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折々の記 2011 C

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】05/29〜     【 02 】06/03〜     【 03 】06/10〜
【 04 】06/20〜     【 05 】07/06〜     【 06 】07/09〜
【 07 】07/10〜     【 08 】07/12〜     【 09 】07/16〜

【 06 】07/09

  07 09 阿修羅の検証は不可避 五

 07 09 (土) 阿修羅の検証は不可避 五

   日本の政治を考える
   民主党 小沢幹事長を貶(トガ)める秘密組織 『三宝会』
   三宝会
   官僚の天下り
   郵政官僚の天下り

■ 日本の政治を考える

日本の政治を糾弾する
http://kyudan.com/index.htm

日本の政治を考える

 戦後60余年続いた腐敗した自民党政権下での様々な不満が爆発して、2009年選挙による政権交代と言う”静かな革命”が起き、国民が選んだ初めての民主政府が誕生した。 この選挙での最大の貢献者は小沢一郎であり、菅直人は単なる傍観者であった。 

 民主党は四面楚歌、孤軍奮闘して、強固に固められた政官業の癒着から、毎年何十兆円かの無駄な税金が、自公政権の利権を守るために費やされている状況を打破しようとしている。

 アメリカ合衆国、野党政治家、官僚のみならず、マスメディア、財界、司法界、県知事、市町村長、はたまたマスメディアに洗脳された国民までを敵にまわし奮闘している。

 小沢一郎が目指している『政治改革』は本物であり、決してこの流れを止めてはならない。 国民は今何が起きているのかを冷静に判断して頂きたい。

 東京地検特捜部は自民党、官僚の代表であり、彼等自身の保身のために小沢を抹殺しようと様々な手段を行使している。 賢明な国民の皆様、民主党を信じて見守って行こうではありませんか。

 再度、自民党政権に戻るような事が起これば未来永劫、国民のための政治が行われない、と言う事を胆に銘じて頂きたい


糾弾 管理人 安楽庵 拝



■ 民主党 小沢幹事長を貶める秘密組織 『三宝会』

日本の政治改革 民主党 小沢幹事長を貶める秘密組織 『三宝会』
http://kyudan.com/opinion/sanpokai.htm

 「三宝会」は竹下元首相の指示で1996年につくられた秘密組織で、新聞、テレビ、週刊誌、政治家、官僚、評論家が集まり、自民党にとって最大の脅威である小沢一郎氏をメディアの力で抹殺する作戦が行われている。 現在も存在し強力な指導力は健在だが、日本の裏社会を操作するこの会の内容は黒いベールに包まれている。 その中心的存在は自民党である事は言うまでもない。


「三 宝 会」 趣 旨 書


 激動する現代社会では、多角的で、迅速な情報の伝達が必須要件とされております。

 これらの情報は、複雑多岐にわたるマスメディアの発達によって、政治、文化、経済など、社会のあらゆる分野から、絶え間なく生み出されてきています。

 こうした情報を逸早く正確にキャッチし、吸収、消化して、行動の指針とするためには、それぞれの分野における人々が己の属する世界のみに閉じこもり、それにとらわれることなく、よりオープンに、立場を異にする各分野の仲間たちと円滑な人間関係を築き上げていくことが求められます。

 そうすることによってはじめて、微視的ではない巨視的な判断と、公正で、客観的なものの考え方が得られるようになるのです。

 この目的を果たすために、このたび親しい者同志が相語らって、新聞、テレビ、雑誌など、マスコミの第一線で活躍しているジャーナリストを中心に、政、財界の関係者らが定期的に集まり(老生・註=竹下元首相はプロパガンダを支配する秘密クラブ「ビルダーバーグ」を念頭においたに違いない)(<06 10・参照>)、情報交換を行ない、相互研鑽に励み、個々の資質の練磨と向上をはかるべく、新しく一つの会を設立することに致しました。 “永田町のフィクサー” 福本邦雄がまとめた三宝会・会員名簿

「三宝会」 最高顧問・代表・世話人・事務局・会費
最高顧問  竹下  登   衆議院議員  
代表(五十音順) 葛西 敬之 東海旅客鉄道(株) 社長
近藤  晃 日本航空(株) 社長
関本 忠弘 日本電気(株) 会長
南谷昌二郎 西日本旅客鉄道(株) 社長
塙  義一 日産自動車(株) 社長
松田 昌士 東日本旅客鉄道(株) 社長
米山 令士 千代田生命保険(相)  社長
世話人(順不同) 高橋 利行 読売新聞 世論調査部長
後藤 謙次 共同通信 編集委員
芹川 洋一 日本経済新聞 政治部次長
佐田 正樹 朝日新聞 電子電波メディア局局長付
湯浅 正巳 選択出版  
内藤 武宣 早稲田大学 講師
松岡  敦 (株)啓愛社エヌエムビー 社長
平野  聰 日本航空(株) 常務
竹中  誉 (株)エル・ビーエス 社長
福本 邦雄 (株)フジインターナショナルアート 社長

事務局       東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル
  (株)フジインターナショナルアート内
会費 法人会員 月額参万円(六ヶ月分をまとめ、年二回納入)
  個人会員 会合の都度(壱万円を限度とする)

 要は、年1、2回集まりマスコミを政・財界側にとり込もうというもの。 企業側の思惑は、当然ともとれるが、マスコミ会員は、どのような判断でここに参加したのか、ジャーナリストとしてこれを問われることになるのでは。

法人会員企業名 (平成 9 年版)
法人名 (50音順) 役職名 / 氏名
天野製薬(株) 会長  天野源博
伊藤忠商事(株)  顧問  内藤正久 
(株)エル・ビー・エス 社長  竹中 誉
川崎電気(株) 社長  川崎 暢
関西電力(株)  東京支社長  高本久夫
(株)関西都市技研 取締役  谷 嘉寿男
京都自治経済協議会 事務局長  安川良子
(株)啓愛社エヌ・エム・ビー  社長  松岡 敦
(株)啓愛社製作所 副社長  竹内留四郎
サントリー(株) 常務  立木正夫
ジャパンライフ(株) 専務  三ツ橋一男
セコム(株) 会長  飯田 亮
全国朝日放送(株) 社長  伊藤邦男
全日本空輸(株)  企画室部長  浜田健一郎 
大成建設(株)  広報部長  中津海光夫
中部ガス(株) 会長  神野信郎
中部電力(株)  広報部長  田村典久
千代田生命保険(相)  取締役  清水宥玄
都築電気(株) 社長  都築省吾
帝京大学 総長秘書  馬場良雄
東海旅客鉄道(株) 社長  葛西敬之
東京電力(株)  総務部長  山本勝
(医)徳洲会 理事長  徳田虎雄
(財)都市技研 代表取締役  木原 康
西日本旅客鉄道(株) 社長  南谷昌二郎
日産自動車(株) 社長  塙 義一
日産不動産(株) 社長  木島孝蔵
日本航空(株)  常務  平野 聰
日本電気(株)  顧問  大森義夫
日本電信電話(株)  副社長  井上秀一
東日本旅客鉄道(株) 社長  松田昌士
(株)フジ・インターナショナル・アート 社長  福本邦雄
堀硝子(株) 社長  堀 俊一
(株)ホリプロ 会長  堀 威夫
マルハンコーポレイション 社長  韓 昌祐
個人会員の社名

朝日新聞(5名)、毎日新聞(3名)、読売新聞(3名)、日経新聞(3名)、

共同通信(3名)、TBS(1名)、日本テレビ(2名)、フジテレビ(1名)、

テレビ朝日(2名)、講談社(2名)、文芸春秋(3名)、プレジデント(1名)、

選択(1名)、朝日出版社(1名) 等


平成 9 年 10 月 現在


法人会員企業名 (平成 11 年版)
法人名 (50音順) 役職名 / 氏名
天野製薬(株) 会長 天野源博
伊藤忠商事(株)  副社長 内藤正久
(株)エル・ビー・エス 社長 竹中 誉
(株)大林組 副社長 荒川利輝
鹿島建設(株) 社長 梅田貞夫
川崎電気(株) 社長 川崎 暢
関西電力(株)  東京支社長 小橋和雄
(株)啓愛社エヌ・エム・ビー  社長 松岡 敦
(株)啓愛社製作所 副社長 竹内留四郎
サントリー(株) 常務 立木正夫
清水建設(株) 専務 三宅文男
ジャパンライフ(株) 会長 山口隆祥
セコム(株) 最高顧問 飯田 亮
全日本空輸(株)  企画室調査室長 浜田健一郎 
大成建設(株) 副社長 葉山莞児
(株)竹中工務店 社長 竹中統一
中外製薬(株) 総務部長 高木 穆
中部ガス(株) 会長  神野信郎
中部電力(株)  常務 中野淳司
千代田生命保険(相)  総務部長 杉田 隆
都築電気(株) 相談役 都築省吾
帝京大学 理事長 冲永荘一
東海旅客鉄道(株) 社長 葛西敬之
東京電力(株)  常務 山本 勝
(医)徳洲会 理事長 徳田虎雄
(株)都市技研 代表取締役 木原 康
西日本旅客鉄道(株) 社長 南谷昌二郎
(株)日建設計 常務 橋本忠篤
日産不動産(株) 社長 木島孝蔵
日本航空(株)  顧問 平野 聰
日本電気(株)  常務 大森義夫
日本電信電話(株)  副社長 和田紀夫
東日本旅客鉄道(株) 常務 花崎淑夫
(株)パシフィック・コンサルタンツ・インターナショナル 会長 荒木民生
(株)フジ・インター・ナショナル・アート 社長 福本邦雄
堀硝子(株) 社長 堀 俊一
(株)ホリプロ 会長 堀 威夫
平成 11 年 10 月 現在

 (「三宝会」趣旨書からここまではは「論壇」からのコピーです)



 小沢一郎幹事長は田中角栄にかわいがられた政治家であることはよく知られている。 田中角栄は小沢に亡くした長男を見ていたのだと言う。 しかし、それを快く思わなかった者は少なくない。

 その中の代表格の一人が竹下登だ。 村山首相が政権を投げ出し、橋本龍太郎氏が後継首相になると、竹下は「三宝会」という組織を結成する。 三宝会の本当の目的は、小沢を潰すことだった。 もっと正確にいうと、自分たちの利権構造を壊そうとする者は、小沢に限らず、誰でもそのターゲットにされるのだ。

 なぜ、小沢を潰さなくてはならないのか、それは小沢が竹下の意に反して政治改革を進め、自民党の利権構造を本気で潰そうとしていることにあった。 この三宝会について平野貞夫氏は、その表向きの設立の目的を次のように書いています。
 (三宝会の)設立の目的は「情報を早く正確にキャッチして、行動の指針とするため、立場を異にする各 分野の仲間たちと円滑な人間関係を築き上げていく」というものだった。 メンバーは最高顧問に竹下、政界からは竹下の息がかかった政治家、財界からは関本忠弘NEC会長ら6人、世話人10人の中で5人が大手マスコミ幹部、個人会員の中には現・前の内閣情報調査室長が参加した。 要するに新聞、テレビ、雑誌などで活躍しているジャーナリストを中心に、政治改革や行政改革に反対する政・官・財の関係者が、定期的に情報交換する談合組織だ。

平野貞夫著 『わが友・小沢一郎』/幻冬舎刊

 この三宝会によって、小沢は長年にわたってことあるごとに翻弄され、しだいに悪玉のイメージが固定してしまう。 「剛腕」、「傲慢」、「コワモテ」、「わがまま」、「生意気」など、政治家としてマイナスのイメージは、三宝会によって作られたものなのだ。

記事 http://electronic-journal.seesaa.net/archives/20100218-1.htmlからのコピーです。

参考ブログ Aobadai Life

おしまい 2010/5/20

追記

「永田町のフィクサー」福本邦雄氏死去 zakzak 2010.11.02

 故竹下登元首相の政治団体代表を務めるなど、「永田町のフィクサー」として知られた、画廊フジ・インターナショナル・アート会長の福本邦雄氏が1日午前、敗血症のため東京都港区の病院で死去した。83歳だった。

 福本氏は1927年、戦前の日本共産党幹部、福本和夫氏の長男として生まれた。東京大学経済学部を卒業後、51年に産経新聞社に入社。その後、自民党の有力者、椎名悦三郎元外相の秘書などを務め、政財官界に人脈を築いた。

 絵画ビジネスを手がける一方、89年には旧KBS京都(京都放送)社長に就任。90年代後半、竹下氏を最高顧問に据え、政治家や官僚、財界人、新聞記者などが集まる勉強会「三宝会」を主催したが、永田町では「同会は、存在感を強めていた小沢一郎氏と距離があった。政・財・官の深部を結ぶ秘密組織では」(事情通)などと囁かれた。

 葬儀・告別式は3日正午から、港区高輪の高野山東京別院で。喪主は妻智子(ともこ)さん。

西松建設の裏金問題
底割れしている「西松」捜査
小沢代表秘書逮捕、検察強制捜査への疑問
小沢幹事長の「4億円不記載」とは一体何 ?
検察リークに踊らされるメディアへの危惧
マスコミにリークする悪徳検事達の写真
小沢幹事長の西松事件の真相
検事とはサディストの別名だ!姑息な卑怯者 民野健治 二級検事
検察庁の歴史的に根ざす構造的腐敗(1)
検察庁の歴史的に根ざす構造的腐敗(2)
歴代検事総長=公金横領者リスト
野中広務が暴露した官房機密費
野中広務・官房機密費の記事
野中弘務が語る『官房機密費の実態』
官房機密費メディア汚染 平野貞夫
自民党の秘密組織 『三宝会』
歴代の内閣官房長官
検察審査会で『起訴相当』とされた小沢幹事長
検察審査会は小沢幹事長を「絶対権力者である」と決め付けている
番外 大人の紙芝居 深刻に考えないで下さい



■ 三宝会

この三宝会の記録はまだ見たことがない。 会議は年に1〜2回というがいつ開かれたかわからない。 秘密会議だから無理もない。

検索を見ていくといろいろのデータが出てくるから、調べていくといいだろう。



<Electronic Journal ●「三宝会/小沢潰しを狙う組織」(EJ第2756号)>
http://electronic-journal.seesaa.net/article/141479890.html

 竹下登、金丸信両氏、それに小沢一郎といえば、旧経世会の三羽烏といわれていたのです。竹下、金丸とひとくくりにしていうと、金のノベ棒によって象徴される金権体質の政治家というイメージがあります。そして、小沢はそのDNAを引き継いでいる現代の金権体質の政治家の代表ということになってしまいますが、この見方は完全に間違っています。
 日本の政治の世界はそんなにきれいなものではありません。権力をめぐって権謀術数が渦巻き、政官業と大マスコミが癒着し、己の利益のためなら、マスコミを使って世論操作でも何でもするというひどい世界になっています。
 ですから、本気でこれを改革しようとする政治家があらわれると、政官業と大マスコミが謀略を仕掛けて追い落とすことなど、当たり前のように行われるのです。それは現在でも続いているのです。現在そのターゲットとされている中心人物が、小沢一郎なのです。彼が本気で改革をやりそうに見えるからです。
 それがウソと思われるなら、ぜひ次の本を読んでいただくとわかると思います。
―――――――――――――――――――――――――――――
    平野貞夫著  『平成政治20年史』/幻冬舎新書
―――――――――――――――――――――――――――――
 小沢は田中角栄にかわいがられた政治家であることはよく知られています。田中角栄は小沢に亡くした長男を見ていたのです。しかし、それを快く思わなかった人は少なくないのです。
 その中の一人が意外に思われるかもしれないが、竹下登氏なのです。村山首相が政権を投げ出し、橋本龍太郎氏が後継首相になると、竹下氏は「三宝会」という組織を結成します。三宝会の本当の目的は、小沢を潰すことなのです。もっと正確にいうと、自分たちの利権構造を壊そうとする者は、小沢に限らず、誰でもそのターゲットにされるのです。
 なぜ、小沢を潰すのでしょうか。それは小沢が竹下元首相の意に反して政治改革を進め、自民党の利権構造を本気で潰そうとしていることにあります。この三宝会について平野貞夫氏は、その表向きの設立の目的を次のように書いています。
―――――――――――――――――――――――――――――
 (三宝会の)設立の目的は「情報を早く正確にキャッチして、(中略)、行動の指針とするため、(中略)立場を異にする各分野の仲間たちと円滑な人間関係を築き上げていく」というものだった。メンバーは最高顧問に竹下、政界からは竹下の息がかかった政治家、財界からは関本忠弘NEC会長ら6人、世話 人10人の中で5人が大手マスコミ幹部、個人会員の中には現・前の内閣情報調査室長が参加した。要するに新聞、テレビ、雑誌などで活躍しているジャーナリストを中心に、政治改革や行政改革に反対する政・官・財の関係者が、定期的に情報交換する談合組織だ。
    平野貞夫著  『わが友・小沢一郎』/幻冬舎刊
―――――――――――――――――――――――――――――
 この三宝会によって、小沢は長年にわたってことあるごとに翻弄され、しだいに悪玉のイメージが固定してしまうことになります。「剛腕」、「傲慢」、「コワモテ」、「わがまま」、「生意気」など、政治家としてマイナスのイメージは、三宝会によって作られたものなのです。
 なお、三宝会のリストはいくつかネット上に流出しており、見ることができます。その会員名簿のひとつをご紹介します。
―――――――――――――――――――――――――――――
    http://www.rondan.co.jp/html/news/0007/000726.html
―――――――――――――――――――――――――――――
 この会は現在も存続しているといわれており、上記の名簿の中には、現在、TBSテレビの「THE NEWS」のキャスターである後藤謙次氏(共同通信)の名前もあるのです。後藤謙次氏のニュース解説は定評がありますが、こと小沢に関してはけっしてよいことをいわないことでも知られています。
 もっとも現在のマスコミにおいて、小沢を擁護するキャスターやコメンテーターは皆無でしょう。口を開けば「小沢さんは説明責任を果たせないなら、辞任すべきだ」――もう一年以上こんなことが飽きもせず続いているのです。
 昨年来の小沢捜査で、唯一小沢に対して比較的擁護すべき論陣を張っていたのはテレビ朝日系の「サンデープロジェクト」だけです。それは、元検察官で名城大学教授の郷原信郎氏の存在が大きいのです。郷原氏は2009年の大久保秘書逮捕のときからこの捜査を最初から無理筋の捜査であり、容疑事実からして納得がいかないと断じていたのです。郷原氏のコメントは実に論理的であり、納得のいくものであったのです。それは、今年になってからの小沢捜査でも変わらなかったのです。
 しかし、他局――というより、「サンデープロジェクト」以外の番組は、「小沢=クロ」の前提に立って、それは徹底的に小沢叩きに終始していたのです。  一方、「サンデープロジェクト」以外の他局の代弁者は、元東京地検特捜部副部長のキャリアを持つ弁護士の若狭勝氏です。サンプロ以外のテレビにたびたび出演し、当然のことながら、若狭氏は一貫して検察擁護の立場に立って主張したのです。
 「サンデープロジェクト」の郷原氏に対して、同系列局も含めて他局はすべて若狭氏なのです。もっとも「サンデープロジェクト」では、1月29日深夜「朝まで生テレビ」でこの2人は激突しています。1対1の対決ではなく、小沢クロ派――平沢勝栄氏山際澄夫氏、それに若狭氏、これに対して、小沢擁護派は細野豪志氏、大谷昭弘氏と郷原氏という強力な対決であり、勝負にならなかったようです。しかし、ほとんどのテレビ局が反小沢というのは本当におかしな話です。
    [小沢一郎論/32]
≪画像および関連情報≫
 ●東京地検が「週刊朝日」に出頭要請 !?/2月6日
  ―――――――――――――――――――――――――――
 東京地検(特捜)は、やはり解体させるしかない。週刊朝日への出頭要請は、小沢不起訴、そして逮捕された3名の保釈を決定するという屈辱感からくる、最後の悪あがきでもあったか。3名の保釈=「検察リークによる報道と実際の供述との違い」、そして「検察の人権と法を無視した取り調べの実態」が晒されることを意味する。それでもなお、保釈すると言うことは、どこからかの意向が強く示されたと考える。何処の意向か?米国政府ではないか?
 このプログには驚くべきことが書いてある。表面上はなかったことになっているが、『週刊朝日』の編集長に東京地検から出頭要請があったという。真実はどうなのか。『週刊朝日』2/19号にその事実は書いていない。しかし、政治ジャーナリスト上杉隆氏の検察への抗議文は出ている。
    http://rightaction.cocolog-nifty.com/blog/cat7087639/index.html
  ―――――――――――――――――――――――――――
平野貞夫氏



■ 官僚の天下り

http://kyudan.com/opinion/amakudari.htm

役所の局長室を訪ねた人が、秘書に面会を請うた。
秘書 「局長はおりません」。
客 「午前中は働かないのですか?」。
秘書 「午前中は出勤しません。働かないのは午後です」。
官僚の仕事ぶりを皮肉った外国の小話。

天下り、と言うのは公務員、もしくは公職につく者が退職後、職業に関連の深い法人や、協会と言った所に、たかる事を目的に再就職することです。 天下り先で金になる優良な公益法人や財団、協会を多く持つのは一番に国土交通省。 平成14年だけで321人が たいした仕事も無く、給料が高く、法外な退職金がもらえる傘下に就職してます。 次が厚生労働省、114人が再就職。 各省とも大体100人前後が天下り先に就職してます。

兵庫県医師連盟が千数百ページに及ぶ財務省の予算書の科目をひとつひとつ仕分けし、国家予算の全体像とその使い道を明らかにした。 2003年度予算における歳出(支出)は一般会計 81兆8千万円、特別会計 199兆7千万円。 これらを連結して重複部分を除いた国家予算の歳出合計は 232兆6千万円となる。

このうち、社会保障給付や義務教育負担として国民のために使われているのは 60兆4千万円。 残りは国債などの債務償還、地方交付税交付金、国家公務員の人件費や経費などに使われているが、歳出合計の7%にあたる15兆3千万円は官僚の天下り先の特殊法人、独立行政法人、公益団体に補助金として流出している。

下のリストは各省庁で公開している天下り先のリストにリンクしてますが、ほとんどが簡単に流用できないようにPDF(アクロバットリーダー)です。 こちらから無料で入手出来ます。 このPDFファイルを利用する場合はページ左上のの保存でコピーします。 編集→すべて選択、編集→コピーしてWORDなどに貼り付けます。 フォントの変換できれいにコピー出来ます。

しかし、このリストで公開されているのは、差しさわりのないホンの一部で、悪事を働いて懲戒解雇の前に依頼退職しているような悪辣な官僚は公表されません。 (毎年リンク先が変更になるところがあります、リンク切れの際はhttp://www.e-gov.go.jp/ の ”再就職” で検索してください)

会計検査院 防衛庁 財務省
人事院 金融庁 文部科学省
内閣官房 総務省 厚生労働省
内閣法制局 公正取引委員会 農林水産省
内閣府 公害等調整委員会 経済産業省
宮内庁 法務省 国土交通省
警察庁 外務省 環境省
官僚の天下り、半数以下に 特殊法人などのトップ人事  特殊法人はこちら 認可法人はこちら

中央省庁幹部による特殊法人や独立行政法人の天下り問題で、政府は、トップと常勤役員への官僚出身者の起用を全体の半数以下に抑える方針を決めた。 小泉が政府系金融機関トップへの事務次官経験者の起用をやめ、その他の特殊法人についても天下りを減らす意向を示したことに、各省庁で困惑や疑問の声が出ている。 小泉としては具体的な目標を定めることで、「官」の抵抗を排除するとともに、夏の参院選に向けて「官から民へ」をめざす姿勢をアピールだけでもしたい考えだ。

 福田官房長官が記者会見で「特殊法人、独立行政法人は公共性の高い業務を効率良く実施することが求められる。 事務次官などのポストからの任用を固定化させない。 法人の長、役員は官民のバランス良く適材適所で登用する。 長は長、役員は役員でそれぞれ半数以下に役人の天下りを抑える」と明らかにした。

 閣議了解が必要な特殊法人などのトップ人事は、福田を長とする首相官邸の閣議人事検討会議で最終的に決める。 福田は(1)民間からの起用(2)各法人の内部登用――をあわせて半数以上にする方針を示したうえで、「半数」を目安とした根拠については「合理的な理由はない。 その辺をまず目標にしようという考え方だ」と説明した。 つまり、選挙用に言ってみただけで、本心は何も変える気はないという事だ。

 これに関連して小泉は、「次官経験者は自分の役所の特殊法人などへの天下りは既得権と思っちゃいけない。 その一環だ。 当面半分を目標にしよう、ということです」と記者団に語った。 小泉は衆院予算委員会で、九つの政府系金融機関の大半のトップが次官経験者で占められている現状について「いまの人が辞めるときには次官経験者がなることはない」とした上で、自分が辞めてから、どのようになるかは責任がもてないとも明言した。

 一方、新東京国際空港公団が4月に民営化して発足する成田国際空港の社長には、元運輸次官の就任を認めた。 小泉周辺は、成田空港が過激派のゲリラ行為の標的となってきた経緯から「役所の人間もやりたがらないポスト。 まして民間人はやりたがらない」と天下り容認の理由を説明した。

各省庁から官邸に判断を求められている人事案件は現在、特殊法人から独立行政法人に移行して4月に発足する海洋研究開発機構など22件。 まずはこれらの人事が試金石になる。 答弁書によると、両省庁を退職した幹部を受け入れたのは年金や医療に関連する62法人。 給与(本俸月額)は、結核予防会の理事長が約 116万円、厚生年金事業振興団の常務理事で 52万円など。退官時の退職金は、最も多い人で 9039万円、25人が 5000万円以上受け取っていた。

財団法人日本学術振興会 (この財団法人は文科省が所管する特殊法人) 理事長は月給約 105万円、年収約 2000万円の超高給取り。 理事長の任期4年をまるまる務めれば、この天下りだけで退職金も含めて1億円近くが転がり込む。

ヤマト福祉財団理事長(元ヤマト運輸会長)小倉さんが、こう言ってむくれていました(日経ビジネス2001/2/12)。
日本障害者雇用促進協会では、雇用促進法に定める1.8%の雇用をしていない企業から、一人当たり5万円を徴収し、基準以上に雇用している企業に報奨金を支払う作業をしている。
ところが、この協会はデラックスな事務所にいて、職員は700人、会長は元労働次官で年収三千万円。 ただ金を集めて配布するだけの仕事に、どうしてこんな仕組みが必要なのか。



■ 郵政官僚の天下り

http://kyudan.com/opinion/yuusei.htm

郵政事業の現業部門は外局の郵政事業庁に切り離され、03年4月、日本郵政公社に移行した。 現在、郵便局数2万4700局、常勤職員が27万人の巨大組織だ。 この組織は旧郵政省時代から天下り天国だった。 旧郵政省は歴史が長く、所管する事業が多い。 所轄の公益事業のほかにファミリー企業がゴマンとある。 郵便の空輸関連で航空会社に天下る人もかなりの人数がいる。 通信、放送、衛星部門もあり、天下り先は他省庁に較べて格段に多い。 郵便物の運送を受託する日本郵便逓送(株)をはじめ輸送部門だけで33社ある。 郵政公社に物品を納入する(株)メルファム、東日本の郵貯のATMの保守点検を行う日本オンライン整備(株)、西日本のパルオンライン(株)、損保代理業の清和(株)と数限りなくある。 郵政公社の天下り人数は他省庁と比較しても格段に多く、03年から04年の2年間だけで人事院に承認され、ファミリー企業、営利企業に天下った人数は254人にものぼる。 下記はその中でも恵まれている人々だ。

氏   名  略          歴 天下り先の給与 現在までの
生涯給与
尊 顔
森本 哲夫(70) 郵政事務次官(93/7退官)⇒(財)郵便貯金振興会・理事長(93/7-97/8)⇒通信放送機構・理事長(97/8-98/9)⇒JSAT(株)・会長(98/6-03/6)(同時期)マルチメディア振興センター・理事長兼任⇒日本オンライン整備・会長(03/9-現在) 2億7356万円 7億6612万円
白井 太(70) 電気通信局長⇒郵政事務次官(94/7退官)⇒(特)簡易保健福祉事業団・理事長(94/8−98/6)⇒通信放送機構・理事長(98/6-04/3)⇒(財)マルチメディア振興センター・理事長(04/4-現在)⇒同時期(株)NTTデータフロンティア・会長(04/6-現在) 2億5045万円 7億6193万円
松野 春樹(68) 郵政事務次官(96/7退官)⇒(財)日本データ通信協会・理事長(96/7-01/6)⇒(財)ポスタルサービスセンター・理事長(96/8-98/7)⇒(財)郵便貯金振興会・理事長(97/8-00/6)⇒NTT(株)・副社長(00/6)⇒同社取締役相談役(04/6-現在) 2億2007万円 7億3154万円
五十嵐 三津夫(65) 郵政事務次官(98/6退官)⇒(特)簡易保健福祉事業団・理事長(98/7-00/6)⇒(財)ポスタルサービスセンター・理事長(98/8-00/6)⇒KDD(株)・特別顧問(00/7)⇒同副社長(01/6)⇒同会長(03/4)⇒同顧問(05/6-現在) 1億7576万円 6億6495万円
山口 憲美(68) 郵政省大臣官房資材部長⇒大臣官房経理部長⇒郵政審議官(97/7退官)⇒NECポスタルテクノレクス(株)・顧問(98-99)⇒同時期⇒三菱商事(株)・顧問⇒宇宙通信(株)・副社長(99/7-03/6)日本電子総合サービス(株)・社長⇒(03/6-現在) 1億7089万円 6億7959万円
谷 公士(さとし)(64) 総務審議官⇒貯金局長⇒官房長⇒電気通信局長⇒事務次官(01/1退官)⇒(財)郵便貯金振興会・理事長(01/1-03/3)⇒(財)日本データ通信振興会・理事長(01/7-03/1)⇒JSAT(株)・会長(03/6-04/3)⇒人事院・人事官(04/4-現在) 1億557万円 6億3597万円
西井 烈(いさお)(67) 近畿郵政局長⇒東京郵政局長⇒簡易保険局長(91/6退官)⇒NTTデータ通信(株)・常務(91/6)⇒同副社長(95/6-98/6)(株)メルファム・社長(02/6-現在)⇒(財)簡易保険文化財団・理事長(02/7-現在) 2億8821万円 6億4087万円
金沢 薫(60) 簡易保険局長⇒通信政策局長⇒放送行政局長⇒総務省総合通信基盤局長⇒事務次官(03/1退官)⇒(財)日本データ通信協会・理事長(03/3-現在)⇒郵便貯金振興会(03/4-現在)  5202万円 5億4458万円
品川 萬里(まさと)(60) 東北郵政局長⇒官房審議官⇒貯金局長⇒放送行政局長⇒郵政審議官(00/6退官)⇒(財)ポスタルサービスセンター・理事長(00/7-02/6)⇒(株)NTTデータ・顧問(02/7)⇒同社副社長(03/6-05/6) 1億2511万円 5億3929万円
足立 盛次郎(61) 大臣官房審議官⇒郵便貯金局次長⇒近畿郵政局長⇒大臣官房人事部長⇒簡易保険局長⇒郵政事業長長官(02/1退官)⇒(財)簡易保険加入者協会・理事長(02/2-04/5)⇒(株)NTTドコモ・副社長(04/6-現在)  8242万円 5億3628万円
天野 定功(61) 総務審議官(02/1退官)⇒(特)簡易保健福祉事業団・理事長(02/4-03/3)⇒(財)ポスタルサービスセンター・理事長(02/7-04/1)⇒(財)国際通信経済研究所・理事長(03/4-04/1)⇒大和総研・顧問(04/1-04/6)⇒KDD(株)・特別顧問(04/7)⇒同社副会長(05/6−現在)   9697万円 5億5300万円
濱田 弘二(59) 大臣官房財務部長⇒大臣官房総務審議官⇒郵務局長⇒郵政審議官⇒総務省総務審議官(01/7退官)⇒大和総研・顧問(01/7-03/6)⇒宇宙通信(株)・副社長(03/7-04/6)⇒(財)国際通信経済研究所・理事長(04/7-現在) 1億2609万円 5億3804万円
野村 卓(57) 総務課長⇒大臣官房専門調査官⇒大臣官房財務部長⇒貯金局長⇒郵政公社統括間⇒郵政行政局長(04/1退官)⇒(財)ポスタルサービスセンター・理事長(04/1-現在)、(財)郵政互助会・会長(04/2-現在)    3275万円 4億5721万円


「生涯給与」「天下り先給与」ともに試算にもとずく推定額です。 官僚時代の給与は02年俸給ベースで算出。 公益法人も同様。 公開資料のない法人は報酬年額が判明している法人に準じている。 NTT関連各社など民間企業での給与は、NTTの01年公表資料をもとに試算した(NTT取締役の年俸総額と一時金総額から取締役一人あたりの「平均額」を算出して試算)。 また、法人や企業で役員などを兼務している場合は、「最も在任期間の長い法人や企業」からの報酬のみを試算し、それ以外の法人、企業からの給与はゼロとした。 金額はあくまで推定額であり、少な目に試算してあるので、実際はこれよりかなり多い。(週間現代2005年7月30日号から抜粋-年齢は現在)