Stenonychosaurus) [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類 トロエドン科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:2m 体重:25kg ◆小型の肉食恐竜(獣脚類)。恐竜としては大きな脳を持ち、両眼視できる大きな眼、物を器用につかめる前足を有していた。後足の第二指の爪はやや大きい。 その脳の大きさから、白亜紀末期に恐竜が滅びなかった世界を想像する際、知性化を遂げた恐竜「恐竜人類」のモデルとして扱われる事が多い。もちろん恐竜惑星も例外ではない。 最近の研究から、この恐竜の仲間は分類上鳥類とかなり近縁で、表面に羽毛を持っていたと思われている。ただし作中では羽毛の復元は描かれていない。 ●恐竜人類ギラグールの先祖。ギラグールは自分達の先祖であるこの恐竜を守るために、危険に感応する発信機を全てのトロエドンに付けている。 トロエドンの眼が非常に大きかったことから、夕暮れ時から活動を開始する原始哺乳類を捕らえていたとの説もあり、それがギラグールが夜行性の「夕闇の民」であるという設定に繋がった。また後足の第二指の爪は武器になったと推測され、ギラグールの足に付いている電撃球スタンナーの設定はここから来ている。
トロペオグナトゥス Tropeognathus [爬虫類] 分類:翼竜目 プテロダクティルス亜目 クリオリンクス科 時代:白亜紀前期 場所:南米 翼長:3〜5m ◆翼竜の一種。アンハングェラと同様に、上下口バシの先に半円形の低いトサカがあった。 ●他の翼竜と混じって海岸の崖に営巣地を作っていた。
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