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続折々の記 2021①
【心に浮かぶよしなしごと】
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【 04 】01/13
        「折々の記」ABCDE の編集が終了
                つまずきが多くなった
        感染1億人 世界の78人に1人
                終息はどうなる
        【1】新型コロナを封じ込めた台湾の理由
        【2】日本がコロナ感染拡大で、台湾から「今すぐ学ぶべきこと」
        時事ニュース
                ミャンマーのクーデターと緊急事態、3月7日まで延長

 01 28 (木) 「折々の記」ABCDE の編集が終了     つまずきが多くなった

印刷の編集はあれこれ考えなければならないことが多く若いときは面白く仕事をこなしてきた。 そんなつもりがあるのだったが、年のせいかうっかりしていたことが多かった。 パソコンと印刷機新旧のインクやその他のつまずきが多かった。

全体を一度に準備できればよかったが、二つに分けたこともおかしくしました。 これもまた老衰のせいらしい。

入れ歯は簡単でいいと思っていたのに、入れ歯にしつこくくっつくものがあり、これが一番困る元でした。 昔の友達が退職後数年にして正月のお餅がのどに詰まって亡くなった。 そんなことはよく聞いていたのに、その年にならないとわからないことでした。

前の晩に入れ歯洗浄の薬にひたしてあるものを洗うのも生活様式の変化でした。 洗ったかと入れ歯を入れるとき、私の小さいころ父よりだいぶ年上の伯母がオチョボ口だったことを思い出すのです。 思えば父もそんな感じでした。 この年になってどっちの親に似たものか気づいて真似をすることもある。 入れ歯がなければこんなことには無頓着だと思ったりする。

普段は自分の年齢など気に留めるようなことはなかった。 ちょっとふらつくことがあるようになった。 在所の父も年を取ってから土手の斜面に滑り落ちたと聞いたが、それが元になって年老いてから痛がっていた。 養家先の父も90過ぎなってから、どうもふらつくともらしていた。

老衰がすすむと誰しも恥ずかしいことはあまり口にしない。 自分の老衰が気にかかるからだとわかる。 だがそうは言っても、壮々としている老人もいる。 100才過ぎてから亡くなった日野原重明など私の健康の模範になります。

   お地蔵さんお早うございます
   私も お釈迦さまのようにいのちを大事にします
   細胞は連絡しあいながら命を支え
   その願いを私に託しています

   私はその願いを受け
   いのちを伝えます
   強く正しく朗らかに
   生涯の道を進んでまいります

   見られてもいい 聞かれてもいい 真似されてもいい
   ありのままの 生滅 を(むね としたい



2021年1月28日朝日トップニュース
感染1億人 世界の78人に1人   終息はどうなる

人とウイルスのせめぎあい、動物の弱みをねらうウイルス。 その歴史は古くて新しい課題だという。 ウイルスの逆襲原因はどうとらえたらいいのか。 人本位の考え方によってウイルスが反抗しているといえないだろうか。

科学的な研究が進歩し、人の内臓の不調を修復する方法として東洋医学も西洋医学も進化してきた。 だが、そのいがみ合いが命を奪うという危険なものに進んできている、そう考える考え方もあるだろう。

今回の世界を震撼させているウイルスとともに、人に因る二酸化炭素発生が地球の気象異変を引き起こしているという理解の仕方が敵対感情ばかりでは解決できないということがはっきりしてきている。

今後の世界産業が大変化することとなる。

ウイルスは何とか仲直りする方法を見つけなくてはならない。 これも細菌研究によってかいけつしなければならない。

昔の若者が夢みた理想社会という歩み方は、これからの若者には通用しなくなりました。 生きていくということが、もっと深い見地から理解されなければならない流れになってきています。

みんなの役に立つという、崇高な理念は20世紀までのものとは質的に異なってくる。 質的に異なるということでは、将来の想定として考えなければならないこととして、資本主義の行き詰まりとしての金融システムの変更、二酸化炭素にかかわっての企業再編成の変更、さらに即変更必至の戦争の放棄禁止に向かう変更、世界的には国家間も地域社会の在り方でも変更課題に対する競争意識を変えていかなくてはならない。

社会生活にかかわることとは別に個人の生活意識においても、価値観の変更が要請されてくるだろう。 人の自由権利の中身が、金銭名でいう労働所得の不平等、個人の不動産所有という財産の不平等、学歴社会と言われた成績比較による職業選択の不平等、これらの課題も変更しなけれけばならない。

こうした私が取り上げた課題は、一軒の家庭をよ~く見直し、考え直し、親子の生活の愛情に満ちた「見られてもいい、聞かれてもいい、真似されてもいい」人を大事にした在り方を一人一人が作文してみるといいのです。 いろいろの作文で違うかもしれません。 でも基本になる心構えは素晴らしいものでしょう。

この家庭の在り方が、地域の在り方に通じ、国の在り方に通じ、世界の在り方に通じるのです。

私が若い時代に政府の方針を相手に大学生が日本の将来についての主張をくりひろげた。 旧東京帝大の安田講堂の攻防は当時何でと思う人が多かった。 戦争に負け平和憲法が公布されていたのに、独自の政策を立てることができなかったことに対する不平不満の空気があった、少なくともそうした底流の思いが流れていたと私は思う。。

その狭間にあって、日本が再びアメリカの国策のために軍事国への舵を切ったからであった。 その端緒となったのは忘れもしない「イールズ事件」だといってもよい。 アメリカによる日本支配は学問の自由を禁止した事件であった。

アメリカの世界支配の考え方が、自由主義を守る国家として共産主義を奉ずる国に対抗するためにとった政策変更であった。 アメリカは日本占領政策を自国のために大きく舵を切り替えたのであった。

日本国憲法の制定にしても、戦争放棄の方針を是としていたのにマッカーサーの更迭(こうてつ(人事処置の一つで、ある地位・役目にある人を他の人と代えること)が行われ、自衛隊の組織が導入されることとなったのです。

こうした占領政策変更の事実がそのまま日本のアメリカ追従の日米安全保障条約になって今も続いていることを十分理解しておかなくてはならないのです。

ともかくいろいろと世界の実情は変化していかなくてはならない情勢になっています。 これらのことはもっと多方面にわたり、それぞれの分野の課題かたくさん出てくるのです。

ウイルス騒動は、こうした世界情勢の中で終息するのかどうかすら確定はしていないのですから、その動きをよく見ていかなくてはならないと思うのです。

感染1億人 世界の78人に1人   終息はどうなるのか

写真・図版 写真・図版 写真・図版 【最初の写真】<順番待ち> ポルトガルの首都リスボンで22日、新型コロナウイルス感染患者を病院に引き渡すため、順番待ちをする救急車の列=AP。ポルトガルでは昨年のクリスマスの4日間、家族や友人と過ごすことができるように制限を緩和した後、感染拡大が手に負えなくなった。人口約1千万人で65万人超の感染者が出ている。

 新型コロナウイルスの世界全体の感染者が27日、累計で1億人を超えた。米ジョンズ・ホプキンス大の集計でわかった。人類の約78人に1人が感染したことになるパンデミック(世界的大流行)に収束の見通しは立たず、死者も215万人を超えている。ワクチン接種が各国で始まっているものの、世界規模で広く行き渡るまでにはまだ時間がかかりそうだ。▼2面=途上国置き去り

 昨年6月に公表された国連の世界人口白書によると、2020年の世界人口は推計77億9500万人。世界の累計感染者数は27日午後5時現在で1億28万人。昨年6月末に1千万人を超えた後、同11月に5千万人に達した。その後、約2カ月半で累計感染者は倍増した。

 世界全体で1日あたりの新たな感染者(過去7日平均)は、昨春は約10万人だったが、昨年8~9月には25万~30万人に。さらに昨年11月ごろから60万人前後に増え、現在もそれに近いペースで増え続けている。

 最も感染者数が多いのは米国で約2543万人。昨年11月ごろから毎日20万人前後の新規感染者が出ている。米国内の死者は42万人を超え、バイデン大統領は22日、「60万人を超えると予想される」と話した。

 米国に次ぐのは、インド(約1068万人)、ブラジル(約893万人)。

 昨年末からワクチンの接種が各地で始まったが、英オックスフォード大などが27日時点で公表しているデータによると、ワクチンを少なくとも1回接種した人は世界で約6400万人で、全人口の約0・8%にとどまる。欧米などでは高齢者や医療従事者を中心にワクチン接種のプログラムが動き出しているが、在庫が十分に確保できずに接種計画に遅れが生じている。途上国にはさらにワクチンが行き渡りにくくなると懸念されている。(合田禄)

▼2面=(時時刻刻)途上国置き去り
感染1億人 世界の78人に1人

写真・図版  新型コロナウイルスの世界の感染者が1億人を超えた。感染拡大に歯止めをかけようと各国のワクチン争奪戦が激しさを増すほど、世界規模での格差が生まれている。▼1面参照

 「豊かな国々がワクチン接種を進め、貧しい国々は成り行きを見ている。世界で持てる者と持たざる者の格差が日々広がっている」。世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は25日、危機感をあらわにした。

 WHOによると、少なくとも49の高所得国で3900万回以上のワクチンが接種されたが、最貧国の一つ、アフリカのギニアでの接種は25回だけ。英科学情報・分析会社エアフィニティーによると、欧米で実用化した米ファイザー・独ビオンテック製のワクチンは85%、米モデルナ製は全てを先進国に確保された。

 英オックスフォード大などが27日午後7時時点で公表しているデータによると、世界で投与されたワクチンは約7100万回。このうち米国が3割超、中国が約2割、英国が約1割、イスラエルを含めた上位4カ国で7割を占める。アラブ首長国連邦、インド、ドイツ、イタリアなどが続く。

 人口当たりの接種数で世界トップは、人口の約3割となる約270万人に接種したイスラエル。3月末までには、16歳以上の国民全員への接種完了を目指す。

 ネタニヤフ首相はファイザーのCEOと直接交渉を重ね、他国に先駆けて大型契約を結んだ。やや高値を支払ったとされるほか、全国民の医療情報をデジタル管理するシステムを生かし、感染や接種状況などの統計データを同社に提供することが契約成立の決め手になった。1度目の接種から2~3週間後には感染率に3~6割の低下がみられたとの報告がある。

 国の貧富にかかわらず、ワクチンの共同購入で、公平に分配する仕組みはある。WHOなどが主導する「COVAX(コバックス)ファシリティー」は年末までに20億回分を確保し、参加国の人口の最大2割に届ける構想を描く。しかし、先進国や中進国が競って製薬会社と直接契約を結ぶため、価格が上がり、COVAXに必要量がまわらない恐れが出ている。

 国際商業会議所(本部・パリ)が25日に公表した研究では、先進国での接種を優先して途上国で接種しない場合、世界経済は今年だけで最大9・2兆ドル(約950兆円)の損失を被る。先進国がワクチン接種で感染拡大を抑えても、貿易相手の途上国の感染が収まらなければ、結局は先進国の経済活動にも悪影響が及ぶ。

 テドロス氏は「ワクチンナショナリズムは短期的な政治目標に役立つかもしれないが、公平な分配はすべての国の中長期的な経済利益にかなう」と訴える。(ロンドン=下司佳代子、エルサレム=高野遼)

 ■印・中・ロ、無償・安価で存在感

 途上国へのワクチン供給が世界的な課題となるなか、自国の存在感を高めようと「ワクチン外交」を展開する動きもある。

 インド政府は今月、純国産ワクチンと、英アストラゼネカなどが開発したワクチンの2種類を承認した。いずれもインドで生産し、価格は200~295ルピー(約280~420円)。英BBCによると、モデルナ製は33ドル(約3400円)、ファイザー製は20ドル(約2千円)で、インド生産のワクチンは安い。冷凍保存のファイザー製、モデルナ製と違い、冷蔵で保存できる。途上国で冷凍管理は難しく、低価格も普及の重要な要素と考慮された。

 モディ首相は「インドは世界の薬局」と宣伝。バングラデシュやスリランカなど近隣国に無償提供し、ブラジルや南アフリカなどへの販売も予定する。

 中国とロシアが開発したワクチンも冷蔵で保存できる。中国外務省の華春瑩報道局長は20日の会見で「四十数カ国から輸入したいとの申し出があった」と誇った。中国紙の環球時報によると、中国ワクチンを購入した国だけで20カ国を超え、多くは東南アジアや南米、中東など途上国だ。

 中国政府は今月、ミャンマーやカンボジアなどにワクチン計200万回分以上の無償提供も表明。対立する米国などとの違いを際立たせる戦略のようだ。

 ロシアも旧ソ連諸国や南米、アフリカなどを中心に輸出や国外生産を広げる。外国での販売は10ドル(約1千円)以下とされる低価格が魅力だ。科学力や国際社会への貢献をアピールし、欧米との対立で孤立する国際的地位を回復する狙いとみられる。

 ただ、ロシアや中国のワクチン、インドの純国産ワクチンは、国際的に求められる大規模な臨床試験の詳細な結果が公開されていない。安全性や効果の検証が不十分との指摘もある。(ニューデリー=奈良部健、北京=高田正幸、モスクワ=石橋亮介)

 ■何割接種で集団免疫? 「60~70%で獲得」の見方も

 ウイルスに対する免疫は自然に感染することでも獲得できる。だが、WHOは「感染の蔓延(まんえん)は、不必要な症例や死者を出す」と警告。人口の一定数が免疫をもつことで感染拡大を抑える「集団免疫」は、ワクチンを広く接種することで達成するべきだとし、各国も高い接種率をめざしている。

 人口のどのぐらいの割合が免疫をもてば集団免疫を獲得できるのか。新型コロナは60~70%ほどとされ、もっと高い割合が必要との指摘もある。WHOは「ワクチン接種が必要な人口の割合は明らかになっていない」とする。

 ワクチンに詳しい川崎医科大の中野貴司教授は「ワクチンは感染症対策の基本。先進国で導入が進んで患者が減るのに、途上国では多く患者がいるという偏りはあるべきではない」と話す。

 一方、欧米で接種が始まっているワクチンは一定の有効性と安全性は確認されているとみるが、ほかの人への感染を予防する効果がどこまであるのか、まだはっきりしていないとし、「『何割の人が接種したらゴール』などと言える段階ではない」と語る。

 免疫がどれぐらい続くのか、再感染を防げるのか、わかっていないことも多いという。日本での接種はまだ始まっていないが、「議論が未成熟な状態で進めると、接種した人になにか問題が起きたときに不安を感じる人が増え、本来はワクチンで守れたはずの人を守れなくなるおそれもある」と指摘。「ワクチンへの期待が高いからこそ、接種後に起きた事例を集めて客観的に評価し、公開するしくみをつくる必要があるだろう」と話す。(野口憲太)

 ■人口100人あたりのワクチン接種数

 イスラエル    47.9回 (415万回)
 アラブ首長国連邦 27.1回 (268万回)
 英国       10.8回 (733万回)
 バーレーン     8.5回  (14万回)
 米国        7.1回(2354万回)
 セルビア      4.6回  (31万回)
 デンマーク     3.7回  (21万回)
 アイルランド    2.9回  (14万回)

 (人口100万人以上の国。カッコ内は総接種数。英オックスフォード大などが27日午後7時時点で公表しているデータから)



2021.01.08
【1】新型コロナを封じ込めた台湾の理由
     陳 時中(チェン・シーゾン)インタビュー
     https://hanako.tokyo/news/lifestyle/204300/

新型コロナを封じ込めた台湾。

台湾が新型コロナウイルスを防げた理由とは?指揮にあたった陳大臣に直撃インタビュー。

台湾の人口が約2400万人。 2020年12月現在で新型コロナウイルスの感染者数は780人、死者が7人。年末には台東で5万人を集めて、人気アーティストの年越しライブまで開かれた。 そんな台湾へと導いた大臣に予防法についてインタビュー。 今、感染者が急増している私たちの暮らしの参考になるかもしれない。

ウイルスを撃退できたのは、当たり前のことを行っただけ。

台北市内ではMRTなど一部公共の場所では着用を義務化しているが、街中ではマスクなしで過ごすことが普通だ。 早くから新型ウイルスを封じ込めた台湾では、世界から注目された。 日本では、マスクが行き渡るようにシステムを整えたデジタル担当大臣のオードリー・タンさんが有名だが、実は陳大臣こそが台湾の封じ込めを成功に導いた人だ。

台湾の新型コロナ政策で特に重要なことは?

編集部:「台湾の新型コロナ政策で特に重要としたことは?」

大臣:「2019年12月にウイルスの存在を知り、リーダーとして嘘をつかないこと、積極的に国民とコミュニケーションを取り、耳を傾けて安心してもらうことを大切にしました」  陳大臣は毎日、マスコミがもういいと言うまで質問に答える。半年間は執務室に寝泊まりし、100日以上休まずに対策にあたった。子供がピンクのマスクをしないと言う男児の母親の声を聞けば、自らピンクのマスクをして会見し、コロナの影響で果物の需要が落ちたと聞けば、会見にスイカを並べて消費を促した。 現在、変異ウイルスの感染者の入国が判明すると、即刻、台湾人以外の入国が禁じた。 以前は入国が可能な時には台湾に入国した人はホテルもしくは条件を満たした部屋で14日間、外へ出てはいけなかった。違反者は10万元から100万元(約37万円〜約370万円 外に出た時間による)の罰金だ。 ホテルの廊下にカップ麺のお湯を取りに行っただけでも罰金が課せられる。 結果、感染のケアをしつつ、2021年1月は旧正月に向かって忘年会が開かれるなど、いつもの日々だ。

PCR検査は国民全員にするべきですか?

流行当初の2020年2月は台湾でもマスク不足に陥った。 この状況にデジタル担当大臣のオードリー・タンさんが3日で開発した「Eマスク」システムは、約6,000以上の販売先のマスクの在庫状況を3分ごとに更新して情報を流し、日本のようにパニックになることはなかった。 迅速かつ合理的な政府の新型コロナ対策は、見事に結実。 今も海外からの感染流入はあるが、陳大臣の隔離政策で感染はコントロールされている。 流行当初の2020年2月は台湾でもマスク不足に陥った。 この状況にデジタル担当大臣のオードリー・タンさんが3日で開発した「Eマスク」システムは、約6,000以上の販売先のマスクの在庫状況を3分ごとに更新して情報を流し、日本のようにパニックになることはなかった。 迅速かつ合理的な政府の新型コロナ対策は、見事に結実。 今も海外からの感染流入はあるが、陳大臣の隔離政策で感染はコントロールされている。

編集部:「日本では検査を受けられない人が目立ち、「PCR検査難民」という言葉も生まれました」

大臣:「検査は安くないので、経済的な問題もあります。 私はPCRは全員にする必要はないと思っています。 台湾では症状のある人のみ実施しています。 最も重要なのは、症状のある人は病院へ、感染の疑いがある人は隔離することです。 その期間は14日は必要です。 台湾ではこの対策を徹底して行っています。 的確なタイミングで検査を行って、感染者を見つけて対応する。 そして、社会も感染者に対して優しい気持ちを持ってほしいです」

未知なるウイルス、新型コロナを防ぐにはどうしたらいい?

編集部:「国内での市中感染者は4月以来、ゼロを続けていますね」(発売当時のこと)

大臣:「新型コロナウイルスには決定的な対策がないことが問題です。 ただ、感染を防ぐための簡単で確実な方法はただ一つ。 ひたすら手を洗ってマスクをすること。 このシンプルなことをただやり続けることが、防疫につながるのです」

大臣が実践するウイルス対策は何でしょうか?

編集部:「免疫力を高めるために、大臣が個人的に心がけている方法は?」

大臣:「特段これということはありませんが、規則正しい生活をすること、とにかく眠ることでしょうか。 移動中などでも仮眠をとるなどして、最低でも毎日5時間は寝るようにします。 最も忙しかった2月3月は3時間ぐらいしか寝られないこともありましたが、今は落ち着いています」

編集部:「早く台湾に行きたいと思う日本人も多いです」

大臣:「ゆっくりゆっくりね。 私も年に2回は日本に出かけていました。 冬には北海道にも行きましたよ」

編集部:「お父さまが日本に留学していたそうですね」

大臣:「父からの影響は大きかったです。 私も考え方、仕事の仕方などは日本の影響を受けていますね。 日本の印象ですか? 日本人は時間を守るなどマナーがいい。 でも、仕事のやり方にこだわりすぎているようですね」

Interview…陳 時中(チェン・シーゾン)

台北市出身。 歯科医師。 2017年より中華民國衛生福利部部長(日本の厚生労働大臣にあたる)。 毎日ひたすらウイルスの情報を公開し、涙することもあった。

(Hanako掲載/photo : Alina Tsai, Norio Kidera coordination & interpretation : Chien Tsui wencooperation : Office of the President of the Republic of China(Taiwan),The General Association of Chinese Culture))



2020.12.19 5:15
【2】日本がコロナ感染拡大で、
  台湾から「今すぐ学ぶべきこと」

     藤 重太:アジア市場開発・富吉国際企業顧問有限公司代表
     国際・中国 News&Analysis
     https://diamond.jp/articles/-/257743

東京都の1日の新型コロナ感染者がついに800人を超えた。かたや台湾ではコロナ対策が奏功し、4月12日以降、国内感染者ゼロが約250日続いている。日本と台湾の政府によるコロナ対策は当初から大きな差があった。その最たるものは水際対策の初動の遅れとミスジャッジだが、マスク供給をめぐる対応でも大きな違いがあった。台湾では2月にはマスクを国民全員に配布するシステムとマスクの在庫を知らせるマスクマップを作りパニックを防いだ。これらを実現できた背景にあるマスク国産化への政治決断と医療デジタルネットワークについて紹介する。(アジア市場開発・富吉国際企業顧問有限公司代表 藤 重太)

下記の項目内容は、上記のURLを開いてみてください。 ことに水際対策の初動の遅れとミスジャッジについては、【1】新型コロナを封じ込めた台湾の理由に詳しく載っているからそちらを見てほしい。

マスク不足を即座に解消した台湾 半年かけて布マスク配布の日本

わずか10億円で マスクの生産を増強

迅速なコロナ対応を可能にした医療インフラ

台湾医療ネットワークは バイオビジネス発展の鍵

国会議員に読ませたい台湾のコロナ戦

 02 02 (火) 時事ニュース     ミャンマーのクーデターと緊急事態、3月7日まで延長

今日は節分

ミャンマー軍がクーデター
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14785440.html?ref=pcviewer

緊急事態、3月7日まで延長
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14785439.html?ref=pcviewer

【下平】

ミャンマーは国としての歴史の協力意識の根がまだ浅いと思う。 これは勝手な言い分です。 近くにはブータンという国があり、この国は心の中核になる考え方を幸せという観念を持つようになっている。 これは国王の話からそう私は判断しています。

この二つの国を見ると、価値観の据え方のちがいによってこうも違うのかと思わざるを得ない。

ひるがえって日本のコロナウイルス対応を見ていると、指導者集団の意識が個人の心の中でバラバラになっているとしか思えない。 これも私の見方からする判断です。

人のいのちを守ると言いながら、今度の対応を見ていると国民の自粛をお願いするというのが最高の観念としか見えない。 リーダーとしての資質は自分で人々のいのちを守るという発言がないのです。 死んではいけないということこそ中核になければならないのです。

コロナウイルスは放置すれば死に至る。 医師もこうすれば治るという処方を見つけていません。 だとすれば、ウイルス菌を受け取らない方法とウイルス菌をまき散らさない方法に徹しなければならない筈です。

子供でも分かるこんこと、どうして指導者はこの原則を守るようにしないのでしょうか?

ウイルス菌に感染しない方法とウイルス菌をに感染させない方法、この二つの方法しかないではないか。 そのための方法をどうするかが、指導者が人のいのちを守る根本ではないのか?

今でも遅くはない。 今それに取り組むほかない。

この方法によれば、企業にせよ、食糧販売にせよ、食堂にせよ、労働者を解雇したり休業したり、時間短縮したり、解雇や時短への補償がなくなるし、企業活動が続けられて国家の税収先細りもなくなるし、国民全体の気持ちもよくなるはずです。

個人でも「わからないことは他人(ひとに聞け !! 」と言うではありませんか。

方法とは何か?


※ 今までできなかったことを「改めて(あやまる」こと。

※ ウイルス菌に感染しないため手洗いマスクを必ず実行させる。
   (手、その他ウイルス菌が付着するものすべての除菌の実行・それと誰でも安く使えるマスクを入手できる方法提示)

※ ウイルス菌に感染した場合には、一定の治療方法に必ず準拠すること。
   他人に移さないために指示されている部屋から一歩たりとも出ないこと。
   感染者の行動は過料つきの遵法(じゅんぽう(法を守ること)とする。



国の指導者が国民の命を守ると心に決めたとするならば、このコロナウイルスにかからないために信託を受けた者としての権限をいのちをかけて遵法しなくてはならない、と私は考えるのです。

どうか実践してください。

国民のだれでもが、コロナウイルスの終息を願って頑張っているのです。

世界の実情を見ていても、なんとも悲しい方向であるとしか思えないのです。