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続折々の記 2020⑥
【心に浮かぶよしなしごと】
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【 07 】09/15
総裁選翌日
     熱意なき圧勝、見えぬ国家像
     (社説)菅新総裁選出 総括なき圧勝の危うさ

(社説)大坂なおみ選手 ボールは私たちの側に
     一人の人間としての自由権

(座標軸)   
     法の秩序、損なわぬ政治を
     演繹法と帰納法は間違いなく理解していること
     演繹法と帰納法、どっちがどっちだっけ?


 09 15 (火) 総裁選翌日      熱意なき圧勝、見えぬ国家像

新聞1面には 「党要職、派閥で分け合う」 の記事だった。

詳細は別にして、見ていた限りでは確かに 「見えぬ国家像」 それしかないし、対米にも対中にも一言も触れず日米安保についても無関心というしかなかった。

こんなことで国民の声を聞くとは片腹痛い。 興覚めの総裁戦だった。

09 11 の記事、アメリカの激変で世界も激変するは素人が知らないでいても当然としても、政治家トップの総裁選ならば、日本の将来について何も語らないとは驚きのほかあるまい。


新聞の1面記事の一部


<視点>熱気なき圧勝、見えぬ国家像


 コロナ禍が続く状況での首相(総裁)交代に、党員たちは「継続性」を選んだということだろう。14日に開票された自民党総裁選で、経済・外交などの主要政策で「安倍路線の継承」を繰り返した菅義偉官房長官が新総裁に選ばれた。

 国会議員票、地方票とも他候補を大きく上回る圧勝だが、過去に取材した総裁選の熱気は最後まで感じられなかった。

 序盤から結果は見えていた。二階俊博幹事長が早々に菅氏支援を打ち出すと、後に続いたほかの派閥は陣営内の主導権争いに力を入れた。

 さらには地方票の割合が少ない「簡易型」と決まったことで、波乱の芽も摘まれた。

 1週間の選挙期間は2001年以降で無投票を除けば最短。候補者が並んで政見を訴える街頭演説や地方遊説も中止された。新型コロナウイルスの感染拡大防止が理由とはいえ、国民を巻き込んでリーダーを選ぼうとする政党の責務に背を向けたようにも映った。

 討論会で気になったのは、想定問答集に目を落とす菅氏の姿だ。安倍政権の負の遺産を乗り越え、その先に描く国家像を聞きたかったが、党内の関心はポスト配分をめぐる主導権争いへと移り、見応えのある議論にはならなかった。

 就任会見で「せっかく就任したわけだから仕事をしたい」と力を込めた菅氏だが、熱量に乏しい総裁選の勝利は、新政権の推進力にどのような影響を与えるのか。ほどなくその真価が問われることになる。(与党担当キャップ・石松恒)


(社説)菅新総裁選出 総括なき圧勝の危うさ
(社説)大坂なおみ選手 ボールは私たちの側に



(社説)菅新総裁選出 総括なき圧勝の危うさ


 安倍首相の突然の辞意表明を受け、公式に名乗りをあげてからわずか10日余り。7年8カ月に及ぶ長期政権の総括も、この国の将来像をめぐる政策論争も不十分なまま、菅義偉官房長官が次の首相となる自民党の新総裁に決まった。

 国会議員票の7割超、都道府県連票の6割超を獲得する圧勝だった。党員・党友による投票は行われなかったが、秋田を除く地方組織は、予備選などによって投票先を決めた。より一般の有権者に近いといわれる党員らの間でも、菅氏支持が広がっていたことは間違いない。

 コロナ禍が続くなかでの、急な首相交代である。変化より安心を求める心理が、「継承」を前面に掲げた菅氏を後押しした面があるのかもしれない。

 しかし、自らへの支持を過信して、安倍政権の行き詰まりを直視できなければ、継承の先の前進は難しかろう。圧勝の内実の危うさを自覚すべきだ。

 政治や行政への信頼を深く傷つけた森友学園、加計学園、桜を見る会の問題について、菅氏は決着済みとの姿勢に終始している。菅氏はきのう「国民から信頼される政府をつくっていきたい」と語ったが、負の遺産にフタをしたまま、それができると考えているのだろうか。

 コロナ禍で雇用情勢は暗転し、外国人観光客に頼った地域振興も難しくなった。ロシアとの平和条約交渉や拉致問題などの外交課題も前に進んでいない。コロナ対策にしても、多くの国民の目に後手後手、迷走と映ったこれまでのあり方を謙虚に見つめ直し、教訓をくみとることなしに有効な手立てを講じることはできまい。

 菅氏の勝利は、党内5派閥の支持により、総裁選の告示前に事実上決していた。自らは無派閥であることを強調するが、勝ち馬に乗って主流派であり続けることを最優先した、国民そっちのけの派閥の合従連衡の結果であることを、決して忘れてはならない。

 あすの臨時国会で首相指名選挙が行われ、菅内閣が発足する。菅氏は派閥の要望は受け付けず、改革意欲のある人を起用すると繰り返してきたが、自らを総裁に押し上げてくれた派閥の圧力を受け流せるのか。「国民のために働く内閣をつくる」という決意が試される。

 菅氏はまた、自民党の旗の下での「一致団結」を訴えた。であれば、今回、総裁選を戦った岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の要職での起用を考えてもいいのではないか。それは、自らに批判的な勢力を遠ざけ、党内から闊達(かったつ)な議論の空気を奪った「安倍政治」の見直しにつながるだろう。


(社説)大坂なおみ選手 ボールは私たちの側に


 社会が抱える問題にひるまず立ち向かう姿勢と、重圧に屈しないアスリートとしての成長。その双方を示した偉業だ。

 女子テニスの大坂なおみ選手が、全米オープンで2度目の優勝を果たした。

 米国で構造的な人種差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ)」運動が続くなか、大坂選手は犠牲者たちに静かに寄り添いながらゲームに臨んだ。

 決勝まで7試合。警官による暴力で亡くなった7人の氏名を書いた7枚のマスクを用意し、勝ち上がるごとに披露していった。「私は人々に気づきを広げるために、メッセージを運ぶ器みたいなもの」と語った。

 同様の動きは他の米スポーツ界でも見られる。プロバスケットボールや大リーグでは試合のボイコットがあった。選手として何より大切な、試合に出て結果を出すことと引き換えにしてでも、訴えねばならない事態がいま起きている。そんな切迫感の発露と見るべきだろう。

 大坂選手も8月、今回の前哨戦となる大会で、直前に起きた黒人男性銃撃事件に抗議して、棄権を一時表明した。「私はアスリートである前に一人の黒人の女性。テニスを見てもらうよりも大切な問題がある」と理由を説明していた。

 背景にある米国社会の分断は深刻だ。抗議活動が先鋭化し、警察や白人至上主義者との衝突に発展した例もある。だが街頭に出ている圧倒的多数は平和的な手段を用い、周囲にもそうするよう呼びかけてきた。

 人々を動かしているのは、黒人であるというだけの理由で警官が暴力をふるう事件が相次ぐ現実を、黙って見ているわけにはいかないという思いだ。それがうねりとなり、人種や世代を超えて広がっている。「スポーツ選手はただプレーしていればいい」といった一部の反応は、この本質をみていない。

 問われているのは人権の問題だ。まさに一人の人間として、アスリートが不正義に声をあげる行為を、封じることはできないし、封じるべきではない。

 「あなたがどんなメッセージを受け取ったのか。それの方が大事です」。優勝後に7枚のマスクに込めたメッセージを問われた大坂選手は、インタビュアーにそう返した。別の機会に、均質的な日本社会で、人種差別問題を訴え理解を得ることの大変さにも言及している。

 私たちが住む日本にも様々な場面で差別は厳としてある。無自覚のうちに手を貸していないか。異議申し立てを抑圧する側に回ってはいないか。大坂選手が提起した問題を受け止め、足元を見つめ直す契機としたい。

【下平記】

この女性が前にもアメリカで優勝したのを見た。 今回は全部でなくニュースで見た。

今回の場合、アメリカの人種差別に抗議したのは知っていたが、優勝した時コートで大の字になって虚空を見据えていたのにはその大胆さに驚いた。 確かにルール違反ではないにしても、人種差別に抗議して挙句に優勝したのだからその示威の感情の発露だとは推察できた。 一人の人間としての自由権は、すべてに優先することを意識しなければならない。 そう観たときに、彼女に脱帽しなければならない思いがする。

2020年9月16日

(座標軸)法の秩序、損なわぬ政治を

    論説主幹・根本清樹

 菅義偉氏は安倍政権の継承を掲げるが、経済や外交で実をあげた側面はともかく、それが損なってきたものまでも引き継ぐのなら、政治は劣化の度を増す。菅氏の賢慮を待つ。

 損なわれた最たるものは、法の秩序である。

 歴代内閣が「できません」と言い続けてきた法解釈を、「できることにしました」と突然ひっくり返す。

 集団的自衛権の行使容認も、検察官の定年延長も、憲法や法律の改正が必要なはずのところ、閣議で勝手に決めてしまう。

 国民や、その代表である立法府は蚊帳の外である。主権在民、権力分立の原理が足蹴にされたに等しい。

 政治が法をぞんざいに取り扱い、ねじ伏せる。異形の政権だったというほかない。

 ■民主主義が腐食した

 その下で、議会政治が荒廃し、官僚機構が深く傷んだのは必然だったろう。

 国会論戦からは逃げを決め込む。審議に出ても質問にまともに答えない。情報公開に背を向け、公文書の改ざんに手を染める。

 民主主義の土台が腐食した7年8カ月だった。

 こうした状況が生じた背景を見据える必要がある。

 衆院への小選挙区制導入は、日本政治の振れ幅を大きくした。衆参両院の「ねじれ」があれば、「決められない政治」の短命政権が続き、なければ長期政権の中枢に権力が集中する。

 選挙で勝利を重ねた安倍政権は、行き過ぎを戒める古き良き保守の知恵を忘れ、強権を振るうことへのためらいを失った。

 枷(かせ)を外し、矩(のり)をこえる。それが、今の仕組みの下でできてしまうことを、この政権は実証した。

 首相による解散権の恣意(しい)的な行使の問題を始め、統治機構のありようを広く見直すことが必要である。それは一内閣の仕事というより、与野党、そして有権者も巻き込んだ中長期の作業になるだろう。

 むろん、菅氏が前車の轍(てつ)を踏まず、憲法以下の法秩序への謙虚さを取り戻すことが、当面は望ましい。

 ■緊張感取り戻せるか

 期せずして、野党の合流新党が発足した。

 党名には「立憲」の文字が残った。安倍政治の遺産の一つは、憲法改正への粗雑な取り組み方によって、世に立憲主義という言葉をよみがえらせたことにある。その非立憲的な体質を菅氏が受け継ぐなら、引き続き対抗の軸になりうる。

 自己責任か、支え合いか。新党の綱領には、自公政権との違いを示す方向性が他にもいくつか埋め込まれている。

 おごりや緩みを排し、政治に緊張感を取り戻せるかどうかの分岐点である。


演繹法と帰納法は間違いなく理解していること


演繹法(三段論法)と帰納法は知っているが、もう少しはっきり理解しておきたい。 そこで検索してみると次のように概略の解説がある。

演繹法と帰納法は考え方の流れが正反対です。 どちらも論理的に推論するための有効な方法ですが、演繹法は具体的な一つの結論を得るために推論します。 一方、帰納法は具体的な1つの結論から一般的に考えられる法則を得るために推論するのです。

演繹法と帰納法の検索結果の主なもの

※ 帰納法、演繹法【今更聞けない問題解決のための推論 ...

2016/11/01 - それが帰納法(きのうほう)と演繹法(えんえきほう)です。 さて、今更ですが、帰納法と演繹法の違いを説明できますか?この2つには明確な違いがあり、使用に適したシーンも異なるのです。さっそく見ていきましょう。

※ 知らないようで実は使っている演繹法と帰納法! ~ロジカル ...

2016/05/17 - まずは、ロジカルシンキングの基本となる演繹的思考と帰納的思考について取り上げます。 WBS Excelテンプレート(無料). Contents [hide]. 1.具体例から知る演繹法・帰納法 ...

※ 演繹法と帰納法について、ゆるーく考えてみる|Career TANQ ...

2020/07/18 - 「演繹法」と「帰納法」。聞いたことがある人も多いかと思います。 でも、いざこれらを説明して! ってキラキラした目で言われたとき、自信を持って答えられる人はあまり多くはないのかな…?とも思ったりします。

※ 演繹法と帰納法、どっちがどっちだっけ? ロジカルな人の頭 ...

2018/01/30 - みなさんも、おそらく学校の授業で習ったはずの演繹法と帰納法ですが、意外とこの2つの違いを覚えている方は少ないのではないでしょうか? ここでは、『問題解決のためのロジカルシンキング』の著者、生方正也さんが、 ...


演繹法と帰納法、どっちがどっちだっけ?


 プライベートでもビジネスでも、筋道立てて結論を導き出して、それを相手に伝えようとするとき、私たちはごく自然に論理的な展開を行っています。そして、あらゆる論理的展開は「演繹法」と「帰納法」によって成り立っています。

 みなさんも、おそらく学校の授業で習ったはずの演繹法と帰納法ですが、意外とこの2つの違いを覚えている方は少ないのではないでしょうか? ここでは、『問題解決のためのロジカルシンキング』の著者、生方正也さんが、いまさら聞けない演繹法と帰納法の違い、そしてビジネスでの役立て方を解説します。

演繹法は「一般論」から結論を導き出す

 演繹的な論理展開とは、一般論や前提(ルール)に該当する事実(観察事項)から結論を導く論理展開のことで、いわゆる「三段論法」と呼ばれるものです。

 たとえば、「人は必ず死ぬ」というルールがあります。そして、「ソクラテスは人間である」という観察事項があります。この観察事項にルールを当てはめると、別添の図1に示したように「ソクラテスは必ず死ぬ」という結論が必然的に導き出されます。これが演繹的な論理展開です。

      図1 ルールと観察事項から結論を導く

ルール
  人間は必ず死ぬ
観察事項
  ソクラテスは人間だ
主 張
  ソクラテスは必ず死ぬ

結論に違和感がある場合は「ルール」に注目!

 この演繹的な論理展開では、多くの場合ルールが省略されることになります。何度も三段論法の要領で説明していたら、聞いている側はうんざりしてしまうでしょうし、ルールを省いても、たいていの場合は不自然に感じることはありません。

 ただし、これに慣れてしまうと、主張する側が「自分の主張はどんなルールがベースになっているのか」をあまり考えることがなくなってしまいます。そうすると、少しおかしな主張をしたときに修正がきかなくなったり、同じ事実をもとに議論していても話が食い違ったりします。「そもそものルールが違っている」からです。

 そこで、特に大事な主張をする場合、「自分はどんなルールでこの主張をしているのか」を振り返ってみることが必要になります。そして、意見が食い違ったときは、一度お互いどのようなルールなのかを確認しておくと、話が平行線を辿るのを避けることができます。

帰納法は「事実」から結論を導き出す

 たとえば、Aさんは死んだ、Bさんは死んだ、Cさんは死んだ、……歴史上で死ななかった人はいない。こうした事実があったとします。これらの事実から共通していえることは、「人間は必ず死ぬだろう」というもので、これを結論として導き出します。

 別添の図2を見てください。夜間に「ビジネススクール」「ロースクール」「会計専門学校」に通うビジネスパーソンが増えているという3つの事実があったとすれば、「夜間、キャリアアップに役立ちそうなスキルを習得しようとするビジネスパーソンが増えている」という結論を導くことができます。

      図2 事実に共通しているポイントから結論を導く

事実1
 夜間、ビジネススクールに通うビジネスパーソンが増えている
事実2
 夜間、ロースクールに通うビジネスパーソンが増えている
事実3
 夜間、会計専門学校に通うビジネスパーソンが増えている
主張
 夜間、キャリアアップに役立ちそうなスキルを習得しようとするビジネスパーソンが増えている

 帰納的な論理展開とは、このように、事実を積み上げて結論を導き出すやり方のことを指します。おそらく普段のビジネスシーンでも、こうした論理展開をするケースは多いでしょう。

取り上げた「事実」はそれで大丈夫?

 帰納的な論理展開をする場合、結論を導き出すために取り上げた事実の扱い方に気をつけなければなりません。そうしないと、強引に結論を導き出したような印象を与えてしまうことになります。気をつけたいポイントは次の2つです。

・ポイント1 事実の「量」

 これは「どの程度の量の事実を元にしているか」という点です。いくら事実から結論を出したといっても、ある商品のニーズを探ろうとする際に2~3人の声を聞いただけでは、説得力に欠けます。市場調査などを通じてニーズをつかもうとするのは、母数の絶対数を少しでも増やすためです。いくら論理展開として間違っていなくても、事実の量によっては、導き出せる結論にも限界があることに注意しなければなりません。

・ポイント2 事実の「偏り」

 これは「取り上げた事実に偏りがないか」という点です。よく「街角インタビュー」と称して、街で聞き取り調査をしたりすることがありますが、街の選び方にも気をつけなければなりません。学生が多い繁華街で聞き取った場合と、会社員の集まる飲食街で聞き取った場合では、ヒアリング対象者がまったく異なるので、結果はおのずと違ってくるはずです。帰納法を使うときは、自分が活用した事実や情報、データに偏りがないか、冷静に振り返っておかなければならないのです。

 また、こういった注意事項がある一方で、帰納法による論理展開では、演繹法にはない「新たな気づきや発想」が生み出される場合もあります。

まとめ

 あらためてまとめると、演繹法と帰納法は、

・演繹法=「一般論」から結論を導き出す

→相手の話がおかしいと思ったときに、三段論法で言い直してみる。自分の言いたいことが見えてきたら、「主張」「ルール」「観察事項」に分けてみる。

・帰納法=「事実」から結論を導き出す

→いろいろなデータが集まったら、まずは「共通点は何か」を考えてみる。集めたデータから「新たな発想や気づき」を生み出してみる。

という形で仕事の中で使っていくといいでしょう。

 また、普段から、「いま自分が演繹法・帰納法のどちらを使っているのか」を意識してみましょう。そして、それぞれの特徴や注意点に気をつければ、あなたの論理はさらに質の高いものになるでしょう。

(『問題解決のためのロジカルシンキング』をもとに編集)

■ 生方 正也(うぶかた・まさや)

HRデザインスタジオ代表。東京大学文学部卒業。日産自動車、ウイリアム・エム・マーサー(現マーサージャパン)、グロービスを経て独立。人材開発・組織変革に関するコンサルティングや、ロジカルシンキング・仮説思考などの指導・著作活動を行っている。