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折々の記 2011 D

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】07/20〜     【 02 】07/27〜     【 03 】08/01〜
【 04 】08/03〜     【 05 】08/09〜     【 06 】08/14〜
【 07 】08/19〜     【 08 】08/22〜     【 09 】08/25〜

【 07 】08/19

  08 19 NHK映像マップみちしる
  08 20 金高騰急ピッチ
  08 21 日本と中国で最近米国債の売りが加速し始めた

 08 19 (金) NHK映像マップみちしる

テレビで「NHK映像マップみちしる」を見た。 なかなか都合のいいサイトを作ってくれました。

   http://www.nhk.or.jp/michi/<NHK映像マップみちしる>

これを開いてみると、「番組で探す」→「た行」→「大河紀行(風林火山)」→「1-10件表示/全47件」に続いて

 八幡原史跡公園
      都道府県:長野県
      テーマ:宗教,建物・町並み,名所旧跡,美術
      番組名:大河紀行(風林火山)
 妻女山
      都道府県:長野県
      テーマ:水辺,建物・町並み,名所旧跡,美術
      番組名:大河紀行(風林火山)
 琵琶嶋城跡碑
      都道府県:新潟県
      テーマ:建物・町並み,名所旧跡
      番組名:大河紀行(風林火山)
 続いて44件の画像と、上記のような紹介が出てきます。

拾って見ていると、自分で知っていることのほかに、武田信玄の関わるいろいろのことが紹介され近い所なら見に行きたいと思うところがありました。 

長野県内では次の17箇所があがっています。

  八幡原史跡公園 妻女山 善光寺 生島足島神社 市河氏館跡碑 伝板垣信方の墓
  志賀城跡 松本城 葛尾城 主郭跡 小諸城址(懐古園) 桑原城跡 桑原城跡 高遠城址
  諏訪大社 海ノ口城跡(うんのくちじょうあと) 真田氏本城跡
 

■きょうは暫くぶりの恵みの雨が降りました。

 08 20 (土) 金高騰急ピッチ


    破滅の序曲は確実に進行している !!! ……

    最小単位の家庭の破滅とは規模が違っているにせよ、世界が一つの金融市場と
    しての破滅はすべてのものを否応なく巻き込んで破滅の一途を進み始めている

    単純にして明快な破滅を防ぐ方途を明示する人はいないのか ??? ……


      それはまるで『平家物語の冒頭の一節』や『方丈記』に紛うものとは思われない。

     祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
     沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
     おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
     たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ

     ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
     よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
     世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

      正法眼蔵という言葉は、本来は仏法の端的な、すなわち肝心要の事柄を意味する。

ニュースは次のようなことを報じている


    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110820/t10015025131000.html
   政府・日銀 円高で再度介入検討へ NHKニュース  8月20日 4時1分

円相場が一時、1ドル=75円台をつけ最高値を更新したことを受け、政府・日銀は、円売りドル買いの市場介入を再び実施することも含め対応を検討することにしています。

歴史的な水準での円高の進行に対して、政府・日銀は、東日本大震災からの復興を急ぐ日本経済に深刻な影響を与えかねないとして、今月4日に円売りドル買いの市場介入とともに、一段の金融緩和に踏み切っていますが、その後も円高の流れは変わっていません。こうした動きについて野田財務大臣は18日の講演で「マーケットの動向をじっくり見極めながら、必要なときには断固たる措置をとる」と述べ、改めて市場介入に言及するなど、円高の動きをけん制しています。また、日本を含むG7、先進7か国の財務相・中央銀行総裁は、今月8日の電話会議のあと「今後、数週間、緊密に連絡をとり適切に協力する」とした共同声明を発表しています。

こうしたことを踏まえ、政府・日銀は、今回の円相場の最高値更新を受けて、週明けの市場の動向を注視しながら、市場介入を再び実施することも含め、対応を検討することにしています。





    http://ameblo.jp/marie-f/entry-10984218436.html
   金高騰、急ピッチ NYで1800ドル、貴金属店は活況

 欧米の債務問題や世界景気の不透明感を背景とした金相場の上昇が止まらない。 ニューヨーク先物は10日、史上初めて1トロイオンス1800ドルを一時突破。 1700ドル台に乗ってわずか2日余りという異例のペースで急騰している。 大手貴金属店は保有する金を売却する客、投資用に購入する客で活況を呈している。

 世界的に株式などのリスク資産が売られ、実物の裏付けがある金が買われる構図が定着。 金価格はリーマン・ショック後の2008年10月の約700ドルを底にほぼ一本調子で上昇してきた。

 米連邦準備理事会(FRB)は9日、超低金利政策を2年程度継続する方針を示した。 金利を生まない金にとって金利上昇は売り材料だが、今後2年は低金利が続くことで高値を維持するとの見方が広がった。

 円高で上昇ペースを抑えられていた国内価格も記録的な高値となった。 大手貴金属店の小売価格は11日時点で1グラム4731円(税込み)と、1980年10月以来、31年ぶりの水準だ。

 投資用金貨や地金を手がける貴金属店はにぎわいをみせる。 最大手の田中貴金属グループが展開する貴金属・宝飾店「GINZA TANAKA」は今週に入り、7店舗合計で1日平均約1千人の客が訪れた。 普段の3〜5倍に達するという。

 銀座店は購入や売却の取引に3時間以上かかる状況。 通常の接客スペースで足りず、臨時の待合室を設けるなどの対応に追われている。 購入、売却ともに増えているが「どちらかというと保有していた地金を売却する人が目立つ」(同店)。

 同じく貴金属を扱う徳力本店(東京・千代田)も「売却が7割に対して購入が3割」と話す。 売却しているのは過去に安値で買った高齢者らが中心。 購入層は若者から高齢者まで幅広く、少額の投資に向く投資用金貨を買う人が多いという。





   読売新聞 (2011年8月20日01時29分)
    http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110819-OYT1T01089.htm?from=navlp
   NY円、戦後最高値更新、一時1ドル=75円台

 19日朝(日本時間同日深夜)のニューヨーク外国為替市場で円相場が一時、1ドル=75円95銭まで上昇し、東日本大震災直後の3月17日に付けた76円25銭を上回って、戦後最高値を更新した。

 欧米の財政不安を背景に世界経済の先行きへの不安が強まり、円が買われた。産業界を中心に、行き過ぎた円高が震災復興にブレーキをかけるとの懸念が高まっており、政府・日本銀行は急きょ、円売り・ドル買いの市場介入に向けた本格協議に入った。さらに日銀は、追加の金融緩和策を検討している。

 ニューヨーク市場の円相場は19日午前11時45分(日本時間20日午前0時45分)現在、1ドル=76円40〜50銭で取引されている。

 19日の東京外国為替市場の円相場は午前中は1ドル=76円台後半で推移していた。だが、夕方から76円台前半に入り、欧州で取引が始まるとじりじりと円高が進んだ。





    http://blogs.yahoo.co.jp/hhrrooppee/65131724.html
   恐々経済 - Yahoo!ブログ

ようやく金投資に目が向く頃となりました。No2 傑作(0)

この記事を信じて投資をしてはいけない。
世界大恐慌突入までの進度を測っています。
このブログは投資に関してのブログではありません。
金価格は今後しばらく上昇する可能性が高い。
(もちろん株価暴落時は一時的に金価格も暴落の可能性が高いのでその点を除く)

下記の新聞を総合的に読みとると <日本のお話です>

@日経新聞 8月12日
金高騰 急ピッチ 
NYで1800ドル 貴金属店は活況

 今年に入り金関連の先物に投資する投資信託への流入量増加、金鉱株「ゴールド・ファンド」の資産残高の増加があるなか、FOMCの金融緩和策継続は、より金への資金流入を促すだろうことがよみとれる。金融緩和政策で2013年半ばまで金価格の上昇が記事から読みとれる。ドル・ユーロ不信任のせいで円・スイスフランと金価格は上昇し、8月11日にはNY市場で1800ドルまでに上昇している。円は上昇するの記事を8月から今日まで見たり(おそらく日本の投資家はその記事とおりとらえるでしょう。外国への投資ができにくいと考えるでしょう。)、日本の投信は欧米への資金流入量が6・7月と減少し始めたりしていることを考えると、投資先が金しかないと気がつき始めまだ金への投資が増える可能性がある。



A日経新聞 8月14日
金関連投信への資金流入が最高
先高観で個人が買い

 「金関連の投資商品に個人マネーが流入している。金先物などに投資する投資信託への資金流入額は今年に入ってから260億円と、年間ペースの過去最高を上回った。欧米の債務問題などを背景に実物の裏付けがある金の先高観が強まり、買いが膨らんでいる。投信評価会社モーニングスターによると、1〜7月の金関連投信への資金流入額は過去最高だった2007年(232億円)を超えた。7月末の純資産残高も732億円と過去最大だ。米運用会社ブラックロックが金鉱会社株などに投資する「ゴールド・ファンド」の純資産残高は昨年末の120億円から11日には210億円に膨らんだ。T&Dアセットマネジメントが新興国債債権に投資する投信に金で為替リスクをヘッジするコースを追加するなど新たな商品も出ている。・・・米金融緩和継続で「2年間は高値が維持される」(スタンダートバンク東京支店長池水雄一氏)との声もある。」

B日経新聞 8月11日
  世界経済の基軸揺らぐ

「・・・金高騰の黄信号「少なくとも13年半ばまで0金利を継続」。土俵際でバーナンキFRB議長が示した策は、大統領選をまたぐ2年間の金融緩和の約束だ。反対3票という米連邦公開市場委員会(FOMC)内の抵抗を振り切った捨て身の決定。だがダウ工業株30種平均は10日、大幅反落で取引を開始した。緩和継続の約束はドル安の放置を意味する、と市場は受け止めた。ドルが下がり、ユーロも信認を得られない。中国は世界経済の先導役になったというのに、人民元を一定水準に誘導する事実上の管理相場を続けている。グローバル経済の責任を担おうとしているとは思えない。リスクを恐れた資金は円やスイスフランに流れ込み、両国は経済の実力以上の通貨高に見舞われている。体力の落ちた欧米7カ国(G7)による市場安定の声明は紙切れにすぎず、新興国も含めた20カ国・地域(G20)は役割を放棄している。40年前にドルとの絆を断った金に投資資金が流れ、1トロオンス1700ドルを突破した。金の高騰はドル不信と同時に、グローバル経済の基軸喪失をも映し出しているようにもみえる。」

Cフジサンケイ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110816-00000000-fsi-bus_all
  円、最高値突破は必至 (省略)

D日経新聞 8月12日
資金流入32%減

 「欧米の財政問題や歴史的な円高が個人の投資信託の購入を鈍らせている。リスク資産で運用する投信への7月の資金流入額(新規購入から解約・償還を引いた額)は前月から3割以上減った。欧米の株式や債権などで運用する投信の成績が悪化するとの懸念が強まったためだ。8月に入り円が対新興国通貨で大幅に上昇していることも運用の足を引っ張っており、個人マネーの投信市場への流入は一段と細りかねない情勢だ。」

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この分析は投機用ではありません。恐慌の進展度の精度を上げるために分析しています。投機には適しませんので、このブログの分析での投機はご遠慮願います。また、個人的な分析ですので鵜呑みにしないで、必ずご自分で分析し判断をしてください。恐慌対策につきましてもご自分の責任のもと行ってください。
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ド素人の兄ちゃんが書いているブログです。
これを信じないで下さい。
このデータを基に投資をしないでください。
このブログは恐慌の芽を探すページです。
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 08 21 (日) 日本と中国で最近米国債の売りが加速し始めた

経済ニュースのデータ

    http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/772.html
   ★阿修羅♪ > 経世済民72 > 772.html

   投稿者 TORA
   株式日記と経済展望
   http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu246.html
   http://blog.goo.ne.jp/2005tora/



日本と中国で最近米国債の売りが加速し始めた 2011年8月19日 金曜日

◆1937年不況の再現を回避する方法 日本は世界的リフレ政策の牽引車となれ 8月18日 武者陵司
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/18445?page=2

 そもそも生産性の向上とは同じ労働量投入の下での供給力の増大であるから、需要が増加しないのであれば、供給過剰を回避するためには雇用をカットせざるを得ない。生産性革命は本質的に需要不足をもたらす。

 加えて今回は住宅バブルの後遺症という需要不足要因(=リーマンショック・下平注記)もある。米国の裁量的支出(不要不急の支出=耐久財支出、住宅投資、設備投資)のGDPに対する比率は戦後最低水準にある。つまり、米国需要はかつてなく圧縮されているのである。

 また、米国民間経済は過剰貯蓄状態にある。家計は住宅価格の値下がりや雇用不安により消費を抑え、貯蓄率(5%強)を引き上げている。

 企業は収益回復と投資停滞により大幅なキャッシュ余剰の状態にある。つまり、過少需要と過剰貯蓄が同居しているのである。

 人々は極端な不安心理にさいなまれる時、当座に必要なものだけを購入する。しかし、より先行きを見通せると、購買品目を、食料→衣料→家電→車→住宅へと、より長期耐用財へとシフトさせる。また企業は最小限のメンテナンス投資から増産投資、新規投資、長期耐用資産投資へとコミットメントを長期化させる。


 このように人々、企業がより長期を見据えた購買や投資を行うことにより、需要に厚みが生まれるのである。今の米国はかつてない短期志向となり、需要がうすっぺらになっている。まさにアニマルスピリッツの欠如である。

 市場の反乱は、世界的リフレ策の再構築を催促している。特に異常な円高に直面している日本にとっては政策発動が緊要である。

 日本が世界的リフレ政策の牽引車になることが求められている。

「リフレ政策」注記 グーグルで検索するといろいろ出てきますから、参考にするといい

@リフレーション - Wikipedia リフレーション(英: reflation, リフレ)政策とは、不況下における設備の遊休あるいは失業(遊休資本)を克服するため、マクロ経済政策(主として金融緩和政策、時に財政政策も併用)を通じて有効需要を創出することで景気の回復をはかり、他方ではデフレから脱却しつつインフレーションの発生を防止しよう[1](マイルドインフレ(数%程度)にとどめよう)とする政策である。通常はインフレやデフレと同様に略して「リフレ」と呼ばれ、日本語では「通貨再膨張」とも訳される。(Wikipedia)

Aリフレ政策とは何か? - リフレ政策をめぐる議論を整理したい ...

Bリフレ政策が間違っている理由: 世界四季報

Cなぜリフレ政策より構造改革が重要なのか 日本に足りないのはカネでは ...

◆弱いアメリカ、強い日本 8月18日 増田俊男
    http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/h23/jiji110818_669.html

弱いアメリカは弱いドルに現れ、強い日本は強い円に現れている。
カネがモノを言う資本主義時代では債権者が強く債務者が弱い。
借金の大きさが弱さのバロメーターであり、債権の大きさが強さの象徴である。
日本が強くアメリカが弱い事実は日本が世界最大の債権国であり、アメリカが世界最大の債務国である事実が証明している。
アメリカの借金(国債)のGDP(国内総生産)比は101%で、日本は213%である。今問題になっているギリシャは157%,、イタリアは129%である。

日本のGDP比213%は飛びぬけて高くなっているが、日本の国債はほぼ100%(実際は95%)国内で消化されているので国際的には(国外で見れば)無いも同然で、実際はゼロに近いから飛びぬけて低くなっている。だから何時でも国際通貨不安が起きるとSafety Currency(安全通貨)として真っ先に買われるのは日本の円である。2007年末のCredit Crunch(信用収縮)が起きた時、円に買いが殺到して76円台になったのは記憶に新しい。今日もまた米国債格下げとヨーロッパの財政不安で再び76円台の円高になっていることを見ればわかる。

アメリカの三つ子の赤字体制は、子供で言えば「生まれつき」で血液型と同様変えることは出来ない。つまりアメリカの経済構造は「脱工業型」になっているから常に消費が生産を上回り国際収支は恒常的に赤字である。会社で言うと支払いが常に売り上げを上回っている状態だからアメリカは潜在的財政破綻国家なのである。アメリカの家計も国家同様債務過剰である。

今日までアメリカの財政が破綻しないでいられるのは(何度も述べた事実であるが)ドルが国際基軸通貨だからである。現在基軸通貨としてドルが貿易取引に使われている割合は約60%であるが毎月比率は下がっている。基軸通貨の特典は、アメリカ以外の第三国間の交易でドルが使われると相互取引高分のドル需要が増える点にある。中国が日本から機械を100万ドル買う場合、中国は100万ドル分のドルを買って日本に払うから100万ドル分だけドル需要が増える。

今日までアメリカのドル破綻を救ってきたのはドルが基軸通貨であったからに他ならない。
対米最大の債権者は中国で、第二は日本である。つまり中国と日本はアメリカにとって銀行の役割を果たしているのである。

その日本と中国で最近米国債の売りが加速し始めた。6月度の中国の米国債買いから売りを差し引いた純買い越し額は41億ドルで前月比で半減した。また日本は前月比73%の買い越し減で純売り越しになった。世界中で外貨準備のドル離れが加速すると同時に国際取引でもドルが敬遠され始めた。
ドル価格(価値)の低下とドル離れの悪循環が進行しているのである。
(後略)

■(私のコメント)

アメリカの株式がまた419ドルもの下げを記録しましたが、最近のアメリカ株式は戻してもすぐに反落する。株式を現金化している流れは日本のバブル崩壊の時にも起きていた事だ。しかし一気に売り払うわけには行かないから、分散して売りが行なわれる。ヘッジファンドも解約が多くなれば投資を引き上げて現金化をしなければならない。

武者氏も貯蓄率が高まっていることを指摘していますが、経済の先行き不安が高まれば消費を抑えて貯蓄に走る。日本も20年前からそれが続いていますが、アメリカも3年前のリーマンショックから始まった。金融緩和政策も金融パニックを防ぐには有効でしたが、景気の底上げには失敗している。さらに金融緩和をするには国債の上限問題が出てくるからむやみには出来ない。

更には、政府の歳出のカットなども10年間に1,2兆ドルものカットが義務付けられて増税も検討されているから景気後退が予測されるようになった。アメリカが今まで借金財政でやってこれたのは日本や中国が金を貸してくれたからですが、米国債が格下げされたのでは貸してくれなくなり売られることになる。だから政府もFRBも財政の拡大や金融緩和が出来なくなってきている。

結局はアメリカも日本化して、景気刺激と緊縮財政を繰り返して長期の不況に突入してきました。日本も当初は4,5年経てば景気も回復すると誰もが思っていました。景気刺激政策で景気が持ち直しても、財政当局は国債の残高が気になって緊縮や増税で景気の芽を潰してきた。バブル崩壊で銀行は債権回収に走るから貸し渋りや貸しはがしで信用通貨が消えていく。

株や不動産の評価損失は1500兆円にもなり、それと同額ぐらいの債権の返済で20年もの時間が経っても終わらない。インフレ政策で借金を吹き飛ばす事はアメリカも上手くはいっていないようだ。インフレにすれば金利も上がり返済金額が増加して倒産するところが続出からだ。結局は日本化するしか選択手段が無くなる。


しかし日本とアメリカと決定的に違うのは、増田氏が書いているようにアメリカは借金大国であり、日本は債権大国であると言うことだ。アメリカは、中国や日本が金を貸してくれなければデフォルトするしかなくなる。今年のデフォルト騒ぎは中国が米国債を手放し始めているから連邦議会で危機感を感じ始めて起きた事なのだろう。

日本だけなら、日本の政治家を脅しつければドルと米国債を買うだろうが、中国はそうではない。米国債の格下げは中国にとっては大きな痛手だ。そうなればドルの基軸通貨体制も揺らいで来て、現在は60%程度の決済率は減る一方となり、通貨決済も多極化せざるを得ない。日本と中国との二国間決済も円と人民元でやったほうがいいと思うのですが、それだけドルを持つ意味が無くなる。

湾岸諸国もドルで石油を売らなくなり、安定した円で決済するようなるかもしれない。ドルや米国債がデフォルトで紙切れになるかもしれないようになれば、湾岸諸国もお人よしではないからドルや米国債を手放すだろう。日本銀行が頑なに通貨を発行しないのも円の国際化を防ごうと思ってのことだろう。しかし円高が高値を更新しているのは円を世界各国が求めているからだ。

しかし日本には円を基軸通貨にしようという壮大な構想を持つ経済戦略家がいない。円を国際化して世界にばら撒けば円安になり基軸通貨に一歩近づくのですが、一石二鳥のこの政策は実施される見込みは無い。日本が核武装して世界の警察官になる覚悟がなければ、円が基軸通貨になったとしても踏み倒されるからだ。

アメリカは貯蓄過剰になり金利はゼロ金利を2013年まで続けるとバーナンキは言いましたが、10年くらい続くかもしれません。しかしアメリカも、イギリスで暴動が起きたように全国で暴動が勃発するかもしれない。イギリスの暴動は若い失業者たちの暴動であり、昔なら戦争を起こして戦場で死んでもらう事が出来ましたが、今はそれが出来ない。

戦前の日本も失業者があぶれていましたが、暴動を起こすわけには行かないから戦争を大陸に求めた。アングロサクソンは血の気が多いから戦争が出来ないと国内で暴動を起こすようになる。アメリカも同じだ。アメリカもカネがないから戦争したくても出来ない。職の無い若者の不満の矛先は商店街を荒らして火をつけて鬱憤を晴らすようになる。


東日本大震災で円が高くなったのも、大災害が起きても日本では暴動が起きなかった。インフラがストップして警察も消防も機能が止まれば物取り強盗が荒らしまわるのが普通なのに、日本ではそれが起きなかった。日本の無職の若者はそれだけ元気がないということですが、喜んでいいのだろうか? 日の丸を持って21日はフジテレビの周辺に集まろう!

■投稿に対するコメント

01. 2011年8月19日

中国はともかく、日本が持っている米国債は売れない。
米国はカネを返す気は無い、騙し(脅し)取られたのと同じ。

02. 2011年8月20日

中国も売れないけどね。 自分に跳ね返ってくるから。
ただ満期を迎えたものを買い直ししなければ少しづつ減っていく。 日本も中国もそういうユルーりとした対策しか出来ない。 今のところ。

03. 2011年8月20日

缶&小鼠の狂人首相の尽力で『日本の持っている米国債は売れないようになっている』01さんの言う通り。

04. 2011年8月20日

日本が世界最大の債権国

米国債は売らせてもらえない。 
気の弱い政治家は、他の債権も怖くて売れない。
馬鹿な官僚は、天下りの為に回収もしない。
円高で海外債権は目減りしている。
円建て債権の発行も海外に恫喝されて実行していない。

民間企業はちゃんと実行しているんだがね。

財政不安を煽るのは財務省主導のプロパガンダ。
増税して、官僚の使える金や天下り先を増やすだけ。福祉や経済には回らない金。
日本人は永遠に死なないパラサイト集団に寄生されている馬鹿な生物。
円高は、海外では超安心通貨。 ドルの価値が徐々に落ちて信用がなくなれば海外で円での決済もいまよりも遥かに多く行われる。円の地位は大きくなる。

円高を経済政策に有効に利用できないのは、頭の古い&自分の利益のみの官僚には実行に移したくないのだろう。

民間企業は上手くやっている。輸出大企業も苦しいといいながら、円高を有効利用。全然苦しくなどない。国内向けの法人減税に向けたパフォーマンスだけだ。

日本は実質、無借金経営。本体は借金漬けだが連結では無借金。(国債国内95%)
国の借金は国民の資産。
日本は毎年、本体は大赤字だが連結では許容範囲(特別会計)

「infrastructure」 基盤、下部構造などの意味を持つ英単語。「インフラ」はその略。一般的には上下水道や道路などの社会基盤のこと。ITの世界では、何らかのシステムや事業を有効に機能させるために基盤として必要となる設備や制度などのこと。 「instruct」 動詞で「指示する」「命令する」と言う意味。  instructorは指導員 「supplement」 栄養補助食品、健康補助食品とも呼ばれる。略称はサプリ 追加, 補足, 補充 「comment」 ある問題について、意見や、補足的な解説などを加えること。評釈。論評。