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折々の記 2014 ①
【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】01/01~     【 02 】01/02~     【 03 】01/03~
【 04 】01/04~     【 05 】01/07~     【 06 】01/09~
【 07 】01/20~     【 08 】01/21~     【 09 】01/25~

【 08 】01/21

  01 21 市瀬直史村長に関わって  
  01 24 ケネディ駐日米大使インタビュー  
  01 24 BS歴史館 江戸のスーパー変革者(2)「心の壁を打ち破れ! 上杉鷹山」  


 01 21 (火) 市瀬直史村長に関わって  

長野県飯田下伊那企業ガイド2014-2015
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六次産業に関連する検索キーワード
 六次産業
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 農山漁村の6次産業化■
   http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/6jika.html

 農林水産省-6次産業化の事例集等について
   http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/6jika/jirei.html

 6次産業化 農林水産省■
   http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/6jika/pdf/6jika_panf.pdf

 6次産業化の推進について■
   http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/6jika/pdf/251122hp.pdf

 第6チャネル■
   http://www.6-ch.jp/index.html

子ども・子育て支援法■
  http://law.e-gov.go.jp/announce/H24HO065.html

脳のはたらき・こども期■
  http://www.d6.dion.ne.jp/~hiudent/brain1.html

脳の仕組みと脳内物質の働き■
  http://www.geocities.jp/eastmission7/b-system.html

脳と記憶について - 脳卒中を生きる■
  http://www.saiken.jp/pg217.html

JOMFに寄せられた子育て
  00 はじめに■  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/01.pdf
  01 「ほめる子育て・その1」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/02.pdf
  02 「ほめる子育て・その2」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/03.pdf
  03 「育てる」と「育つ」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/04.pdf
  04 「母子関係の発達・その1」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/05.pdf
  05 「母子関係の発達・その2」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/06.pdf
  06 「夜泣き」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/07.pdf
  07 「言葉の発達・その1」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/08.pdf
  08 「言葉の発達・その2」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/09.pdf
  09 「記憶のメカニズム」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/10.pdf
  10 「記憶の発達」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/11.pdf
  11 「視力と聴力の発達」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/12.pdf
  12 「嗅覚と触覚と味覚の発達」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/13.pdf
  13 「子どものうつとひきこもり」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/14.pdf
  14 「対所行動ということ」  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/15.pdf
  15 おわりに  http://www.jomf.or.jp/html/childcare_pdf/16.pdf

大脳皮質
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%84%B3%E7%9A%AE%E8%B3%AA



 01 24 (金) ケネディ駐日米大使インタビュー  

今朝3面のキャロライン・ケネディさんの画像を拡大してみていて、驚いたことに耳がついている位置が普通の人とはまるで違っていることに始めて気づきました。 テレビに出てくる彼女は、笑みをたたえている聡明な風貌で人を惹きつけずにはおかない。

彼女が駐日米大使として日本に来た時の映像を見て、なぜかホッとした安堵感が胸に広がりました。 ほかの日本の人たちの感想はどうだったでしょうか?

▼1面  2014年1月23日05時00分
歴史問題、中韓との和解促す ケネディ駐日米大使インタビュー

 昨年11月に着任したキャロライン・ケネディ駐日米国大使は21日、東京・赤坂の公邸で朝日新聞のインタビューに応じた。

 「すべての国々の国民は、
  歴史を超えて平和な未来を作ろうとする指導者を励まし、支持すべきだ」


などと語り、緊張が高まる日本と韓国や中国との関係を、和解によって改善するよう促した。
3面=解説、19面=インタビュー詳報

 ケネディ大使は、2008年の大統領選で当時、上院議員だったオバマ大統領を「父(故ケネディ元大統領)のような大統領になれる人物」として支持、当選に貢献した。それ以来、緊密な関係を持っていることで知られる。

 大使は、安倍晋三首相の靖国神社参拝について改めて、「米国は地域の緊張が高まることを懸念しており、首相の決断には失望した」と述べた。その一方で、「米日両国は、引き続き両国関係を前進させることに焦点を合わせていく」とも語り、参拝問題でこれ以上、両国関係を悪化させることは望まない姿勢も示した。

 「歴史と和解について話したい」と自ら切り出し、昨秋、元日本軍捕虜の米国人グループが日本政府の招きに応じて訪日したことにふれ、「過去の問題」を克服するには加害者、被害者双方の「勇気が必要だ」と強調した。

 沖縄県の名護市長選で、米海兵隊普天間飛行場の移設に反対する稲嶺進・現市長が再選されたことについては、「普天間移設と基地の統合計画は、昨年4月の合意に沿って前進すると信じている」と述べ、米国政府として現行計画を変更する考えのないことを明らかにした。

 集団的自衛権の行使容認に関しては、「米国の兵士や水兵が攻撃を受けた場合、日本の自衛隊が守れるのであれば、日本はより有効な同盟相手となる」と語り、歓迎、支持する考えを示した。

 中国が、東シナ海上空に防空識別圏を設定したことは、「挑発的で一方的に現状を変更しようという試み」と批判。一方、日本については「米国にとって最も価値の高い同盟国、信頼する友人」と評価したうえで、米国の「アジア回帰」戦略の中心にあると述べた。ただし、「米日関係は中国の行動によって規定されるものではない」とも付け加えた。

 大詰めを迎えている環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の見通しを尋ねる質問に対しては「早期妥結に自信を持っている」と語り、「先月、各国の担当閣僚が合意した今年の早いうちの妥結」は可能だとの見方を示した。

 大使は、重点的に取り組みたい課題として「歴史と和解」に加えて、「女性の経済的な地位向上と政治参加」、「両国間の学生交流の拡大」をあげた。

 (編集委員・加藤洋一、アメリカ総局長・山脇岳志)

この記事に関するニュース

  ① ケネディ駐日米大使、歴史問題で日中韓に和解促す(1/23)
  ② (インタビュー解説)失望、越えて「日米前進」 解説、ケネディ駐日米大使インタビュー(1/23)
  ③ (インタビュー)これからの日米 駐日米国大使、キャロライン・ケネディさん(1/23)
  ④ ケネディ大使、長崎を初訪問 被爆体験談「深く心動く」(12/10)
  ⑤ 被爆地など訪問に意欲 ケネディ大使、自民幹事長と会談(12/7)
  ⑥ ケネディ大使、被災地で異例の歓迎 「また戻りたい」(11/26)
  ⑦ 「気さくで真剣」 ケネディ大使、宮城の被災地訪問(11/26)
  ⑧ ケネディ大使、宮城の被災地訪問 子どもたちと交流(11/25)
  ⑨ 米の対アジア戦略、懸念払拭担う 普天間移設も焦点 ケネディ新大使(11/16)


▼3面=1面の解説
失望、越えて「日米前進」 解説、ケネディ駐日米大使インタビュー
    http://digital.asahi.com/articles/DA3S10939660.html

 現在、日米両国の外交担当者から聞かれる共通認識は「MOVE ON(両国関係を前進させる)」だ。

 安倍晋三首相の靖国参拝で、両国間にはギクシャクした空気が生まれてしまった。さらに、沖縄県名護市長選で普天間移設に反対する現職が再選したことで、両国政府関係者の頭痛のタネはさらに増えた。

 そうした状況を乗り越えて、同盟関係を前に進めなければならないという危機感に似た意識が双方に強い。ケネディ駐日大使がインタビューで語った「両国は引き続き両国関係を前進させることに焦点を合わせていく」という言葉の背景には、そういう事情がある。

 米国側は首相の靖国参拝を受けて「失望した」という異例の談話を発表したが、それは参拝そのものに対するものではなく、「地域の緊張を高めたこと」への不満表明だった。

 今、日米が「関係前進」に焦点を絞る底流には、最近の中国の外交攻勢の先鋭化がある。日米両国だけでなく世界各国に駐在する中国の大使が、日本批判論を現地の新聞に投稿する例が相次いでいる。「攻勢」はそれにとどまらない。

 米政府関係者によると、中国政府は、米国の「失望」談話を受けて、「談話は良かった。米国政府はもっと日本に言うべきだ」と外交チャンネルを通じて言って来たという。さらに、「米国が日本をコントロールできなければ、中米間のさまざまな課題をめぐる協力が影響を受ける」として、暗に北朝鮮やイランをめぐる協力を見直すことまで示唆したという。

 米側は「日本は同盟国だ」と突っぱねているという。「日中」の緊張が、「米中」にまで広がっている。

 しかし、この「MOVE ON」アプローチにも問題がある。

 まず、靖国参拝で米国の安倍首相に対する信頼が傷ついてしまったことだ。「あれだけ行かないで欲しいと言ったのに」という発言が、米側から聞かれる。

 一方、日本からするとオバマ政権の対中政策の軸足がどこにあるのか分からないという不安がある。最近、中国が主張する「新型大国関係」を米側が受け入れる姿勢を示していることが最大の原因だ。

 ケネディ大使が提起する「歴史問題の和解による解決」は、日米中韓の各国間に横たわるさまざまな問題を沈静化するいわば「万能薬」と言える。容易でないことは大使自身が指摘している。すべての問題が解決するわけでもない。しかし、実現すれば地域全体の利益につながる。そういう機運をいかにして作り出すかが課題だ。 (編集委員・加藤洋一)

 ■TPP、早期妥結に自信

 ケネディ大使は、焦点になっている環太平洋経済連携協定(TPP)交渉について「早期妥結に自信を持っている」と述べた。農産物の関税撤廃をめぐって、日米の隔たりは縮まらないが、交渉が漂流すれば、日米ともに失うものも大きい。次回の閣僚会合が開かれる見通しの2月下旬に向け、交渉は緊迫を深めそうだ。

 TPPの妥結には、日米が手を握れるかどうかが大きい。そのためには二つの大きな条件がある。

 一つは、貿易交渉における大統領の権限を強める「貿易促進権限(TPA)法案」が、米議会で成立するかどうか。この権限がないと、他国との交渉をまとめたあとで、議会から修正を迫られる可能性があり、複雑な交渉をまとめあげるのは難しくなる。与野党幹部は法案を提出したものの、議会には根強い反対があり、成立するとしても2月中旬以降になりそうだ。

 もう一つは、日本が農産物などの関税をなくす輸入品の割合(貿易自由化比率)を大幅に上げられるかどうか。日本がコメなどの「重要5項目」の関税を守ろうとしていることについて、米国の農業団体はいらだちを強めている。17の有力農業団体は、米通商代表部のフロマン代表に「日本が不合理な農産物保護の主張を続けるのなら、日本抜きのTPP妥結を検討してほしい」との文書を出した。

 日本側は、米農業団体などとの直接交渉も探ることになりそうだ。ある官邸幹部は「貿易自由化は、日本の利益。最後は必ず妥結する」と自信を示す。米国と自由貿易協定(FTA)を結んでいる韓国などに比べ、日本企業が不利になっているという背景もある。

 ケネディ大使は、インタビューの中で、TPPだけでなく、女性の社会進出を一層進めることが、経済成長にとって重要だとの認識を示した。安倍政権が、成長戦略の柱の一つに女性の活用を挙げている点を支持。「我々が手伝えることがあるなら、ぜひ、安倍首相から聞いてみたい」と、協力に意欲を示した。

 ケネディ大使は、初の女性駐日米国大使だが、米国大使館の幹部には女性がずらり。ワシントンのFRB(連邦準備制度理事会)にも女性議長が近く誕生するなど、オバマ政権は女性幹部登用が目立つ。今後の日米外交で、女性活用は一つのキーワードになりそうだ。 (アメリカ総局長・山脇岳志)

 ■「米の政策はっきり示すことが大事」 日本のイルカ漁、懸念ツイートで

 ケネディ大使はインタビューで、短文投稿サイトのツイッターでイルカの追い込み漁について懸念を示した理由を「ここ数週間、私や大使館に多くの手紙やツイート、メールや電話が寄せられた。米国の政策をはっきりと示すことが大事だと考えた」と話した。

 大使のツイートに対して賛否両論が寄せられた点については「健全なこと」と述べ、他の課題でもツイートしていく姿勢を示した。

 イルカの追い込み漁は和歌山県太地町で行われており、動物保護団体などが強く反発している。

 ケネディ大使は今月18日、「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します。イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」と書きこんだ。

 これに対し、菅義偉官房長官は「イルカ漁業は我が国の伝統的な漁業の一つで、法令に基づき適切に実施されている。米国に日本の立場を説明していく」と発言。和歌山県の仁坂吉伸知事は「クジラやイルカを殺すところだけ残虐というのは論理的でないと思う」と述べるなど、反発も広がっている。

 米政府の公式見解は「追い込み漁を支持しない」というもの。大使の「反対」はやや踏み込んだ発言だが、米国務省は「ケネディ大使は、我々の長年の立場を示した」(ハーフ副報道官)と歩調を合わせた。 (山脇岳志)



▼19面=1面インタビューの詳報
(インタビュー)これからの日米 駐日米国大使、キャロライン・ケネディさん

写真・図版「詩歌は、若者が夢や希望を託せる手段です。米日の学生が、詩歌でも交流できるように努めたい」=都内で、仙波理撮影

 栄光と悲劇に彩られたケネディ家は、その社会的地位や貢献度の高さから、米国のロイヤルファミリーともいわれる。キャロライン・ケネディ新駐日大使はその直系。日本での人気は本人も驚くほどだ。着任から2カ月、女性や教育、イルカ漁といったテーマで、独自色も出し始めた。普天間問題など難問山積の日米関係について聞いた。

 ――なぜ駐日大使を引き受けたのですか。

 「日本と米国は最も緊密な同盟国です。民主主義、人権、経済的な機会(の確保)をめざして世界中で協力しています。駐日大使になることは、私が重要だと考える、そのような価値のために働く機会となります」

 ――父の故ケネディ元大統領の遺産を引き継ぐと言われました。

 「父や叔父(ロバート・ケネディ元司法長官、エドワード・ケネディ元上院議員)たちが戦って築いた遺産や価値を非常に強く誇りに感じています。公のために尽くすこと、より公正な米国を実現すること、より平和な世界をつくることです。私は大使の任期を通じて、その実現を目指し懸命に努力するつもりです」

 ――米国大使館は、安倍晋三首相の靖国神社参拝に対し「失望した」との談話を発表しました。反発の声も寄せられたと聞きます。談話の意図は。

 「強固な関係の特徴は、お互いの立場の違いについて、正直に話し合えることです。日本は米国にとって価値ある同盟国であり友人です。それは変わりません。そのうえで言えば、談話の言葉遣いは明確です。米国は地域の緊張が高まることを懸念しており、首相の決断には失望しました」

 「確かに、多くの方々から様々な意見が寄せられました。民主主義国家で働くことの素晴らしさは、皆さんの意見を聴けることです」

 ――談話では、日本と近隣諸国が過去の問題について建設的に対処し、関係を改善する方策を見いだすことを求めています。しかし、実際にそうした動きは見えません。

 「米日両国は、引き続き両国関係を前進させることに焦点を合わせていきます。米国は、日本と近隣諸国が地域の安定維持と将来の経済成長の条件整備のために建設的に協力することを願っています」

 「歴史と和解について話したいと思います。昨秋、これまでは考えられないような出来事がありました。第2次大戦中に旧日本軍の捕虜として苦しんだ米国人のグループが、日本政府の招きで日本を訪れました。元捕虜にとって、日本に戻り日本がどう変わったのかを知ることは勇気のいることでした。日本にとっても過去の過ちを認め、元捕虜たちを礼遇することは勇気が必要でした」

 「容易なことではありませんが、すべての国々の国民は、歴史を超えて平和な未来を作ろうとする指導者を励まし、支持すべきです。昨秋、来日したケリー国務長官とヘーゲル国防長官が千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、日本の戦没者に敬意を示したことも和解を行動で示したものです」

 ――中国が最近、東シナ海上空に独自の防空識別圏(ADIZ)を設定しました。米国の「アジア回帰」に対する挑戦と考えますか。

 「ADIZの設定は挑発的かつ一方的に現状を変更する試みで、誤算や対立、事故を引き起こす危険性を増大させます。米国は認めないし、この地域で実施する軍事作戦を変更することもありません」

 「『アジア回帰』戦略の中核にあるのは、21世紀の歴史はアジアで書かれるという認識です。日本は米国にとって最も価値の高い同盟国、信頼する友人であり、その外交戦略の中心にあります。米国は中国とは建設的に関わりたい。と同時に米日関係は中国の行動によって規定されるものではありません。アジアの平和と繁栄を、将来にわたって確かなものにする前向きの関係です」

     ■     ■

 ――沖縄県名護市長選で、普天間飛行場の同市内への移設に反対する現職市長が再選されました。どのような影響があると思いますか。

 「まず、沖縄をはじめとする米軍駐留を受け入れて下さっている日本各地の皆さんに、米国は深く感謝していることを申し上げたい。基地が地域社会に与える影響については極めて強く意識しています。米国国民の一人として、民主主義は国民の参加、選挙、そして国家利益と地域利益のバランスを慎重に図ることで育つと理解しています」

 「普天間移設と基地の統合計画は、昨年4月の合意に沿って前進すると信じています。両国は地元への影響を最小限にとどめるとともに、必要な前方展開兵力を維持することができます。近く沖縄を訪れることを楽しみにしています」

 ――昨年9月の上院の指名承認公聴会で、安倍政権が目指す集団的自衛権の行使容認を支持する姿勢を示しました。今も変わりませんか。

 「日本が憲法解釈を変更するかどうかは、国民と議員が決める問題です。しかし、米国政府は、なぜ日本が(自己)規制を見直そうとしているのか理解しています。米国の兵士や水兵が攻撃を受けた場合、日本の自衛隊が(米兵を)守れるのであれば、米国にとって日本はより有効な同盟相手となります」

 「日本は過去数十年、民主主義的価値に根差した平和国家であり、地域と世界に非常に建設的な貢献をすることを実証してきました。周辺諸国との間で信頼を構築することによって、日本はより自信をもってその役割を果たすことができます」

 ――環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が大詰めを迎えています。日米の合意は可能だと思いますか。

 「昨年2月の共同声明で、日米両国はセンシティビティー(重要項目)を認識しつつ、日本が交渉に参加する際には、あらゆる品目を交渉のテーブルに載せ、高い水準の包括的な合意をめざすと発表しました」

 「先月、各国の担当閣僚は、今年の早いうちに妥結することで合意し、その目標に向けて全力を挙げています。私は早期妥結に自信を持っています。参加国の国内総生産の合計が世界全体の4割を占めるTPPは重要です。妥結すれば、貿易や投資が増え、日本や米国、世界の人々により多くの雇用や収入がもたらされます」

     ■     ■

 ――米国に留学する日本の学生が減っています。どうすれば、こうした傾向を反転させ、教育分野での関係強化を実現できるでしょうか。

 「とても重要な問いです。なぜなら、日米同盟は数十年にわたる個人的なつながりや相互利益、文化的好奇心、相互理解の上に成り立ってきたからです。両国政府や教育機関、企業は、若い世代の人々がもっと海外で学びやすく、留学経験が報われるように努力をしていく必要があります。安倍首相は教育の国際化を成長戦略の一つに掲げました。大学や就職活動の日程を、海外留学しやすいよう組み替える改革に注目しています」

 ――日本では女性の社会進出や幹部登用が進まず、深刻な課題を抱えています。女性の駐日米国大使は初めてですが、この課題克服のためへのアイデアはありますか。

 「強い関心を持っています。ハーバード大学で女子学生のリーダーシップスキルを開発するプログラムに関わった経験から、仕事に就こうという若い女性に対する助言、家族や社会の支援がいかに重要かを知りました。課題は多いですが、多くの女性から成功物語を聞いています。成功から何を学べるのか、米国の経験が日本でも生かせるか検討したい」

 ――イルカの追い込み漁に反対するツイートが注目されました。なぜあのコメントを出したのですか。

 「ここ数週間、私や大使館に多くの手紙やツイート、メールや電話が寄せられました。米国は1972年から海洋哺乳類を保護する政策を取っており、それをはっきりと示すことが大事だと考えました」

 ――今後も、ツイッターでの発信を続けますか。

 「特に若い世代に対して大事なコミュニケーション手段です。この問題では賛否両方の返信がありました。とても健全なことです。他の課題でもツイートすることは重要で、そこから会話が始まれば良いと思います」

 (聞き手 編集委員・加藤洋一、アメリカ総局長・山脇岳志)

    *

 Caroline Kennedy 1957年生まれ。ハーバード大卒。弁護士、作家、編集者を経て、昨年11月から現職。




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② (インタビュー解説)失望、越えて「日米前進」 解説、ケネディ駐日米大使インタビュー (1/23)
  既出

③ (インタビュー)これからの日米 駐日米国大使、キャロライン・ケネディさん (1/23)
  既出


④ ケネディ大使、長崎を初訪問 被爆体験談「深く心動く」  (12/10)
    http://digital.asahi.com/articles/SEB201312100003.html?iref=comkiji_redirect

 米国のキャロライン・ケネディ駐日大使が10日、被爆地・長崎を初めて訪問した。長崎原爆資料館(長崎市平野町)を見学し、被爆者から体験談を聞いた後、報道陣に向けて「深く心を動かされた。可能な限り、(長崎の)みなさんの取り組みの支援をさせていただきたい」と語った。

 ケネディ氏は、大統領だった父について「核軍縮のプロセスを始めたことを誇りにしていた」と振り返り、「オバマ大統領もその目的に尽力しています」と話した。

 ケネディ氏は、資料館で田上(たうえ)富久市長と中村明俊館長の出迎えを受け、約30分をかけて館内を見学。案内した中村館長によると、原爆で破壊された浦上天主堂を再現したレプリカを熱心に見て、「同じ場所に現在の天主堂を建てたのですか」と質問した。

 また、被爆者の土山秀夫・元長崎大学長や朝長万左男・日本赤十字社長崎原爆病院長らと館内で懇談し、原爆が投下された当時の様子などについて聞いた。

 その後、戦後に再建された浦上天主堂を見学し、平和公園で平和祈念像に献花した。ケネディ氏が白い花輪を捧げて一礼すると、来訪を聞きつけて見守っていた人たちから「ありがとう」との声も上がった。ケネディ氏は笑顔で近づき、握手に応じていた。

 長崎市を訪問した米国大使は戦後5人目。今回は米国が市に寄贈したハナミズキの植樹式に出席するための訪問で、田上市長とともに平和公園で植樹をした。

 ケネディ氏は1978年、叔父の故エドワード・ケネディ上院議員と広島市を訪れ、平和記念資料館を見学している。

     ◇

 ケネディ氏が原爆資料館の芳名録に記したメッセージの訳は以下の通り(抜粋)。「私は、より平和な世界の実現に向けてずっと努力してきた長崎の地に立って光栄に思います。長崎の方々の努力に寄り添いたい。それは、世界にとって示唆に富んだことです」


⑤ 被爆地など訪問に意欲 ケネディ大使、自民幹事長と会談  (12/7)
    http://digital.asahi.com/articles/TKY201312060653.html?iref=comkiji_redirect

 キャロライン・ケネディ米駐日大使は6日、自民党本部で石破茂幹事長と会談した。ケネディ氏は、近く被爆地の長崎市を訪問する意向を伝えた。ケネディ氏は20歳の時に広島を訪れた際、心を動かされたという経験を語っていた。

 さらに、石破氏が8月6日の原爆投下の日の広島市訪問と、沖縄戦の戦没者を悼む6月23日の慰霊の日に合わせた沖縄県訪問を提案したところ、ケネディ氏は「広島、沖縄も訪問したい」と応じたという。


⑥ ケネディ大使、被災地で異例の歓迎 「また戻りたい」  (11/26)
    http://digital.asahi.com/articles/TKY201311260355.html?iref=comkiji_redirect

 【三浦英之】東日本大震災の被災地を訪れたキャロライン・ケネディ駐日米大使は26日、2日間の視察を終えた。行く先々で異例の歓迎を受け、「忘れることのできない2日間。また戻ってきたい」と述べた。

 宮城県石巻市の小学校では、大使は児童とハイタッチをしながら教室へ。書道の授業に自らの筆で「友」という字を力強く書いた。児童との対話ではハプニングも。「米国でどこに行きたい」と尋ねると、児童の一人は「ラスベガス!」。大使は少し困った顔で「私も行ったことがないの。でも両親はあまりよく思わないかもね」と苦笑いした。

 同県南三陸町では仮設住宅の集会場で「お茶飲み話」。この間、約60人の被災者らが大使を見送ろうと小雨の中を沿道で待ち続けた。ある女性(72)は「大使も幼いころ家族を失った。きっと被災者の気持ちをわかってくれる」。佐藤仁町長は「注目度の高さは天皇陛下の訪問時以来」と驚いた。

 震災後に物資を最初に運んできたのが米軍だったという地域も少なくない。国際開発センターによると、米国から寄せられた支援は400億円超。同町の畠山扶美夫さん(64)は「震災4日目に米軍ヘリが水と食料を運んできてくれた。今も心から感謝している」。視察には海外メディアも多く詰めかけ、地元ホテルのおかみ阿部憲子さん(51)は「新大使を通じ、被災地の現実を多くの人々に伝えてほしい」と話した。

 大使は締めくくりに岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の前で会見。「東北の人々の感謝の気持ちを必ずや米国に伝えたい。地域の人々と米国との緊密な関係が継続するよう尽力したい」と語った。


⑦ 「気さくで真剣」 ケネディ大使、宮城の被災地訪問  (11/26)
    http://digital.asahi.com/articles/TKY201311250430.html?iref=comkiji_redirect

 【平間真太郎、伊藤喜之、古庄暢】キャロライン・ケネディ駐日米国大使が25日、就任後初めての地方視察として、県内の沿岸被災地などを訪れた。ケネディ大使の気さくな人柄に、出迎えた児童や仮設住宅で暮らす人たちの間には笑顔が広がった。

 ケネディ大使は午前、県庁の村井嘉浩知事を訪問。村井知事が、震災直後に米軍による「トモダチ作戦」で支援を受けたことに感謝を述べると、大使は「米国にとって日本以上に近しい国はない。被災地を訪問し、どのような協力ができるか考え、直面している課題について学びたい」と答えた。

 午後からは被災地へ。石巻市の日和山では、更地が広がる沿岸部を見ながら、亀山紘市長から被害や復興状況について説明を受けた。

 続いて被災した万石浦小学校を訪問。6年生の児童60人が英語で演じた昔話「桃太郎」の劇を鑑賞し、「桃太郎は息子が好きだった本。演じてくれてありがとう」と述べた。5年生の書道の授業にも参加し、自ら筆で漢字の「友」と書いた。

 午後5時すぎには、約250人が暮らす南三陸町志津川の中瀬町仮設住宅に到着した。集会所で、被災当時の話に耳を傾け、主婦たちによるタコなどの海産物をモチーフにしたエコたわし作りを見学。「クリスマスに買って、家族や米国の人にプレゼントしたい」と語った。

 握手をしながら「ケネディさん!」と声をかけた志津川小1年の阿部さえさん(7)は「驚いた感じで笑ってくれた。優しそうな人だった」と話した。行政区長の佐藤徳郎さん(62)は「話しやすく気さくな人だった。被災した当時の話になると、真剣な目になったのが印象的だった」と話した。


⑧ ケネディ大使、宮城の被災地訪問 子どもたちと交流  (11/25)
    http://digital.asahi.com/articles/TKY201311250373.html?iref=comkiji_redirect

 キャロライン・ケネディ駐日米国大使は25日、宮城県内の東日本大震災の被災地を訪問した。石巻市では、津波で亡くなった米国人の外国語指導助手テイラー・アンダーソンさん(当時24)が教えていた万石浦(まんごくうら)小学校(385人)で、児童と交流した。


ケネディ大使 トピックス <省略=下記URLに20余りの記事(とURL)がでている>
    <http://www.asahi.com/topics/word/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3.html>

 同小では、児童らが日米の国旗などを振って出迎えた。テイラーさんの遺族が寄贈した英語の本約50冊からなる「テイラー文庫」が同小の図書室にあり、ケネディ大使は英語の絵本110冊を贈呈。そのうち「かいじゅうたちのいるところ」を読み聞かせた。

 相澤得郎校長によると、大使は英語で「本が大好きだったテイラーさんのことを忘れないで」と児童らに語りかけ、「一生懸命に英語を勉強してアメリカに来て、多くの友達をつくってほしい」と元気づけた。

 6年生60人は「桃太郎」の英語劇を披露。桃太郎を演じた木村颯太(そうた)君(12)は「緊張したけどうまくいった。優しい人で、会えてうれしかった」と話した。

 ケネディ大使はその後、南三陸町の仮設住宅を訪問し、住民らを励ました。



⑨ 米の対アジア戦略、懸念払拭担う 普天間移設も焦点
    ケネディ新大使 (11/16)

    <http://digital.asahi.com/articles/TKY201311150605.html?iref=comkiji_redirect>

 米国の新駐日大使として着任したキャロライン・ケネディ氏は、オバマ大統領と太いパイプを持つとされ、日米双方で期待が高まっている。一方で、早くも課題は山積している。▼1面参照

 ケリー国務長官は14日、日米関連の会合で「オバマ大統領は自分が耳を傾け、敬意を払う人物を日本に送った」とケネディ氏と大統領の関係を強調した。

 12日の壮行式典でも「この極めて重要な時期に彼女が日本に行くことを大統領も私も楽しみにしている」とあいさつ。ケネディ氏が取り組む課題として、米国のアジア重視戦略を挙げた。米国内外からはオバマ政権がどれだけ真剣にアジア重視に取り組むか疑問視する声も出始めており、ケネディ氏はこうした懸念を払拭(ふっしょく)する役割を担う。

 ケリー氏はこのほか、北朝鮮、日韓の和解、海洋安保、気候変動問題なども課題に挙げた。

 日米関係ではほかにも、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題も重要な局面を迎える。米政府としては、海兵隊のグアム移転に議会の理解を得るためにも移設問題での進展を期待している。

 環太平洋経済連携協定(TPP)ではオバマ政権は年内の交渉妥結を目指している。ケネディ氏は9月の議会公聴会で「TPPなどの貿易の取り組みを推進する」と証言しており、積極的に取り組む姿勢だ。(ワシントン=大島隆)



 01 24 (金) BS歴史館 江戸のスーパー変革者(2)「心の壁を打ち破れ! 上杉鷹山」  


BS歴史館 江戸のスーパー変革者(2)「心の壁を打ち破れ! 上杉鷹山

番組内容

「ケネディ大統領も尊敬していた!」キャロライン・ケネディ新駐日大使のスピーチで一躍、注目を集めた米沢藩主・上杉鷹山。鷹山の経済と福祉の奇跡の改革の秘密に迫る。

出演者ほか

渡辺真理,磯田道史,鈴木由紀子,関川夏央,【語り】佐々木蔵之介

詳細

「ケネディ大統領も尊敬していた!」新駐日大使キャロライン・ケネディのスピーチで一躍注目を集めたのが、米沢藩主・上杉鷹山。鷹山とは、いったいどんな人物なのか?彼は、まず生涯をかけて16万両にのぼる巨額債務の返済に当たったことで知られる。さらに、寝食を忘れて、110日間、父の介護に当たり、米沢を日本一といわれる老人福祉の地にした。鷹山の経済と福祉の奇跡の改革は、いかにして実現したのか、その秘密に迫る。

上杉治憲 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E6%B2%BB%E6%86%B2 上杉鷹山の生涯  ~不安定な現代に役立つ格言~ http://www.bestsuppli-kan.com/