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折々の記 2010 F

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】10/01〜     【 02 】10/05〜     【 03 】10/11〜
【 04 】10/22〜     【 05 】11/09〜     【 06 】11/17〜
【 07 】11/30〜     【 08 】12/08〜     【 09 】12/10〜

【 03 】10/11

  10 11 田中龍作ジャーナル
  10 15 品位のない国会議員の論議
  10 16 政治が信用できない …… 検察の明らかな不正
  10 19 経済の動き…金価格

 10 11 (月) 田中龍作ジャーナル

10 06 (水) 政治主導、これでもいいのか(その三) <特捜部の小沢起訴> この記事は、田中龍作さんのサイトに載っていた記事です。

     http://tanakaryusaku.seesaa.net/
     田中龍作ジャーナル

     郵便局から振込みの場合
     口座: ゆうちょ銀行
     記号/10180 番号/62056751

田中宇さんのサイトは国際ニュース解説のトップとすれば、田中龍作さんは政治ジャーナリスト報道としてのトップでしょう。 ただ、ニュースを統括する組織でないからすべてには亘らない。

彼の記事は信用できる記事であるから長く保管する必要がある。 プリントすると第一ページが飛んでしまうので困っている。 多少の活動資金援助を拠出します。 毎回鮮明な報道写真がのっていて記憶にのこりやすい。

※ <毎日開きたいもの>へ追加

因みに今日のデータは次のようになっている。



中国当局による日本人拘束事件 最後の一人帰国
2010年10月10日

【画像】高橋さん=中央=は、記者会見の間じゅう怒った顔をしていた。怒りはどこに向けられているのだろうか(10日、フジタ本社・渋谷区。写真:筆者撮影)

 ゼネコン準大手フジタの日本人社員4人が軍事区域でビデオ撮影したとして中国治安当局に身柄を拘束された事件で、最後に解放された高橋定さんが10日、帰国し記者会見した。高橋さんは「3人が解放されたと知った後、(自分の)拘束がいつまで続くのかと思うと、憂うつになった」と話した。

 事件は高橋さんら4人が9月20日、中国河北省石家荘市の遺棄化学兵器処理事業に関する現地調査に向かうためレンタカーで事業予定地に向かっていた時に起きた。予定地近くと思われる細い道で「進入禁止」の看板がかかったゲートがあったため、車を止めてスチールカメラやビデオで撮影していたところ拘束された。

 高橋さんは「軍事区域との認識はなかった」と話す。

 「居住監視」と呼ばれる緩やかな拘束で、場所は20日から23日までホテル、24日からは軍の保養所のような所だった。高橋さんだけ29日から政府系の保養所のような場所に移された。

 高橋さんによれば取調べは合計3〜4回で1回につき30分ほどだった。高圧的なこともなく丁重だった。なぜ拘束されたのか、なぜ高橋さんだけ残されたのか。中国治安当局からの説明はなかった、という。高橋さんが3人の解放を知ったのは30日朝、テレビに流れたテロップを見て。

 一人だけ残された理由を記者団から尋ねられた高橋さんは、「ビデオを撮影していたのが自分だったからだと思う」と答えた。

 解放されるにあたって始末書を書かされ保証金5万元(60万円)を払わされた。

 始末書には「軍事区域と書かれた看板を写してしまったのは罪になります」と書かされた。
高橋さんは「毎日『早く解放されますよう』願っていた」と話す。妻や娘とは渋谷区のフジタ本社で再会、「安心した」と言われた。

 日中関係(尖閣沖で海上保安部の巡視船に衝突した中国漁船の船長を逮捕した事件)が、4人の拘束に影響したのではないかと記者団が質問した。

 高橋さんは「それについて私からはお答えできません」とした。同社の中国での今後の事業展開を考慮しているのだろう。上司からも言い含められているに違いない。高橋さんは慎重に言葉を選んだ。最低限のことしか話さない。

 記者会見に同席したリスク対策担当の土屋達朗取締役は「プロジェクト(石家荘での遺棄化学兵器処理事業)の継続は難しい」と諦めきったようすだった。

 筆者が高橋さんに「もし中国に再度赴任するように言われたら、どんな気持ちですか」と聞くと次のように答えた。「解放されたばかりなので気持ちの整理がついていない…」。19日間に渡る拘束の間、最悪の事態となることも頭をよぎっただろう。

 筆者は「中国は嫌いな国ですか?」と畳み掛けるように聞いた。高橋さんの表情が激しく変化した。だが本心を飲み込むように「解放されたばかりなので気持ちの整理がついていない・・・」と繰り返した。

 「悪しき隣人」(枝野・民主党副幹事長)の地でのビジネス展開は絶えずリスクを伴っていることを改めて認識させられる事件だった。



● また、今日の朝日新聞トップ記事に、「中国 万博に1000人再招待」と出ている。 アメリカCIA、日本の尖閣諸島問題の対応、それに対応した中国、ノーベル賞問題、日本人四人の拘束問題、G7の開催、日本の検察官データ改ざん問題、検察による小沢一郎起訴、など等、うやむや問題が一気に渦巻きました。

これらの間に横たわる蠢きの実態はどうだったのでしょうか。

不可思議のことのみ絡み合っています。

やがて、ほんとうのことが明るみに出ることがあるでしょう。

アメリカのドルの行方もますます怪しくなっています。

● きのうヒマワリを搾油していただいた。

 野良舞夏(やらまいか) ひまわり倶楽部
              永 田 宗 則  Munenori Nagata
              住所  399-1504 阿南町西条 1455
              Tel/Fax: 0260-22-2566  Mobile: 090-4461-0335
              E-mail: noritamaclub@nifty.com

品    名
数量 (kg)
単価 (円)
金額 (税込)
  搾油加工料        22.5       -           7500
  ビン代120cc        37       70           2590
  税込合計金額        -       -          10000

  搾油値段は割合で計算すると、7500÷22.5=333.333… 1kg≒333円


時季がすぎ 小鉢のまんま 枯れ尾花


 暑い暑いといっているうちに、秋の気配は人知れず近づいていました。

 10 15 (金) 品位のない国会議員の論議

喧嘩腰の質疑 !!  これが日本の方向を議論する国会議員の姿なのだろうか?

きのうのテレビを見ていて、品位のない質疑の姿を見ていると悲しくなる。

これが国家の将来を案じての真剣な議論なのだろうか?

私たちの代表者としての、文化を身につけ品位のある国会議員の姿ではない。 恥しいことだ !!

 10 16 (土) 政治が信用できない …… 検察の明らかな不正


きのう国会中継を見ていたとき、小沢起訴に関係して「東京第五検察審査会」のメンバー選出についての質疑が行なわれていました。

検察審査会の構成メンバーは11人で、その平均年齢は30.9歳だと言うので、「えッ!」と感じました。 ところがきのう平均年齢は34.55歳に訂正されました。 それで、「上図のヒストグラム」を見て「うッソォー」、現実にはありえないこと(赤地の部分)と驚いてしまいました。検察では平然と嘘を押し通しているとおもわれます。 しかもテレビで見ていると、会合の回数もメンバーも公表しませんでした。

こんなバカなことが起こり得ようか?

法治国家における法律を厳しく守らなければならない検察官の言動です !!


こんなことを目にして黙って見て聴いているわけにはいきません !!  隠していてはなりません。 すべて国民に公表しなければなりません。 こんな不審を国民に抱かせたままではならない筈です。


   検察が悪事を働く ……… 誰が見てもとんでもない嘘、嘘 !!

      ………………………………………
      ………………………………………
      ………………………………………

   考える土台がなくなった日本の惨めさ !!   恥しいという言葉も使えない ………  .

   惨めさと憤り、国民がこぞって検察官を告発しなくてはならない !! 




上記は阿修羅像の表情ですが、上掲のヒストグラムは「★阿修羅♪」‘拍手ランキング(24時間)’の〔第五検察審査会の度重なる年齢変更について思ったこと とある理系の独り言〕からコピーしました。

渦中にある !! 今の世情は怒涛さかまく渦中にある !!

● 疑惑になっている「東京第五検察審査会」を知る簡単な方法

次のブログを開こう。   世相を斬る (あいば達也)  2010年10月15日 | 日記


あいば達也 プロフィール
     性別    男性
     都道府県 東京都
     自己紹介 ひねくれた性格で周りから嫌われ、怖れられている変人。 その嫌われ、怖れられ振りを秘かに愉しん
            でいるフェチである。 流れに逆らい泳ぐ鮭には目的があるが、俺には目的と云う言葉はない。


    世相を斬る (あいば達也)

検察審査会は開催されなかった? 事務局と補助員弁護士を徹底糾弾!
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/7c142e6421d4521349e7b8d6ee266ce2

マスコミ、言論人の人権侵害、名誉棄損訴訟を起こす事実関係を探しているうちに、検察審査会、並びにその事務局。そしてアノ脳足りん議決書を書き上げたであろう吉田繁実弁護士への糾弾が具体的になって来た。今夜は先ず、この問題に言及しようと思う。

小沢一郎の資金管理団体「陸山会」政治資金規正法違反事件で、東京第5検察審査会の起訴議決は「検察審査会法に違反し無効」などとして、小沢氏側弁護団が15日にも、国を相手取った行政訴訟を東京地裁に起こす、と腐れマスメディアが報道している。まさかこういう事でまで嘘は書かないだろう。(笑)

検審への不服は過去にも幾つかあり、すべてが当該訴訟内で不服を申し立てる前例になっているが、検審法の改正で、二度議決イコール「強制起訴」と云う重大な法的拘束力の変更があったのだから、過去の前例を持ちだすこと自体不適切である。或る意味で、改正により異なる法律になってようなもので、前例は持ち出せない。

小沢弁護団は、「検察審査会法は2度の議決を経て強制起訴を認めている。小沢氏からの4億円の件は実質1度しか議決されておらず、今回の議決には看過しがたい法的な瑕疵がある」と正論で異議を申し立て、「強制起訴」に相当する二度議決は存在していないという論理で攻めているようだ。

この行政訴訟の被告は国と云う事になるが、仮に訴訟が受けつけられれば公判における証拠採用の段階で、検審の議事録や議決書作成過程など、小沢側の知るところとなる。平均年齢の度重なる訂正(検審事務局発表)など、慌てふためいている状況が垣間見える。これは相当に怪しい。

ことのついでと云う訳ではないが、検審が告発理由にもない「犯罪事実」を議決したことは、違法であると同時に名誉棄損が甚だしく傷つけられた。国民から負託を受け国政に参加しておる政治活動を甚だしく妨害され、且つ名誉まで傷つけられた、と民事における損害賠償の請求(検察審査会は人格なき団体と云う事で、敢えて11人の審査員を“みな し公務員”として賠償を請求する手がある)、つまり国家賠償請求訴訟を起こすと云うことだ。

そうすると、この11人の審査員の身分を明らかにせざるを得なくなる。仮に、11人の審査員が幽霊だったら、こりゃ大事になる。急遽、11人の平均年齢捏造の最終版34.55歳に見合う人材を用意しなければならない。その上、法的に義務付けられている審査議事録の提出も同時でなければならない。多くのネット識者が指摘するように、そもそも審査をせず、吉田繁実補助員が一人で議決書を書いただけ。実は第一回議決時の審査員をそのまま温存、審査員会長が独断で「良きに計らって結構。日当交通費の支払い及び黙認料をお忘れなく」なんて疑惑もあるのだ。

東京第五検察審査会の11名の審査員は幽霊だった!との声が高くなれば、大本営新聞・朝日新聞の藤森かもめ記者に、船橋主筆から命令が下る。「今回の審査会長と亘りをつけたから、君単独でインタビューに行って来い」「場所はどこですか?」「ニューオータニの***号室で待っている。ICレコーダ忘れずに持って行くんだぞ。それから、書き終えたら、原稿は誰にも見せず俺の所に持ってこい」船橋は強くカモメの尻を叩いた。否、撫ぜたのかもしれない、筆者の夢だから定かではない。(笑)

おそらく、この検審事務局を突きまくれば、滅茶苦茶な検察審査会の実態が暴露される可能性は高い。 是非、週刊朝日、週刊ポストのトップ屋諸氏の活躍を期待したい。東京湾に埋まられる事も充分あるので、身辺に注意しながら、世紀のスクープをゲットしていただきたい。筆者も10年若ければ「昔取った杵柄」と思うのだが、逃げ足が異常に遅くなったのであきらめている。後輩諸氏の奮起を促しておこう。(笑)

強力な小沢側応援者として名乗り出た宮崎学氏が義憤を感じ、捏造脳足りん弁護士・吉田繁実氏を所属する東京二弁の会長あてに懲戒請求を行った。請求理由は以下の通り。

≪ 対象弁護士は2010年8月以降、平成22年東京第五検察審査会審査事件(起相)第1号(平成22年東京第五検察審査会審査事件(申立)第10号)の審査補助員を務めた。
同事件は同年9月14日に「起訴すべき」と議決され、同年10月4日に議決書の要旨が公表されたが、起訴すべき「犯罪事実」の中には、被疑者小沢一郎に対し審査申立人(告発人)が告発しておらず、東京地方検察庁の検察官が不起訴処分にしていない嫌疑が入っていた。これは違法である。被疑者側は「議決は無効」として、裁判で争う意向を示している。 
そもそも審査補助員は検察審査会法で、議決書作成を補助することが職務の一つとされ、日本弁護士連合会編 『審査補助員・指定弁護士のためのマニュアル〜改正検察審査会法対応』(2009年2月、発行日本弁護士連合会)では、「審査補助員に対しては、検察審査員の議論を整理して議決書の作成を補助することが期待されており、特に、犯罪を構成する事実の特定や理由部分の記載に関して、法律実務家としての弁護士の能力を発揮することを期待していると考えられます」とされている。
 同マニュアルには、「検察審査会の議論が、法律に関する学識経験の観点から見て、明らかに間違った方向に進んでいると認められる場合には、審査補助員として適切な助言を行って、その議論を是正することは許されると考えられます。例えば、証拠によらないで、被害感情だけから、一定の結論・判断を採ろうとしている場合などがそれに該当すると考えられます」といった解釈も示されている。
 しかし、対象弁護士は本件議決書作成を補助した際、「法律実務家としての弁護士の能力を発揮する」こともなく、さらに「(検察審査会の議論が)明らかに間違った方向に進んでいると認められる場合には、審査補助員として適切な助言を行って、その議論を是正する」こともせず、違法に「犯罪事実」の中に不起訴処分になっていない事実を加えた。「犯罪事実」を読むと、小沢と共謀したと議決で指摘されている石川知裕(議決書の要旨には「B」と記載されている)、池田光智(要旨には「C」と記載されている)の起訴状と酷似しており、対象弁護士が写した疑いがある。
 対象弁護士の行為には、懲戒事由があり、弁護士法第56条所定の「所属弁護士会の秩序又は信用を害し、その他職務の内外を問わずその品位を失うべき非行があつたとき」に該当するので、懲戒を求める。
 なお、対象弁護士が被疑者に対して政治的意図を持ち、検察審査会の議論を誘導した疑いもあるが、会議の内容が不明で分からないので、調査の過程で確認されたい。 ≫

次に報告しておきたいのが、オンライン署名サイトを利用した岡本啓一氏の「小沢一郎議員の民主党議員としての地位保全を求める署名」が3千人を越え、川内議員を通して民主党本部に無事到着した事だ。目標3万人に対して3千人は少ないようにも思えるが、今回の事実で「正当な署名活動」が認知されたので、署名は急速に伸びる事が予測される。筆者も後で署名しておく事にする。民主党内の小沢一郎政倫審出席を菅が印籠を渡すなんて生意気言わせておくのは腹立たしい。輿石頑固爺さんに負けてはいられない、小沢支持者はこぞって署名しておこう。

次は小沢一郎に直接関係はないのだが、検察裏金告発で言われなき罪を着せられた三井環氏が大阪地検特捜部の村木冤罪事件で、犯人隠避、刑法第 103条、第60条に該当するという事で、樋渡前検事総長など検察庁幹部6名を追加で告発。側面的に揺さぶりを掛けている。

最後に少々長いのだが、The Journal二見伸明氏の「日本の良識・朝日の暴論「小沢、辞職せよ」の狙い ── むしろ、小沢を自由奔放に働かすべきだ」一部抜粋だが、検察審査会事務局との一問一答が詳しく書かれているので、参考に引用しておく。

≪ 私は、最高裁が検察審査会を管轄していると聞いたので、5日、最高裁事務局に「強制起訴議決」について問い合わせたが、「職員は事務局から派遣しているが、審査は非公開なので、補助員の弁護士、会議の内容などは、当事務局では分からない」と言う。「それでは、第五検審に問い合わせる」と言ったところ、「窓口は私どもなので、なんでもおっしゃって下さい」というのだが、埒が明かないので、翌6日、第五検察審査会に電話した。やり取りの概要は以下の通りである。

Q「9月7日に補助員に委嘱された吉田繁実弁護士は、どこの弁護士会に所属するのか」
A「東京第二弁護士会です。私たちは、審査に関することは非公開なので、何も言えない。吉田さんが補助員に委嘱されたことは、8日の朝日の記事で知った」
Q「吉田さんが補助員に委嘱されたことは知らなかったのか」
A「ノーコメントです。朝日の記事では7日というので、朝日の情報を申し上げた」
Q「7日から14日までの一週間、何回審査したか」
A「ノーコメントです」
Q「審査の中身を聞いているのではない。審査した日時くらい教えてもいいのではないか」
A「審査に関することは、一切、ノーコメントです」
Q「会議録はあるのか」
A「ありません」
Q「会議をしたという証拠もないというわけだ」
A「ノーコメントです」
Q「法律の専門家でも膨大な資料を解析するには年内いっぱいかかるといわれている。一週間でどう説明したのか。 また、素人の審査員は理解出来たのか。補助員が、ある意図をもって、審査員を誘導することも可能なのではないか」
A「ノーコメントです」
Q「審査した場所は」
A「検察審査会の建物の中ですが、会議室名は教えられません」
Q「補助員が決まるまで、職員が審査員の審査の手伝いをしたのか、それとも、審査しなかったのか」
A「ノーコメントです」
Q「平均年齢は、前回34.2歳、今回は30.9歳と、非常に若い。何か作為があった疑いも感じられる」
A「偶然の一致です」
Q「小沢さんの弁護士は、議決には重大な瑕疵があると指摘している。承知しているか」
A「書類は東京地裁に送付したので、争いがあれば、公判でやってもらいたい。我々は審査員が作成したものを、誤字脱字をチェックするだけだ」
Q「職員は審査に陪席するのだろう。(『陪席する』とのこと)。誤字脱字をチェックする以上、作文は読んでいるはずだ。であれば、作文に際し、審査の対象になっていないものを、潜り込ませることは出来ないと、助言しなかったのか」
A「我々は審査員の作ったものを、誤字脱字をチェックして了承し、受け取るだけだ」
Q「会議録も記録もない。これでは会議を開いた証拠もないし、まともな審査が行われたという保証もない。11人の審査員は幽霊かもしれない。平均年齢だけを公表したのは、勘ぐれば、審査員は幽霊ではないということを示す小細工かもしれない」
A「そんなことはないと思う」 ≫


 10 19 (火) 経済の動き…金価格

  http://www.dai-ichi.co.jp/

を開くと<金地金・商品先物取引・FXの第一商品株式会社>が出てきます。 ブログの左側に出ている‘未来マネー情報局〜中国経済と「金」’をクリックすると、26分に及ぶビデオを見ることができ、金の所有についての対談を見聞することができます。(10 09 の金価格の推移のグラフ参照)

この対談の聞き手は未来マネー情報局員の古瀬絵理(フルセエリ)さん、解説者はBRICsやアジア経済を専門とする経済評論家の門倉貴史(カドクラタカシ)さん、話の内容は専門家らしい明るいはっきりした見通しを持っている解説でした。 中国で金地金を買いためているという田中宇さんの報道を見ているので、世界の動静を聴くことができて大変有益でした。

門倉貴史さんの話では、米ドルから金保有への動きは、BRICs 【経済発展が著しいブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、インド (India)、中国 (China) の頭文字を合わせた4ヶ国の総称】 のみならず、VISTA 【BRICsに続く新興成長国グループとしてエコノミストの門倉貴史氏が提唱している略語。ベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、南アフリカ(South Africa)、トルコ(Turkey)、アルゼンチン(Argentina)の5カ国】 諸国もこの動きに同調しているそうです。

このことは世界経済の動きの様子を理解するのにとても参考になります。 ことに世界中でアメリカドルの信頼が低迷するようになってから、不動産としての金保有の動きの一端を知ることができます。 貿易による黒字国の外貨準備高は、米ドル債券としてのドル所有ですから、米ドルの信用不安からくるリスクが高まっていることも分かります。 リスクのある米ドル保有よりも金保有や米ドル以外の通貨決済を進めたいのは自国の経済安定のためにはベターであることは誰にもわかります。



ブログに出てくる‘未来マネー情報局〜中国経済と「金」’のビデオ映像で参考になるものを取り上げて見ます。



      【写真・左】 古瀬絵理(フルセエリ)            【写真・右】 門倉貴史(カドクラタカシ)

古瀬さんは画像のパネルにあるように、‘「中国〜台頭する「新」富裕層’‘米中関係から見た「金」’‘伝統的な「金」信仰インド’‘次なる振興経済圏「VISTA」’という四つの題を提示していきます。

これに対して門倉さんがわかりやすく解説していきました。 画像のはめ込みは…「‘ダウリー制度(持参金制度)’結婚の際 女性側が男性側に持参金を送る慣習」(インド・伝統的な“金”制度)…。 「VISTA」は彼の造語だといいます。

   BRICs  ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)
         米ゴールドマン・サックス証券が2003年10月に発表した投資家向け報告書のなかで初めて使用して以降、広く使われるようになりました。

   VISTA  ベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、南アフリカ(South Africa)、
         トルコ(Turkey)、アルゼンチン(Argentina)5つの有力新興国の総称
         2039年までにBRICsのGDPの合計が、アメリカ、日本、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアのGDP合計を上回り、
         さらに2050年には、GDPの順位が、中国、アメリカ、インド、日本、ブラジル、ロシア、イギリスの順になると予想しています。

【画像】日米中GDP規模の推移
     【各国統計よりBRICs経済研究所作成】

ことし10月中国GDPは図にあるとおりにほんを抜きました。 2020年代にはアメリカを抜き去り世界一のGDP規模になるだろうと予測されています。

中国の人口は13億5千万と推定されているから、当然といえば当然のことでしょう。 

それにしても、人間にとって”貧しさの体験”は、長い歴史の過程を見ると生活向上の土台になっています。 社会の変化のキーポイントとして”貧しさの体験”を中核として歴史の歩みを再構成できるのではないだろうか。 そう考えてみると、青年時代に読んだヒルテイの「幸福論」の最後のほうに書かれていた、労働に耐えていることが幸福につながるというような趣旨が今も脳裏に焼きついています。

日本の10倍余の人たちの多くは”貧しさから脱却したい”と願っているに違いありません。 多少の苦労とか困難などの障害にたいして、“我慢する根性”を多分にそなえていることでしょう。

この”貧しさの体験”と“我慢する根性”が中国の人たちのエネルギーの根源になっていると理解することが正しい認識であろうと思います。 こうして後々世界一のGDPG規模になっていくのだろうと思います。

日本の中世に盛んになっていた無常観は間違ってはいないのです。 人の慢心を修正するには、現状を否定するような”貧しさの体験”と“我慢する根性”に直面しなければ芽生えてはきません。

【画像】中国の金投資需要推移
     【出典 : GFMS】

門倉貴史さんの解説をきいていますと、2008から急激に金投資需要が増えたのは政府の方針が変わったからだといいます。

田中宇さんのニュース解説でも、新聞のニュースでも、中国の金地金の蓄財が増えているといいます。 兌換券から信用紙幣へ移行したことには、いろいろと不安材料があったことと思います。 ことに「2010 金価格分析」の‘国際金価格の推移と主な変動要因’グラフを見ると、いろいろの金融不安によって金相場が乱高下しています。

金本位制であれば、2007年の‘サブプライムローンショック’のような怪しげな商取引は発生しなかったはずです。

自分の経済生活の不安を一掃するのには、守銭奴ならぬ守金奴にはしるのは当然といえば当然のこととなります。

【画像】中国の外貨準備高推移
     【中国人民銀行資料よりBRICs経済研究所作成】
     ……米中関係から見た‘金’……


グラフの数値を見る限りでは2002年頃から対米輸出は年々増加の一途をたどっています。 この外貨準備高は対米のみのデータですが、このドルは殆どが米国債だといいます。 もしドル崩壊が現実のものとなれば、そのリスクひがいも大きなものになります。

米国は中国包囲網を強めているように見えるけれども、貿易が途絶えれば即困難な状況になるために、本気で対決するようなことはありえない。 ‘トムとジェリー仲よく喧嘩しな’この格言は米中間でも日中間でも当てはまることである。 所詮は手を携えて進まなくてはならないのです。

尖閣諸島の問題にしても‘トムとジェリー’を心得ておかないといけません。 ついでに言えば、夫婦喧嘩も‘トムとジェリー’の格言を充分わきまえておかなくてはならないのです。

米中関係の実情はできる限りデータを手に入れて認識おかなければなりません。

  【画像】国際金価格の推移と主な変動要因
       【1トロイオンス当たりドル】
       ……縦軸単位ドル・横軸単位西暦年号下2桁……



(データは第一商品KKの「2010 金価格分析」 35p・36p)

画像を大きくしたから説明が読みにくいけれど、このグラフを見ると金価格の変動が何の要因によって起きているのか推察できる。

それぞれの要因による思惑の内容については、各種各様になります。 この思惑については専門家の解説を必要とします。 でも、変動の実態を見ていると、ただ事ではないということがわかるし、それだけに、変動を作為的に誘引している勢力があることも容易に推察できます。

変動誘引については田中宇の解説を見てくると、いつ誰たちが何を狙って根回し操作を引き起こしてきていたのか、熟慮しなければなりません。 政治家は絶えず神経を研ぎすまし、少しの変化も見落とすことのないよう専門のシンクタンクで注意していく必要があるはずです。

1978年の第二次オイルショック以降の金相場の変動、イラク戦争以降の金価格の連続高騰、それとともにドル崩壊が心配されるようになって、金地金保有の風潮やらインドのダウリー制度と経済発展など、金価格は上昇の一途をたどっています。