粗食、少食は長寿につながる ?
日野原重明先生は、80歳から1日1300キロカロリーの食事摂取にされています。腹八分目が健康を保つのに有効であると言うことです。日野原先生の健康法を学んで、高齢でも第一線でご活躍の先生にあやかりたいものです。
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また、石原結實先生の健康法「石原式朝だけにんじんジュースダイエット」も一番下に記しています。参考にしたいものです。
聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生は、今年96歳になられますが、超人的にご活躍です。(2007.7)
先生は10年前から食事は夜のみで、朝はコーヒー、ジュース、ミルク、オリーブ油を摂取され、昼はミルクとクッキー2個だけだそうです。
夜は茶碗半分ほどのご飯、たっぷりの野菜、それにヒレ肉か魚で1日1300キロ・カロリーに制限されています。
先生の基礎代謝が1200キロ・カロリーで、100キロ・カロリーを毎日頭脳活動と運動に使っている計算になるようです。
日野原重明先生の健康法は、運動と粗食とご本人がおっしゃっています。そして、今の若者は食生活が豊か過ぎるから、老化が早いのではないかと危惧しておられます。
日野原先生のうつぶせ寝と考案した枕「ピロー・オハラ」
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日野原重明先生は、睡眠が大切だと実感され、うつぶせ寝を提唱されています。うつぶせ寝は、腰に体重がかからないから床ずれの心配がありません。
腹臥位(ふくがい)になると腹式呼吸になり、肺活量が増えて呼吸が楽になります。たんがたまらず、寝つきが良いし、目覚めも快適と言われています。
そこで、いびきがひどい人、腰痛が大変な人用にうつぶせ寝用の 枕 を考案されたそうです。「ピロー・オハラ」という名前だそうです。
日野原重明先生は、若さを保つためには、常に新しいことに挑戦することも必要ということで、2000年に「新老人運動」を始められました。
スローガンは、「新しいことを創める」だそうです。日野原重明先生は、冒険心と勇気をいつまでも忘れない生き方をされています。2007.7.10読売新聞「時代の証言者」から
「文藝春秋」の2007年3月号に「百歳で現役、健康心得10ヶ条」という題で日野原重明先生を紹介した記事が出ています。
2007年8月には、日野原先生はメキシコを8日間訪問され「新老人の会」現地支部設立総会に出席されたそうです。
「新老人」の会員の条件は、「75歳以上で元気」な老人であること。60歳以上についてはジュニア会員、20歳以上はサポート会員として入会を認めているが、あくまでも主役はシニア会員だそうです。
その中で友達、仲間を作り、お互いの得意分野を教えあったり、様々な活動を展開していくようです。ボランティアをすること、「他の人のための時間」を設けることで、自分や家族を大事にする気持ちが生まれ、違う環境に身をおくことで新しい自分を発見できるだろうと、日野原先生は言われています。
満96歳の先生の気力、体力にため息、脱帽、「どうしてそんなに元気なの」という疑問がわいてきます。そして、その答えらしきものが「10の生活習慣」にまとめられている。
*少食
腹八分目は科学的にも正しい。80歳から1日1300キロカロリーに。30代の体重や腹囲を保つと良い。
*植物油をとる
ヤシ油以外のものならOK。肌のハリを保つ。肌のハリは、気持ちのハリにつながる。
細胞を若く保つには、大豆製剤のレシチンを温牛乳に入れると良い。
*階段は一段飛びで これはちょっと危険かも。先生の体力に完敗。
*速歩
*いつも笑顔で
そういえばテレビで拝見する時もいつも目が笑っている感じです。
*首を回す
後ろから呼ばれた時、肩ごと身体を向けるのではなく、首だけ回すとはつらつと見える
*息を吐ききる
吐ききると腹式呼吸が簡単にできる。新鮮な空気がたくさん身体に取り込める。
*集中
仕事、趣味に時間を有効に使うためには集中することが一番大切。
*洋服は自分で購入
服を選ぶことは楽しい。おしゃれになると、歩き方までかわる。
*体重、体温、血圧を測る 自分の身体は自分で守る。日々の変化を記録する習慣を。
ベストの数値を知っておく。自分の30代の数値に似ているはず。
以上の10項目を、できることから少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうかと、
日野原先生はおっしゃっています。
「文藝春秋」の2007年3月号に「いきいき95歳」 日野原 先生密着記、佐藤和歌子(ライター)さんの書かれた記事があって、その食事の内容、献立に興味を持ちました。
佐藤和歌子さんが、一週間密着取材されて書かれたもので貴重なものです。そして、この献立は、静子夫人に代わって長男夫人、二男夫人が、日野原先生の体調、好みや季節のものを取り入れたりして、いろいろと工夫して分担して作られています。
朝食の一例
・びん入りりんごジュース+米油スプーン1杯を撹拌したもの
・コーヒー+ホットミルク+大豆レシチン
昼食の一例
・赤飯・おこわ
・かぼちゃ、ふきの煮付け
・おひたし
・漬物
・お吸い物
昼食の一例 ・海苔巻き・いなり寿司
・里芋の煮っ転がし
・漬物
・お吸い物
・食後梅干2つ
昼食は、クッキー2枚と牛乳ですませられる時もあり、また、
仕事がたてこんでいる時は何も食べられない時もあるようです。
夕食の一例
・鮭のソテー、人参のグラッセ
・里芋の煮っ転がし、インゲンとちくわ
・きゅうりとワカメの酢の物
・ごはん
・漬物
・えのきだけの味噌汁
・コーヒー
・アイス、シュークリーム
夕食の一例
・ハンバーグ
・ホウレンソウのソテー
・焼き魚
・煮奴
・おひたし
・タラコ入りサラダ
・かまぼこ
・ごはん
・麩の味噌汁
・漬物
夕食の一例
・1口ステーキにコーン、グリンピース
・インゲンの胡麻和え
・ちくわのミゾレ和え
・がんもどき
・ねぎとわかめの味噌汁
・千枚漬け
・ほうじ茶
・葛餅にアイス添え
夕食の一例
・スズキのおろしポン酢和え
・サラダ
・かぼちゃと菜の花のマヨネーズ和え
・ミネストローネ風スープ
・ごはん
・漬物
1日1300kcal以下におさえることを目標に作られている。
1日1食だから、なるべく野菜を多めに摂れるように工夫されている。
年齢のわりにハイカラなものが好き(日野原先生は1年間のアメリカ留学経験あり、また、父上もアメリカ留学経験者で、父上のお手製のグレービーソースを食べるような家庭に育たれました)
日野原先生の夕食はリッチですが、その後先生は午前3時ごろまで執筆したりと、本を読まれたり、遅くまで起きておられるから、夕食もよく消化してから寝られていると思います。(早くに寝る人には日野原先生のまねはできないかな)
また、日野原先生はストレスを感じない精神力の強さを持たれていると、佐藤和歌子さんは書かれている。いろんな活動をパワフルに続けておられる日野原先生は、やはり超人です。
ピースハウス病院での活躍
日野原重明先生が理事長をされている財団法人ライフ・プランニング・センターが運営している病院は、
1993年に日本で最初の独立型ホスピスとして開設されました。ここで、がんの末期患者さんとの診療・
対話などをされています。限りある命を大切に生きること、死を受容することなどを患者さんに伝えたいと
思っておられます。「がんばれ、がんばれ」と言うのではなく、「いいですね」「良かったですね」と、患者
さんに共感してあげることが大切と日野原重明先生は言われます。
ミュージカル「葉っぱのフレディ」
日野原先生は「葉っぱのフレディ」を通して、死について考えることを目指しています。この中で「いつか
は誰も死ぬさ。でも命は永遠に生きているんだよ」という言葉が日野原先生は好きだそうです。命は巡る、
命の循環を感じる瞬間があるそうです。毎年変わる子どものメンバーに命や死について考えて欲しいと
思っておられます。そして、生きていることは時間で、命と時間は同じだから、時間を大切に使って欲し
いと言われます。
ニューヨーク公演・ミュージカル「葉っぱのフレディ」
今までにミュージカル「葉っぱのフレディ」は、約10万人が見たそうです。第11回目になる2010年8月に
は原作の地、アメリカ・ニューヨークのマンハッタンの会場で公演されました。600席ある舞台で3日間の
公演でした。子ども達も日野原重明先生もいきいきとして充実した笑顔でした。(テレビで見ました)
2009年7月6日のNHKに出ておられました。その放送内容で97歳の現在の日野原先生の日常生活が紹介されました。
?週2回の診察(65歳の定年を迎えてからは、ボランティアとして活躍されています)
?年170回の講演(命の授業などをボランティアで行っておられます)
?連載5本の執筆業
?著書は200冊以上
?海外出張は年5回
毎日、約5時間の睡眠だそうです。「私の元気(気)をあげたい」と、楽しんで生き甲斐を感じているから、頑張れるそうです。
1911年(明治44年)に誕生しました。
1932年(昭和7年)
20歳の時結核に罹り1年間闘病されました。その時の体験が、患者の気持ちがわかる医師にさせてくれたと言われます。結核、腎臓を患い、30歳過ぎてから元気になられたそうです。
1970年(昭和45年)
58歳の時によど号ハイジャック事件に遭遇されました。犯人達がダイナマイトを持って自分達の主張を通そうとしていたそうです。山村代議士が身代わりとなってピョンヤンへ行ってくれ、自分達は金浦空港へ降り立ち大地を踏みしめた時、無事に地球へ帰ったという感動があったようです。そして、先生はこの時に人生の後半を与えられたと感じられたそうです。
?腕立て伏せ(いすの背を持って、腕立て伏せを20回します。
いすは体重がかかっても動かないようにしっかりと固定してください)
?スクワット40回
?首の体操(首を前後、左右に動かします。風呂に入った時にすると良いそうです)
60歳から 腹八部、筋力をつける
70歳から やったことのない新しいことを創める(はじめる)、腹七部
80歳から よく歩き、若いものに好んで接する
90歳から 心のおもむくままに生きる、道理にたがわず
100歳から よい友を持ち、あるがままに生きる
先生は88歳でミュージカルの脚本を書き、92歳で舞台へ立たれています。また、自分の持っている良い遺伝子を出すことが大事だと言われます。それには、いい文学、良い音楽などに触れ環境を良くすることだと言われます。
ネクタイがステキですね
ネクタイは自分で選びます。ワイシャツ、ネクタイ、ジャケットなど。この気球のネクタイは、ロッキー青木さん
にもらった物です。
ぐちの多い高齢者への対処法は
何か言いたいことがあるからです。「ふふーん、そうなの。そう」と聞いてあげてください。「また、ぐち!」これ
はいけません。
モナリザは生活習慣病だったのでしょうか。
左まぶたの上に小さな米粒より大きな斑点があります。コレステロールが沈着し、高コレステロール血症の
ようです。豊かで美食家のようですね。
医師にならなかったら何になりましたか
音楽が好きだったから、作曲家か指揮者かそんな感じがします。
運動は
1年に1回、北海道で息子とゴルフをします。
何をやってもやせないのですが、どうしたらいいですか
食べることを4割減らしてください。好きなことに集中したら、お腹はすきません。
インフルエンザ対策は
マスクをするのは人様にうつさないため。人の前では咳、くしゃみをしない、ハンカチを使って飛沫を飛ばさ
ないエチケットが大事です。
短時間で質の良い睡眠を取るには
うつぶせ寝がいいです。羽毛でできた枕を額の所へ当てて寝ています。すると口はふさがれませんから。
お酒が好きですが、どのくらいまでがいいのでしょうか
日本酒なら1合、ビールなら1本までです。休肝日を決めて週1回は飲まない日にしましょう。
6ヶ月の子の母です、何が大切でしょうか
スキンシップが大切です、たくさんだっこしてあげてください。また、小さくてもわかりますから、語りかける、
子守歌を歌う、話をするなどしてください。じっと聞いていますよ。10歳になると大人以上になります。
子どもに命の授業をされていますが
命はどこにあると聞くと心臓と言いますが、あれは血液を送るポンプです。命は持っているけれど見えません。
持っている時間が命です。大事な物は目に見えません。
「10歳の君へ」を読んで感動しました。
先生の前向きに生きる姿勢に教えられます
嬉しいですね。こういう方達がいるから、私もエネルギーをもらうのです。
医師、石原結實(いしはらゆうみ)先生の話では、病気にならないようにするには
@食べすぎない・・・食べすぎは免疫力の低下を招く
A低体温にならない・・・体温を1度上げると免疫力が5倍上がる
上の2つに気をつけるといいらしい。
石原結實先生が2002年に出版された「石原式朝だけにんじんジュースダイエット」(海竜社)に載っているダイエット法は以下の通りです。
朝食
ニンジン2本(約400g)→240cc、リンゴ1個(約250g)→200ccで合計440cc(コップ2.5杯)
ショウガ紅茶1〜2杯
(紅茶に黒砂糖、またはハチミツと、すりおろしショウガを入れる)
昼食
そば(ワカメそば、トロロそばなど)七味とねぎを多めに入れる、または軽食
夕食
アルコールを含めて何でも可(日中お腹がすいたり、のどが渇いた時は、ショウガ紅茶を適宜飲みます)
石原結實先生の本 「医者いらずの食べ物事典」・PHP文庫・本体495円(税別) 「血液サラサラで、病
気が治る、キレイになれる」・PHP文庫 「プチ断食健康法」・PHP文庫
Tomyのホームページ http://tom.as76.net/
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このTomyのホームページは膨大なジャンルに亘っています。 日野原先生の「粗食、少食は長寿につながる」ともリンクしているものです。
Tomyのホームページは次のような内容を載せているのです。
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