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【 03 】05/10
雑記事 思いつくまま
2022/05/10
ウクライナ戦争で最も悪いのは米英 田中宇の国際ニュース解説
世界情勢で今までにない閉塞感に襲われたのはウクライナ問題であり、世界中の人々の戦争拒否感情が充満したのもこの問題であった。 こんなことは、今までに直面したことのない感情でした。
大きな政治的変化は、いつも「遠因は何か」「原因は何か」「どのようにして起こったのか」「結果どうなったか」 “ 利益者は誰なのか ” 世情の変化については絶えず、因果を明らかにすることであった。
ところが、覇権国に気兼ねしてなのか、ニュースに対する批判さえ耳には入ってこないのです。 おかしいじゃありませんか? ニュースを聞いていて、どうしてウクライナ問題が起こったのか、何一つとして耳に入ってこないのです。
私が調べている限りの範囲では、「ウクライナ戦争で最も悪いのは米英」と明確に解説しているのは田中宇の「国際ニュース解説」唯一の因果を開設しているだけなのです。
私見をさし挟みますと、民主主義という思想は「一人の人の自由や平等」を生きていく意思の根底に持つことを保証した考えだと思っています。
それが全く大事にされていないのです。 そう思います。 どうして平和を願うと言いながら、戦争を支持するのか? どうして戦争をそのままにして、「殺し合いはやめましょう」とG7は言わないのか? 不合理も甚だしいと言わざるを得ません。
次に田中宇の国際ニュース解説「ウクライナ戦争で最も悪いのは米英」を掲載し、「どうしてこのように考えて解説するのか」の根拠となる資料の見方を取り上げましたから、できればすべてに目を通して、表題の内容をヨォーク理解してほしいと私は考えました。 どうぞ調べてみていってほしいのです。
※田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/
ウクライナ戦争で最も悪いのは米英【2022年4月29日】
https://tanakanews.com/220429baud.htm
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・資料の出所
・01 (Jacques Baud: The Road to War)
ジャックボー:ウクライナの軍事状況 - アップデート。
ゲスト著者による -2022年4月15日
https://labourheartlands.com/jacques-baud-the-military-situation-in-the-ukraine-update/
可読 印刷不可
・02 (NATO lies exposed! Former agent speaks out!)
NATOは暴露された!元エージェントが声をあげる!
http://www.marxist.com/nato-lies-exposed-former-agent-speaks-out.htm
可読 印刷可
・03 (Western countries training far-right extremists in Ukraine)
ウクライナで極右過激派を訓練する西側諸国 - レポート
欧米諸国は、ウクライナ軍で極右過激派に訓練を提供していたのかもしれない。
https://www.jpost.com/diaspora/western-countries-training-far-right-extremists-in-ukraine-report-682411
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・04 (Far-Right Group Made Its Home in Ukraine’s Major Western Military Training Hub)
極右グループは、ウクライナの主要な西側軍事訓練ハブにその本拠地を作った
によって illiberalism.org2021年9月21日
https://www.illiberalism.org/far-right-group-made-its-home-in-ukraines-major-western-military-training-hub/
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・05 (How many Jews live in Ukraine and where?)
ウクライナのユダヤ人は誰ですか?
ウクライナには世界最大のユダヤ人コミュニティの1つがあり、その歴史的ルーツは深く根ざしています。
https://jewishunpacked.com/who-are-the-jews-of-ukraine/
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・06 (History of the Jews in Ukraine - Wikipedia)
ウクライナのユダヤ人の歴史
https://en.wikipedia.org/wiki/History_of_the_Jews_in_Ukraine
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・07 (ウクライナで妄想し負けていく米欧)
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/220320ukraine.htm
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・08 (市民虐殺の濡れ衣をかけられるロシア)
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/220408bucha.htm
可読 印刷可
・09 (Jacques Baud - Wikipédia)
ジャック・ボー(フランス語の和訳)
https://fr.wikipedia.org/wiki/Jacques_Baud
可読 印刷可
・10 (シリアをロシアに任せる米国)
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/151221syria.htm
可読 印刷可
・11 (プーチンが中東を平和にする)
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/191023russia.htm
可読 印刷可
・12 (ウクライナ再停戦の経緯)
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/150218ukraine.php
可読 印刷可
・13 (Jacques Baud Discusses Putin's Demilitarisation and Denazification of Ukraine)
ジャック・ボーがプーチンのウクライナ非軍事化と非ナチ化を論じる
BY ローダ・ウィルソン の 4 月 17, 2022 • ( 5 コメント )
https://dailyexpose.uk/2022/04/17/putins-demilitarisation-and-denazification-of-ukraine/
可読 印刷不可 コピー・印刷可
・14 (まだまだ続くロシア敵視の妄想)
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/220413russia.htm
可読 印刷可
・15 (ロシアがウクライナ東部2州を併合しそう)
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/220214ukraine.htm
可読 印刷可
・16 (ロシアは正義のためにウクライナに侵攻するかも)
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/220124ukraine.htm
可読 印刷可
・17 (ロシアを制裁できない欧米)
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/220224russia.htm
可読 印刷可
・18 (US, EU Sacrificing Ukraine To "Weaken Russia": Former NATO Adviser)
米国、EU、ウクライナを犠牲にして「ロシアを弱体化させる」:元NATO顧問
タイラー・ダーデン 月曜日, 4月 18, 2022 - 10:30 AM
https://www.zerohedge.com/geopolitical/us-eu-sacrificing-ukraine-weaken-russia-former-nato-adviser
可読 印刷可
・19 (優勢なロシア、行き詰まる米欧、多極化する世界) 【2022年4月5日】
田中宇の国際ニュース解説
https://tanakanews.com/220309russia.htm
可読 印刷可
・20 (ドルを否定し、金・資源本位制になるロシア)
◆ドルを否定し、金・資源本位制になるロシア ◆のため mailパスワードが必要。
https://tanakanews.com/
要点のみ可読
・21(“The policy of the USA has always been to prevent Germany and Russia from cooperating more closely”)
米国の政策は、常にドイツとロシアがより緊密に協力するのを防ぐことでした
05.04.22 - プレッセンツァチューリッヒ
https://www.pressenza.com/2022/04/the-policy-of-the-usa-has-always-been-to-prevent-germany-and-russia-from-cooperating-more-closely/
可読 印刷不可 コピー・印刷可
ウクライナ戦争で最も悪いのは米英
2022年4月29日 田中 宇
NATOの要員として2014年以降にウクライナ軍のテコ入れ策を担当していたスイス軍の元情報将校ジャック・ボーは、私が見るところ、今回のウクライナ戦争が起きた経緯について、最も詳しく語っている専門家だ。ボーによると、ウクライナ政府軍は当時(も今も)士気がとても低く、ウクライナ東部ドンバス2州のロシア系住民の親露派民兵団と戦っている時期、脱走者が多く、戦死者よりも、病死や交通事故、自殺、アル中などの死者の方が多かった(2018年の実績)。米英は、2014年にウクライナの政治運動を扇動して当時の親露政権を転覆し、ロシア敵視・米英傀儡の極右政権を作って、ドンバスの親露派を攻撃させてウクライナ内戦を引き起こした。だがウクライナ政府軍が弱すぎたため、米英主導のNATOがウクライナ軍をテコ入れすることになり、ボーがその担当者の一人としてウクライナに駐在した。ボーはまさに、今回のウクライナ戦争の前段階の状況を作った当事者だった。軍事専門家のボーは国連要員などとしてソ連崩壊直後のロシアに派遣され、ソ連軍・ロシア軍の改革を手伝った経験があり、ロシアやウクライナの軍事状況に詳しい。 (Jacques Baud: The Road to War)(・01)
ウクライナ軍は腐敗していたため国民に不人気で、2014年の政権転覆・内戦開始後に徴兵制を敷いたものの、徴兵対象者の7割が不出頭だった(2017年秋の実績)。多くの若者が徴兵を嫌って海外に逃げ出していた(若者の海外逃亡の結果、国内で若手の労働力が不足した)。予備役を集めて訓練しようとしても7割が出頭せず、訓練の会合を重ねるほど出席者が減り、4回目の訓練に出席したのは対象者の5%しかいなかった(2014年3-4月の実績)。ボーらNATOの担当者たちはウクライナ国内での政府軍のイメージを改善しようとしたが短期間にできるものでなく、行き詰まった。 (NATO lies exposed! Former agent speaks out!)(・02)
(ウクライナで政権が極右側に転覆されて内戦が始まると、政府軍からの脱走兵が急増した。ロシア語が母語のロシア系住民と、ロシア系でないが極右政権がとても嫌いな人々を合計すると、かなりの割合〈国民の4割ほど?〉になる。軍内にいたその手の人々が集団で脱走し、兵器など装備を持って親露派民兵団に合流した兵士も多かった。部隊ごと親露側に寝返るケースも多発し、彼らがもたらす兵器や装備で、親露民兵団は政府軍と十分に戦えた。ロシア軍はドンバスに兵器を支援しなかったことがOSCEの監視で確認されているが、その理由は寝返りによる政府軍からドンバスへの兵器流入だった)
親露派民兵団やロシア側に対抗できる兵力を急いで持つことを米英から要請されていたウクライナ政府は、政府軍の改善をあきらめ、代替策として、ウクライナ国内と、NATO加盟国など19の欧米諸国から極右・ネオナチの人々を傭兵として集め、NATO諸国の軍が彼らに軍事訓練をほどこし、政府軍を補佐する民兵団を作ることにした。極右民兵団の幹部たちは、英国のサンドハースト王立士官学校などで訓練を受けた。民兵団は国防省の傘下でなく、内務省傘下の国家警備隊の一部として作られた。ボーによると、2020年時点でこの民兵団は10万2千人の民兵を擁し、政府軍と合わせたウクライナの軍事勢力の4割の兵力を持つに至っている。ウクライナ内務省傘下の極右民兵団はいくつかあるが、最も有名なのが今回の戦争でマリウポリなどで住民を「人間の盾」にして立てこもって露軍に抵抗した「アゾフ大隊」だ。
NATOの米英仏加は、2020年から民兵団の幹部たちを自国に招待して軍の学校で訓練をほどこす「センチュリア・プロジェクト」を行っていた。米英仏加はいずれもナチスへの礼賛を禁止しており、それなのにウクライナのネオナチ幹部を自国の軍事学校に招待して訓練したので、この事業はユダヤ差別反対運動やイスラエルから批判された。しかし米英仏加は、ウクライナのネオナチ幹部に対する軍事訓練をやめなかった。 (Western countries training far-right extremists in Ukraine) (Far-Right Group Made Its Home in Ukraine’s Major Western Military Training Hub) (・03)(・04)
ウクライナ周辺はもともと中世にユダヤ教を国教の一つにしたハザール王国があった関係で、ユダヤ教徒が多数いる。ハザールは、ユダヤ人の多数派である「アシュケナジ(ドイツ系)」の発祥の地になっている(しかし、すべてのユダヤ人はローマ時代にイスラエルに住んでいた人の子孫であるという建前を守るため、中東と全く無関係な東欧人がユダヤ人の多数派であることは言ってはいけないことになっている。これはボーでなく私の認識)。ウクライナには世界最大のユダヤ人コミュニティがあった(現状で5万-40万人と概算されている。ウィキペディアによると世界で12番目に大きなユダヤ人コミュニティ)。同時にウクライナは、強いユダヤ人敵視の流れもある。かつてロシア革命の立案者・参加者(共産党幹部、NKVD)の中にユダヤ人が多く、革命後のソ連共産党がウクライナ人を大量に餓死させるホロドモールを引き起こしたことから、共産党=ユダヤ人を憎む文化的素地があり、それがウクライナでの極右・ネオナチ運動の根幹にあるとボーは説明している。 (How many Jews live in Ukraine and where?) (History of the Jews in Ukraine - Wikipedia)(・05)(・06)
アゾフ大隊など極右民兵団は、2014年の米英による極右政権への転換後、ウクライナ国内のユダヤ敵視の流れに沿って、米英の動きと関係なく形成されたように最近の米国側のマスコミでは描かれている。しかし実のところ極右民兵団は、米英などNATO諸国が、ウクライナの親露派を攻撃するウクライナ軍を強化するために、ウクライナにもともといた極右に加えて、欧米諸国から極右ネオナチ勢力を傭兵として募集して人数を増やし、NATO諸国が軍資金を出して訓練をほどこして養成したものだ。政権転覆直後という時期的な一致から考えて、ウクライナの極右民兵団を創設・出資・養成した黒幕は米英だった可能性が高い。ボーの説明からそれが読み取れる。 (ウクライナで妄想し負けていく米欧)(・07)
米英は、それまでやくざなごろつきだったウクライナの極右ネオナチの人々を集めて訓練して武装させ、ウクライナ人だけでは足りないので欧米諸国からも募集して合流させたのだろう。極右やネオナチに対して極悪のレッテルを貼っている米英自身が、極右やネオナチを集めてカネを出して民兵団を作り、8年間にわたってロシア系住民を虐殺させた。米英の行為は極悪な戦争犯罪である。米英がウクライナに作って育て、親露派を虐殺し続けた極右ネオナチの民兵団を潰すのが、今回のロシアのウクライナ攻撃の目標の一つである「ウクライナの非ナチ化」になっている。正当な目標だ。ウクライナ戦争はロシアの「侵攻」でなく「正当防衛」だ、と言っているロシア側は正しい。 (市民虐殺の濡れ衣をかけられるロシア)(・08)
(ボーがそれまでの沈黙を破ってウクライナにおける米英の8年間の戦争犯罪の経緯をしてはし始めた理由は、彼も米英のやり口に対する人道的な怒りを持ち、マスコミ権威筋が歪曲的なロシア敵視報道に終止していることにも怒りがあって、義侠心から自分の経験を話し出したのだと思われる。彼は正しいことを言ったので、マスコミ権威筋から陰謀論者のレッテルを貼られている) (Jacques Baud - Wikipédia)(・09)
なぜ米英はウクライナを傀儡化して親露派を殺す内戦をやらせたのか。親露派はウクライナ国内での自治の復活を求めていただけで、米英にとって何ら脅威でなかった。米英はウクライナに傀儡政権を作って親露派が2012年から持っていた自治を剥奪し、親露派が怒って分離独立を宣言すると極右民兵団を作って親露派を殺す内戦を起こした。なぜこんなことをしたのか。おそらく、ロシアを怒らせ、親露派を守ってやらねばという気にさせて、露軍をウクライナに侵攻させるためだろう。露軍がウクライナに侵攻したら、米英はロシアを経済制裁する口実ができる。米欧とロシア(露中)が鋭く対立し続け、ロシアや中国を弱体化する新冷戦体制を作れる。米英は今回の戦争をロシアに起こさせるために、8年前にウクライナの政権を転覆したことになる。
(米国は2014年にウクライナの政権を転覆してロシアを怒らせるウクライナの内戦を引き起こしたが、同時期の2015年には米国が起こしたシリア内戦の後始末をやりきれなくなった米国が、ロシアに頼んでシリアへの軍事支援を開始してもらっている。米国は、ウクライナでロシアを弱体化しようとした半面、シリアではロシアを影響圏拡大・中東の覇権国の地位へと誘導しており、矛盾している。今回のウクライナ戦争も、これから金資源本位制の導入などでロシアと非米諸国が覇権を得ることにつながるので、今後予測される展開も含めて考えると、シリアもウクライナもロシアと非米側を強化する隠れ多極主義の策なのだが) (シリアをロシアに任せる米国) (プーチンが中東を平和にする)(・10)(・11)
私独自の論に入りすぎた。ジャック・ボーの話に戻る。ボーも、米国がウクライナに介入するのはウクライナを守るためでなく、ウクライナを傀儡化してロシア(国内親露派)にかみつかせ、ロシアを怒らせてウクライナ侵攻させることが目的だった、と指摘している。しかし、プーチンのロシアはなかなかウクライナに侵攻しなかった。ロシアは当初、ウクライナ内戦を停戦させる交渉の参加者にもならなかった。最初の停戦協議であるミンスク合意は、プーチンの盟友(子分)であるベラルーシのルカシェンコ大統領によるお膳立てで進められ、ウクライナ政府が、国内の親露派(ドンバスの民兵団)から剥奪した自治権を戻すことで合意いったんした。ロシアは、ドンバスが自治を再獲得してウクライナ領内にとどまることを望んでいた。しかし、米英傀儡のウクライナ政府は合意を履行せず、ドンバスの内戦は続いた。2015年に仏独がロシアを誘ってミンスク合意の交渉に参加し、仏独露が参加したことで合意は「ミンスク2」に再編されたが、それでもウクライナ政府はドンバスに自治を再付与せず、内戦が続いた。 (ウクライナ再停戦の経緯) (・12)
独仏は米英の傀儡として、ロシアを交渉に引っ張り込むことでロシアを交渉当事者に仕立て、ロシアが怒ってウクライナに侵攻することに道を開こうとしたが、ロシアはウクライナに侵攻せず、ウクライナの政府とドンバス民兵団が交渉して自治を再生することを目標にし続けた。ロシアがウクライナに侵攻すると、米欧とロシアの関係が決定的に悪化し、今起きているような新冷戦体制になってしまう。プーチンはそれを望まず、米露関係が何とか維持され、ロシアが米国の覇権を尊重する見返りに、ロシア経済が米経済覇権体制下で発展していく道をあきらめていなかった。プーチンの希望と裏腹に、米英は過激(私から見ると隠れ多極主義的)なロシア敵視をやめず、ウクライナ内戦を扇動し続けた。 (Jacques Baud Discusses Putin's Demilitarisation and Denazification of Ukraine) (まだまだ続くロシア敵視の妄想)(・13)(・14)
ウクライナ政府に内戦を終わらせて親露派に自治を再付与させるというロシア側の希望が潰えたのは昨年(2021年)3月、ゼレンスキー大統領が、ロシアに奪われたクリミアを軍事的に再征服する法律に署名し、その法律を根拠として、ウクライナ軍が南部のドンバスとの境界の近くに兵器を蓄積する動きを始めた時だった。このウクライナの新戦略は、米国のランド研究所が2019年に作った、ウクライナに兵器を支援してロシアと長い戦争を戦わせる戦略に沿った動きだった。昨年秋になると米国側が「いつロシア軍がウクライナに侵攻してもおかしくない」と言い出すようになった。そして、今年2月16日、ウクライナ軍が蓄積した兵器を使って、それまでの30倍の激しさでドンバスを攻撃し始めた。その後、激しい猛攻撃が連日続いた。米バイデン大統領は2月11日から「間もなくロシアがウクライナを侵攻する」と言っており、2月16日からのウクライナ軍のドンバスへの猛攻撃は、露軍の侵攻を誘発したい米国の指示で行われた可能性が高い。 (ロシアがウクライナ東部2州を併合しそう) (ロシアは正義のためにウクライナに侵攻するかも) (・15)(・16)
ロシア側も、ウクライナ軍がドンバスを猛攻撃し始めることは知っていたようで、2月14日にロシア議会がドンバスが望むウクライナからの分離独立をロシアが承認することを決議し、あとはプーチン大統領の署名だけで発効するようにした。2月22日にプーチンが署名し、ロシアとドンバスが安保条約を結び、ウクライナ軍から猛攻撃を受け続けるドンバスが2月23日にロシアに軍事支援を依頼し、新条約に沿って2月24日に露軍がウクライナに侵攻(特殊作戦)を開始した。 (ロシアを制裁できない欧米)(・17)
露軍はドンバス周辺だけでなく、キエフなど他の地域にも侵攻し、ウクライナ全体の制空権を奪取した。ドンバスを守るならもっと小規模に、ドンバスだけに侵攻するのでも良かったはずだが、露軍は大胆に、ウクライナ全体を作戦の対象にした。その理由についてボーは「露の進軍先がドンバスだけだったとしても、手ぐすね引いて待っていた米国は、ロシアを過激に全面的に経済制裁したはずだ。それならドンバスにとって脅威になるウクライナ側の軍事施設を全て破壊した方が良いとプーチンは考え、広範な攻撃に踏み切った」という趣旨の分析をしている。 (US, EU Sacrificing Ukraine To "Weaken Russia": Former NATO Adviser)(・18)
私自身は、この要素に加えて、米国側の対露経済制裁がロシアでなく米国側の経済を破壊することになる特性が勘案されたのでないかと考えている。露軍のウクライナ攻撃が広範なものであるほど、米国側は激怒し衝撃を受けてロシアを過激に経済制裁し、その後の米国側の経済的な自滅もすごいものになる。米国側の経済自滅をすごいものにするために、プーチンは米国側をできるだけ激怒させる広範な攻撃をウクライナに行ったのだろう。 (優勢なロシア、行き詰まる米欧、多極化する世界) (ドルを否定し、金・資源本位制になるロシア)(・19)(・20)
実際の露軍の攻撃はウクライナの諸都市の市街をできるだけ壊さないように進められたのに、欧米の諜報機関は露軍がウクライナ諸都市を無差別に大破壊しているという大間違いの分析をしている、とボーも言っている。諜報界の人であるボーは嘆いている。米軍は侵攻したイラクでもリビアでも、真っ先に国全体のインフラを全破壊した。対照的に露軍は今回ウクライナのインフラをできるだけ破壊せず、機能させ続けている。交通網も電力ガスもインターネットも、ウクライナ軍が猛攻撃してきた一部地域を除き、機能し続けている。こうした状況を米国側は無視している。ボーは、分析を歪曲しているのは政治家だとも言っている。 (“The policy of the USA has always been to prevent Germany and Russia from cooperating more closely”) (・21)
2022/05/11
雑記事 思いつくまま
A アサヒビール社友 福地茂雄
逆境に耐えるの一文の中に
「耐える」という言葉はもはや辞書の中にしか存在しないと私は思っています。 逆境と順境は、人生においても企業経営にとっても糾(アザナ)える縄の如し、より合わせた縄のように交互にやってくるものです。 順境の時には逆境の芽が潜(ヒソ)んでいる一方、厳しい冬の寒さの後には、やがて暖かい春がやってきます。
逆境は誰にもどこにでも例外なく訪れます。
「幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、不幸な家庭はどこでもその不幸のおもむきが異なっているものである」
トルストイ著『アンナ・カレーニナ』の冒頭の一文です。
B 修養とは
修養の「修」は修身、身を修めること。 つまり気まま、わがまま、ムラッ気など散漫な心を払い、自己に克(カ)つこと。 「養」とはそういう心を養っていくことだと言える。
人の上に立つ人の心得を説いた古典の名著『大学』は「修己治人(シュウコチジン)」と教える。 己を修めて初めて人を治めることができる、ということである。 「治める」は支配することだけではない。 「治」には助ける、育てるという意味がある。 人は己を修めた分だけ人を助け、育てることができる、と『大学』は教えているのだ。 修養のないところに人生の繁栄、発展はない。 後世に伝承すべき人生の大事である。
C 立場立場においてなくてはならぬ人になる
賢は賢なりに、愚は愚なりに、一つのことを何十年も継続していけば必ずものになるものだ。 別に偉い人になる必要はないではないか。 社会のどこにあっても、その立場立場においてなくてはならぬ人になる。 その仕事を通して世のため人のために貢献する。 そういう生き方を考えなければならない。
D 民族が滅びる三原則
一、理想を失った民族
一、すべての価値をもので捉(トラ)え、心の価値を見失った民族
一、自国の歴史を忘れた民族
この三条件はそのまま個人の運命が衰退する道であることを、私たちは忘れてはならない。
E 人の感覚
すべての人の実質はのどが渇いて冷たい水を飲んだ時の感覚と同様に、ほかの人にはわからない。
戦争はいやだという感覚も、ほかの人にはわからない。
実は戦争は、人も 文化も 歴史も 宝ものも すべて破壊消滅のほかにはない。
勝った人はほくそ笑むが、被害のすべては悲惨破壊消滅に出会う。
それでも人は昔から殺人破壊を続けています。
F いのちの伝承 いのちは細胞の活躍であり、その伝承は生き物が発生したときから細胞の本願とされてきた。 いのちが授かっているものは動物植物でいろいろの進化を遂げてきた。 進化とはいのちが環境をうまく利用して変化したことを言い表しただけのことで、もとは同根である。 人のいのちの伝承は母親の胎内である。 人としての仕組みの何十万年の進化を一年足らずの間に創生する驚きの超能力を備えている。 その役目は遺伝子と呼ばれる DNAである。 G 私の願い
いのちは細胞に支えられ、その願いを生きもの一つひとつに任(マカ)せています。私は
細胞を大事にし、いのちの願い・命の伝承と繁栄を、和を宗として明るく強く正しく
生きてまいります。(毎朝小さなお地蔵さまに手わ合わせて誓うのです)
いのちの伝承は母親です。
山羊や牛は生まれた次の日には歓びに満ち飛び跳ね、腹がすけば母親のオッパイをちゃんと自分でのみ何事も母親にすがって育つのです。
ところが人は未熟児で生まれるため、大脳組織も未完成のままで母親は赤ちゃんを産むのです。
大脳の未完成は生まれてから聞くもの、触るもの、見るもの、味わうもの、話し方、歩き方、食べ方、それら生活のすべて自分を取巻く環境から「真似て」大脳能力を完成しなければならないのです。
理解できますね。
それで、赤ちゃんの養育をしなければ大脳は未完成のままになってしまうのです。