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続折々の記 2020⑨
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【 03 】11/14
日米安保の現在地 日米の概略を知っていること
生きていくことは神様の意志 この言葉が意味すること
11 14 (土) イージス艦 1.5倍で売りつけるアメリカ ちょっと 酷 すぎる
朝新聞を受け取って目に飛び込んだのは次の記事だった。
イージス艦導入案、費用1.5倍
ちょっと酷すぎる。
一国民としては誰でもそう感ずるはずだ。 何時を基準とした 1.5 倍なのか記事を読んでみないとわからない。 早速記事をコピーしてみると次のようである。
2020年11月14日 5時00分
イージス艦導入案、費用1.5倍
「アショア」代替、30年で7000億円 防衛省資料
秋田、山口両県に配備予定だった陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」2基の代わりに、イージス艦2隻を導入した場合、30年間の総費用が約1・5倍の約7千億円に膨らむとの資料を、防衛省が昨年末以降にまとめていたことがわかった。代替案検討に携わる複数の省職員は「7千億円に加え、陸用の部品を海で転用する費用など数千億円が必要なのは必至の情勢」と、最新の検討状況を明かした。
防衛省はイージス・アショアの構成品を転用して海で使う手段として、護衛艦、民間船、オイルリグ型(油井を掘るやぐら)の三つを例示。うち、護衛艦に載せて新たな「イージス艦」とする案が有力視されている。その場合、もとから船として計画された現有のイージス艦8隻(8隻目の就役は来年3月)に、陸用のシステムを海で転用する異例のタイプの2隻が加わることになる。
ただ、担当する複数の省職員によると、アショア導入断念後、どの程度の追加コストがかかるのか、資料や目安を外部に発信しない姿勢が省内で強まっているといい、「コストの目安をきちんと明かした上で、十分な調査・検討をするべきではないか」と懸念の声があがっているという。
資料は、防衛省が陸上イージスを推進していた昨年末以降にまとめたもの。陸上イージスのコストが抑えられることを伝えるため、配備予定地の関係者などを対象とした一部の対外説明にも使用されたとみられる。購入費と30年間にかかる関連経費の総額は、陸上イージス2基が約4504億円(2020年度予算案時点)、イージス艦2隻は約7千億円と、約1・5倍になることが記されている。
陸上イージス導入は、安倍政権が17年末に閣議決定し、18年5月、秋田、山口両県の陸上自衛隊演習場が配備候補地に選ばれた。しかし、迎撃ミサイル発射の際に切り離された推進装置「ブースター」が住民に被害を及ぼさないようにする対策に、費用2千億円がかかることなどを理由に今年6月、導入を断念した。
ただ、資料によれば、イージス艦にした場合の方がより多額の負担となる計算で、さらに今回は「陸用の構成品を洋上に転用するほぼ前例がない取り組みのため、より高額になるのは必至で、維持費も巨額になる」(自衛隊幹部)という。(伊藤嘉孝)
記事は以上である。
日本国憲法に謳 っている三つの柱は何かといえば、 国民主権、 基本的人権の尊重、 平和主義 である。
その一つ平和主義を象徴しているのは、第二章の第九条である。
第二章 戦争の放棄これは誰でもわかる表現であり、ひとしく国民の願う基本である。 第二次世界大戦敗戦にあたって、戦争の言い尽くせぬ惨禍を体験し戦争の原因はユネスコ憲章前文に明記されている内容によるものと私は理解しています。
第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持
しない。国の交戦権は、これを認めない。
日本国憲法 第9条(にほんこく(にっぽんこく)けんぽう だい9じょう)は、日本国憲法の条文の一つ。憲法前文とともに三大原則の一つである平和主義を規定しており、この条文だけで憲法の第2章「戦争の放棄」を構成する。この条文は、憲法第9条第1項の内容である 「戦争の放棄」 、憲法第9条第2項前段の内容である 「戦力の不保持」 、憲法第9条第2項後段の内容である 「交戦権の否認」 の3つの規範的要素から構成されている。 日本国憲法を「平和憲法」と呼ぶのは、憲法の前文の記述およびこの第9条の存在に由来している。 (検索によるデータの一部分より)
ユネスコ憲章の前文は次のようになっています。
ユネスコ憲章(前文)
この憲章の当事国政府は、この国民に代わって次のとおり宣言する。
戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。
〔相互の風習と生活を知らないこと〕 は、人類の歴史を通じて世界の諸人民の間に 〔疑惑と不信を起こした共通の原因〕 であり、この 【疑惑と不信】 の為に、諸人民の不一致があまりにもしばしば戦争となった。
ここに終わりを告げた恐るべき大戦争は、人間の尊厳・平等・相互の尊重という民主主義の原理を否認し、これらの原理の代りに、 《無知と偏見》 を通じて人種の不平等という教養を広めることによって可能にされた戦争であった。
(文化の広い普及)と(正義・自由・平和のための人類の教育)とは、人間の尊厳に欠くことのできないものであり、 かつ、(すべての国民が相互の援助及び相互の関心の精神を持って)、(果たさなければならない神聖な義務)である。
“政府の政治的及び経済的取り決めのみに基づく平和は、世界の諸人民の、一致した、しかも永続する誠実な支持を確保できる平和ではない”。 よって、 “平和が失われないためには、人類の知的及び精神的連帯の上に築かれなければならない”。
これらの理由によって、この憲章の当事国は、すべての人に教育の十分で平和な機会が与えられ、客観的真理が拘束を受けずに研究され、かつ、思想と知識が自由に交換されるべきことを信じて、その国民の間における伝達の方法を用いることに一致し及び決意している。
その結果、当事国は、世界の諸人民の教育、科学及び文化上の関係を通じて、 《国際連合の設立の目的であり》 、かつ、その 《憲章が宣言している国際平和と人類の共通の福祉という目的を促進するため》 に、ここに、 国際連合教育科学文化機関(UNESCO=ユネスコ憲章) を創設する。 ( 行間をあけたり、記号を付けたり、色づけしたり、下線をしたのは下平です )
新聞の見出しだけで唖然としたのだが、このイージス艦導入案、費用 1.5 倍はアメリカの指示ではなく自衛隊自身の考え方でした。
30年間の予算経費になっているが、7000億円という金額はとんでもない額である。
令和3年 日本の各省予算額は
防衛省予算:予算総額=53,326億円:1,034,886億円≒5%:100%
文部科学省 53,135億円とほぼ同額である。
およそ、自衛隊にした思考は戦争を前提にした対応として発足したものである。 政治家の思惑は国民の思惑を代表するものではなく、世界情勢が戦争を前提としていたからそうしたまでのことたに違いない。
したがって、国民の生活を第一に考える政治は世界情勢に対応する政治との二重構造をなしている。 このことを、国民全体が認識し二重構造の在り方はどうあったらいいのかを明らかに論議する必要があるのです。
それは、米国による占領下の政治の継続をそのまま残しているからという事情が第一であろう。 日米関係は複雑な事情を抱えているにしても、「日米安保条約」により日本は嫌なこともすべてアメリカの思惑通りの対応をしなくてはならないことになっています。
いつこの流れを変えれるのか、それが一番大事なことになる。
その議論に関して、私は今そのことを真剣に議論するチャンスだと思います。 なぜそう考えるのか? アメリカの指導者たちは「日米安保条約」でのアメリカの負担が大き過ぎるという認識になってきているからチャンスといえるのです。
「日米安保条約」はいじらずに、一切の軍事関係は日本自身が受け取る方式に移行すること、そうすることの可能性が高いから独立国としての形をまず確立するのです。 アメリカの指図よりも対等の議論とするれ売いはずです。
その後、憲法に即する軍備武力関係は平和のための邪道であるという立場に移行いていくことです。
この方法は迂遠であるようには見えるが、着実に国権を確立する方法です。
この路線は、私が考えるのではなく専門家が熟慮を重ねて流れをスムーズにしていけるようにすればいい。 国の方向は国の頭脳と認める人たちが、間違いなく移行する流れを作り上げりことがよい。 大変な動きを想定しなければならないだろうが、この筋書きはどうだろうか?
自衛隊の幕僚幹部の人たちが、日本のためにこうした筋書きを自ら策定する方法も一つの方法だろうと私は思う。
【時事まとめ】
今さら聞けない「日米安保条約」…これだけ押さえよう
https://asahi.gakujo.ne.jp/common_sense/current_events/detail/id=3030
いろいろと考えていて、参考になる理解としてこのデータを見つけたので取り上げておく。
安保条約と9条
日米安全保障条約は1960年に改定されました。6月23日はその改定安保条約が発効してちょうど60年目でした。安保条約は、戦争放棄と戦力の不保持を定めた憲法9条とともに、戦後の日本の外交・安全保障の方向性を定め、国を今の形に導いてきたともいわれています。世界の情勢は常に変化するため、安保条約の条文は変わらなくても日米協力の中身は大きく変わってきました。日米安保がいま直面しているのは、急速な軍事力拡大と強引な海洋進出を続ける中国と、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応です。日米両国の関係も時代とともに変化してきました。とくに「アメリカ・ファースト(米国第一)」を掲げるトランプ大統領は「日米安保条約は不公平」が持論で、日本政府は対応を迫られています。「なんとなくは知っているけれど詳しくは……」という人も多い日米安保条約について、今さら聞けない「基本のき」を押さえます。(編集長・木之本敬介)
(写真は、日米安保条約署名60周年記念レセプションで鏡開きをする〈左から〉河野太郎防衛相、茂木敏充外相、麻生太郎副総理、安倍晋三首相、故アイゼンハワー元米大統領の孫メアリー氏、ひ孫メリル氏、ヤング駐日臨時代理大使、シュナイダー在日米軍司令官=2020年1月19日、東京都港区の飯倉公館、代表撮影)
安保条約の歴史
最初の日米安保条約は1951年、日本が独立を回復したサンフランシスコ講和条約調印と同じ日に結ばれました。旧条約では、日本が米軍に基地を提供する一方、米国が日本を防衛する義務は明記されない「片務的」な内容でした。1960年、岸信介首相(今の安倍晋三首相の祖父)のときの改定で、米国に日本防衛の義務が課されました。当時は米国と旧ソ連が対立する冷戦のまっただ中。仮想敵国だったソ連の太平洋進出を防ぐため、米国にとっては地理的にも日本の守りを固めることが極めて重要でした。
1991年のソ連崩壊で冷戦が終わると、何のための日米安保条約かが問われるようになりました。日米両政府は1996年、条約の役割を「アジア太平洋地域において安定的で繁栄した情勢を維持するための基礎」と位置づけました。念頭にあったのは北朝鮮と中国です。日米安保条約では「極東における国際の平和及び安全の維持」のための米軍駐留も認めていて、2003年のイラク戦争では在沖縄米軍が派遣されました。日米安保は、米軍の世界戦略の重要な一翼を担っているわけです。
(写真は、日米安保新条約の調印を終え帰国した岸信介首相=1960年1月24日、羽田空港)
「軽武装・経済優先」
戦後の日本は、吉田茂首相が敷いた「軽武装・経済優先」の路線を歩んできました。それを支えた2本柱が憲法9条と日米安保条約です。日本は9条で集団的自衛権は行使できないため「専守防衛」に徹し、いざというときは米軍に守ってもらうという役割分担です。防衛費を抑えて経済に力を注いだことが高度経済成長につながりました。
ところが、冷戦が終わると、米国から「カネは出しても血を流さない」と批判されるようになり、自衛隊の海外派遣も一定の条件下で行われるようになりました。安倍政権は2014年、集団的自衛権の行使を一部認めるよう憲法解釈を変更。2015年には、米国が武力攻撃を受け「日本の存立が脅かされる」と判断すれば、海外でも自衛隊が武力行使できるよう安保法制を整備しました。日本は戦後、憲法9条で「不戦の国」を誓い、戦闘で1人の犠牲者も出さず1人も他国の兵士を殺さずにきましたが、これからは米国の戦争に巻き込まれる心配も出てきたわけです。
(写真は、日米安保条約に調印する吉田茂首相ら=1951年9月8日、米サンフランシスコ市の米軍施設)
世論は反対→支持へ
世論はどうでしょう。1960年の安保改定の際は国内に反対論が強く、「安保闘争」と呼ばれる国民的な運動に発展しました。その後、年月を経て国内では平和と経済成長が続いたことなどから、安保条約は国民に受け入れられるようになりました。朝日新聞の今年の世論調査では「安保条約をこれからも維持していくこと」に賛成が68%、憲法9条を「変えないほうがよい」が65%を占めました。国民は2本柱の下での平和を支持していることがわかります。
日米安保条約改定の批准阻止を訴える安保改定阻止国民会議の第15次統一行動で、全学連の集団請願デモ隊も国会前に集結した。奥は、トラックを並べて路上に作った阻止線で止める警官隊。全学連メンバーはもみ合いの後、座り込みに入った。夕方からは激しい衝突となって双方に重傷者が出て、唐牛健太郎委員長らが逮捕された。全国各地でもデモや集会が繰り広げられた
(写真は、国会周辺を埋めた反安保デモ=1960年6月18日、朝日新聞社ヘリから)
不公平なの?
米国の歴代政権も日米安保条約を重視してきましたが、トランプ大統領は「不公平」だと公言しています。「米国が攻撃されても日本は助ける必要はない」と不満を語り、駐留米軍の経費負担の増額を迫っています。米国だけが一方的に義務を負う「片務的」な条約との主張で、トランプ氏が「日米安保条約破棄」に言及したとの報道までありました。しかし、米軍基地提供の義務がある日本側は「非対称」だが「双務的」な条約と解釈しています。米国防総省の2004年の報告書では、日本は米軍駐留経費の 74.5%を負担していて、韓国の40%、ドイツの32.6%をはるかに上回っていますが、現在の負担額を定めた協定は2021年3月で期限切れとなります。2019年度予算の米軍駐留経費負担額は約1970億円で、これからの交渉で増額を求められそうです。
在日米軍基地の70%が集中する沖縄のあまりに大きな負担、市街地にあって危険な米軍普天間飛行場の存在、県民の反対が強い名護市辺野古への基地移設、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田県、山口県への配備計画の停止……いずれも日米安保条約に関わる問題です。日々の日米関係、防衛関連のニュースにぜひ関心をもって接するようにしてください。
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神様の意志を信じた人か生死に直面した人でないかぎり、それは理解しがたい。 直面という言葉を使ったが、戦争で生死に直面し生き残った人に限らず、戦争でわが子の死に出あった親も同じです。
私は朝玄関を開けるようになってから、下駄箱の上にある植木鉢の生きものに…「みんな元気ですか」…とつぶやき、…「これから玄関を開けます」…
「お地蔵様、お早うございます」…
「私もいのちを大事にします」…
「いのちは細胞が連絡しあいながら支え 、その願いを私に託しています」…
「いのちの願いはいのちを子孫に伝えることです」…
「私は強く正しく朗らかに悦を宗とし、生きていきます」…
とつぶやくのです。 以上のつぶやきは、自分への戒めであり毎朝続けています。 このつぶやきは極めてだいじで重い責任をしょっていることになるのです。 生きている身ですから、振り子のように思考錯誤はあるのです。
このような言葉に落ちつくまでは、思考の迷いが続きました。 ことに「ここはお国を何百里」と謳 われた「戦友」は涙がこぼれて仕方なかった。 「若い血潮の予科練の」この歌は80代になるころまで歌う気持ちにはなれなかった。 これは人に媚びるつもりも何もなかった。 自分の心の動きは波間に浮かぶ泡沫 といってもまちがいない。 心情はおかしいものと思います。
これらは自分の過去を振返り 「死は鴻毛よりも軽し」 という考えの意味を調べようとしました。 そしたら、次のような記事があり全文参考にしたかったからそっくり載せました。
今朝の新聞には
「死は鴻毛よりも軽し」について (2739) ⇒2014年5月7日の記事
行田朝仁(ぎょうたともひと) 1967年(昭和42)3月7日生
https://www.komei.or.jp/km/gyota/profile/
昨日は午前中自宅で書類づくりの後、午後から2件の市民相談、打ち合わせへ。
「死は鴻毛(こうもう)よりも軽し」とは司馬遷の書に由来する言葉で、鴻毛はおおとりの羽毛のことで、大変軽いもののたとえ。その意味について日本語表現辞書によりますと「死というものは、時には重大な価値を持ち、また時には非常に軽い価値しか持たないものだ。「義」の如何によって、無駄死にしないように命を重んじるべき時もあれば、命を惜しむことなく潔く果てるべき時もある、といった意味の表現」とのこと。
いじめは許すことのできない蛮行。昨日の市民相談でも、父の転勤とともに転校したことでいじめにあい、人生を大きく狂わせたとの話がありました。いじめる側の罪は極めて重いものがあります。本人の認識がいかばかりかわかりませんが、いたずらで済むこととすまないことがあります。しっかり話を聞いて指導する。状況に応じて、厳しく対処する必要があります。
大人社会のいじめが指摘されますが、本来、大人は子どもにそうしたことがないように子どもを教育する立場のはず。いかに身なりが立派でも、中身が壊れた身勝手な大人がつくる未来には暗いものがあります。
下記は先月24日の信濃毎日のコラム。
「1通の手紙が裁判の行方を変えた。海上自衛隊護衛艦「たちかぜ」の21歳の乗組員が自殺して遺族が国に損害賠償を求めた訴訟。先輩による暴行や恐喝の記録文書を海自が隠蔽(いんぺい)している―との内部告発だった
遺族の弁護士に届いた手紙の差出人は3等海佐。「自殺の原因は借金」とする国側の指定代理人を務めていた。一審は「上司の予測は不可能」と判断。3佐は良心がとがめたのか、告発に続き控訴審で「自衛隊は国民にうそをついてはいけない」と訴えた
提訴から8年。きのうの東京高裁の判決は上司が適切に対応すれば自殺は防げた―と認定し一審判決を覆した。内部告発が明らかにした真実の重みが裁判官にも響いたのだろう。だが海自は内部文書を持ち出した3佐に対し、規律違反の疑いで懲戒処分の手続きを進めているという
欧州には軍事オンブズマン制度がある。スウェーデンが1世紀前に始めた。議会が任命し、独立権限を持って軍を監督。兵士の苦情を受け、待遇改善を進める。兵士を大切にし軍を無謀な作戦に走らせない狙いもある(三浦耕喜著「兵士を守る」)という
〈死は鴻毛(こうもう)よりも軽し〉。旧軍の軍人勅諭の精神はよもや自衛隊にはないと思いたい。だが自衛官の自殺が後を絶たないのはなぜか。いじめを防ぎストレスやトラウマをどう癒やすか。体質改善につなげたい。報復処分などもっての外だ。」
判決の翌日にも取り上げました海自のいじめ裁判。ここが改善できなくて、教育の現場が改善できるのか。反対に、子どもたちに期待するしかないとの言葉もあります。
いずれにしましても、「いじめはいじめた側が100%悪い」。ひつの見方ですが、私も含めて、大人が自分のためだけでなく、周りのことを気遣う気持ちと行動があるかどうかが、子ども達の成長にとっても大事ではないかと思います。
「アジアに巨大経済圏 RCEP、15カ国署名 日本製品の関税91.5%撤廃」
と大きい見出しがありました。 お勝手口へ新聞を置く習慣だったのでまだ読んではなかった。 トランプ大統領の 「アメリカファースト」 の勝手ともいえる振舞から見ると、 「あゝ、これでいい」 このみんなでアジア諸国の関税撤廃という貿易関係において、みんなでいろいろの国際関係の合意を求める姿勢はよかったなぁと思えました。
途中ですが飛び入りを入れます、悪しからず
11 21 (土) サイバー攻撃という知的犯罪の増加
いくら知的に優れようとも、この品性は唾棄すべきもの
文化はいくら進んだとしても、他人の迷惑に対しての責任を持たない人は下劣の人であります。 神の恵みを受け親の愛を受けて育ったのに、恥ずかしい限りなのです。 閻魔様に舌を抜かれます。
中国の古典にも出ていた
過 ちて改 めざる、是 を過 ちという 「論語」衛霊公第十五29
人の生涯には振り子のように善悪が織りなされることがあります。 過ちて改めざる場合は、その人の汚点としてズゥ~ッと心に残るといえましょう。 真実を真実と認めない人は、ウソつきと言われても仕方はありません。
過 ちては改 むるに憚 ること勿 かれ 「論語」学而第一8
孔子は「人の善悪振り子理論」をチャンと認めて、自分の生涯に良心を貫こうという訓えを残していました。
孔子の訓えを守っていくことが、神の導きであり親の導きであると私は思います。
たとえ複数思考の方向が振り子のように触れ悪に向かおうとしているならば、己自身の単数思考を最大限主張していくことが強い心を持つことになるのです。
最近の報道には、サイバー攻撃のような悲しいニュースが折々飛び込んできます。 良心を大事にしている普通の人は、とても悲しい思いをするのです。 こんなことは、あってはならないことです。
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