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折々の記 2014 ⑤
【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】04/27~     【 02 】05/03~     【 03 】05/07~
【 04 】05/12~     【 05 】05/17~     【 06 】05/26~
【 07 】06/03~     【 08 】06/04~     【 09 】06/07~

【 06 】05/26

  05 26 姉の死  
  05 30 二夜連続NHKスペシャル エネルギーの奔流
      ジョン・コールマン
  
  06 01 汚染土の中間貯蔵・最終処分場  
  06 02 古代史は謎に満ちているから尽きせぬ魅力がある
      猛暑日列島 群馬・館林で36.3度
  

 05 26 (月) 姉の死

朝7時過ぎ隆文から姉の死の知らせがあった。 姉は食事もできなくなってきており昨夜信濃寮で息を引き取ったという。 電話口によると淳子と息子の哲ッちゃんの三人いるという。

淳子の発案であろうか、高森葬儀場で遺体を引き取って葬儀一切を取り計らってもらうようにしたらしい。

これから葬儀屋が来ること、27日に通夜28日に葬儀の予定という。

鍛冶垣外の叔父さん、寺の前、本家との連携をよくとって進めるように伝え、高森へ行ってから連絡ほくれるように話した。

涙が出て困ったら、顔を洗って鼻をかむように伝えるつもりでいる。

 05 30 (金) 【二夜連続】NHKスペシャル エネルギーの奔流

第1回「膨張する欲望 資源は足りるのか」
[総合]5月24日(土) 午後9:00~9:50

「あと数十年で枯渇する」と言われてきた化石燃料。ところが今、アメリカの“シェール革命”に続いて世界各地で新たな技術が導入され、大増産の時代を迎えようとしている。超深海の石油掘削に乗り出したブラジル。「オイルサンド」からの原油抽出に成功し、世界有数の産油国に変貌したカナダ。こうした新たな化石燃料は、爆発的に需要が拡大する新興国が消費する。一方、原発建設も加速している。サウジアラビアやアラブ首長国連邦などの産油国は経済発展に伴い国内の電力需要が増加。原子力でそれを賄おうとしている。また少ない負担で原発を導入できる新たなビジネスの仕組みが誕生し、資金に余裕のない新興国も原発の建設に乗り出している。想像を超える新興国のエネルギー消費と世界各地のエネルギー開発の現場を取材し、地球規模で加速するエネルギーの奔流を描き出す。

国家財政を破綻させかねないリスクを抱えて超深海の石油掘削に乗り出したブラジル。CO2の大量排出もいとわず、京都議定書から脱退してまでも「オイルサンド」からの原油抽出に成功し、世界第3位の産油国になったカナダ。「あと数十年で枯渇する」と言われてきた化石燃料の分野で過熱する資源開発の実態に迫る。

また、加速する原発建設の実態も明らかにする。サウジアラビアなど旧来の産油国は、経済発展にともない国内の石油消費量が増加。電力需要を原子力に頼ろうとしている。一方で、少ない負担で原発を買える新たな原発ビジネスの仕組みが誕生し、資金の乏しい新興国も原発建設に乗り出している。

爆発的に拡大する新興国のエネルギー消費と、それを満たそうと過熱するエネルギー開発の現場を追う。

第2回「欲望の代償 破局は避けられるか」
[総合]5月25日(日) 午後9:00~9:50

後編ではエネルギー開発によって翻弄される地球環境の実態や対策の最前線に迫る。去年、石炭が半世紀ぶりに世界のエネルギー消費の首位に返り咲き、CO2排出量は過去最大を更新した。対策の切り札としてCO2を地中深く埋めるCCSが開発されたが、課題も多い。また、温室効果ガスを出さない原発は、ほとんどの国が使用済み核燃料の処分に行き詰まっている。そこに登場したのが地球のどこかに世界各国が共同の最終処分場を確保する巨大ビジネス。それが新たな不安を引き起こしている。このままエネルギー消費の膨張を続けると、地球はどうなるのか。経済発展と地球環境の維持を両立させる術はあるのか。世界の専門家の声に耳を傾け、エネルギーとどう向き合うのかを問い直す。

化石燃料が出す温暖化ガス・CO2。原発が出す核廃棄物。エネルギー消費の膨張にともない深刻化する問題に対し、人類はついに禁じ手ともいえる解決策に乗り出した。

地球温暖化が叫ばれる中、皮肉にも化石燃料の中でCO2を最も排出する石炭の消費が伸びている。経済成長をめざす新興国では原発建設も加速し、核廃棄物がたまり続ける。世界はついに禁じ手ともいえる解決策に乗り出した。経済成長と環境・安全の間で深刻化する矛盾と葛藤。2050年にはエネルギー消費は現在の2倍に膨張する。このまま大量消費を続け、果たして文明は持続できるのか。世界の英知とともに人類存続の道を探る。



★ この番組で警鐘を鳴らし続けているのはリチャード・ハインバーグでした。 彼を調べてみると、次のような考えを持つ人物でした。

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●以下略


ジョン・コールマン

このリチャード ハインバーグを調べていて、2010年に手に入れたジョン・コールマンの本「新版300人委員会(上)支配される世界」、「新版300人委員会(下)陰謀中枢の正体」をみると、(下)陰謀中枢の正体のほうには、翻訳者がカバーの背表紙には

 ◆ 狙われた日本人よ! コールマンの警告を聞け

と警告の言葉を印刷してある。
続いて出版されている「コールマン博士は知っていた」の副題に

 ◆ さらに的中していく 〈世界経済〉戦慄予言

という活字が印刷してある。

『コールマン博士は知っていた』序文
 ……アメリカ発世界恐慌の背後にあるもの……

 「次におこる大暴落の破壊力は1929年の大暴落の10倍も大きく、恐慌が起こって恐慌の波が世界中に広がるだろう。それはなぜか? 現在のアメリカ経済の規模が1929年当時より10倍も大きく、平均株価が10倍高いからである」
と、コールマン博士は1999年に書いた。

 そして今、2008年9月、10月、11月。大暴落の破壊力のほんの一端が、日本人の目に入ってきた。GM(ジェネラルモーターズ)の株価がゼロに近づき、GM、フォード、クライスラーのいわゆる“ビッグスリー”の倒産が必至だという。日本人の上から下まで、そんなことが現実に起こるとは、つい昨日まで、夢にも思わなかったが。

 このアメリカ発の世界恐慌は、不可抗力でもないし、誰かの失敗や裏切りでもない。

 それは三百人委員会という秘密世界権力のアジェンダ通りに状況が作られた結果であることを、日本人は、手遅れにならないうちに、コールマン博士から学ばなくてはならない。(アジェンダ【agenda】 1 計画。予定表。2 スケジュール帳)

 「銀行業の歴史が妖術や魔術、悪魔・魔王崇拝の歴史と絡み合っていることに何の疑いもなくなる」(本書第四章、一三六頁)

 ここにカギがある。

 世界の金融、商品取引、マスコミ情報のセンターと自他ともに認めるシティ・オブ・ロンドンは、東京千代田区より狭い地域にあるが、ここにはルシファー(悪魔大王)を究極の神として崇拝する多数のフリーメーソン・ロッジ(秘密組織の山荘)が存在する(コールマン)ことを、日本人は今日に到るまでまったく知らされていない。
   http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/fmei.htm<ベールを脱いだ日本のフリーメーソンたち>

 日本は、イルミナティ三百委員会(そしてその日本人のエージェント)の破壊工作によって、正眞正銘の死地に追い詰められている。

 救いの道はただ一つ。

 日本人が、コールマンを真剣に研究すること。

 コールマンは現代世界最高水準の知性(インテリジェンス=物事を認識したり判断したりする頭の働き)である。だからこそこの人は、全世界のサタニスト的世界権力によって迫害され、包囲され、封殺されてきた。誰も彼の著作を読むことができないようなシステムが完成されている。

 しかし、日本は1994年(『300人委員会』徳間書店・絶版)、1998年 (『300人委員会』KKベストセラーズ)、そして2000年以降は成甲書房が『新版300人委員会』を含む14冊のコールマン著作の刊行と奇跡というしかないほどに、多数の著作が公刊されている全世界では唯一の国である。その気持ちと志のあるなら、すべての日本人が今すぐにでも、それらの本を手にすることができる。これこそ、日本にとっての最後の救いである。

 1995年、ユダヤ・フリーメーソン、イルミナティ、三百人委員会世界権力は、米国政府そして日本政府に命令して、コールマン(そして私、太田龍)の一切の著作の有料新聞広告を厳禁し、市場から排除すべし、と命令した。日本政府(外務省)は、日本のマスコミ界にこの命令を実行せしめている。日本民族そのものが存亡の危機にある今日、日本民族有志は、マスコミ界に対して、この有料広告掲載禁止の方針を解除するように働きかけることを要請したい。

 本書は、コールマン博士が1999年から2001年にかけて執筆し、三冊の邦訳著作集に収められた六編の世界経済、世界金融、さらには近未来の世界像に対する警告を改めて日本の読書会に問うものである。若干のタイムラグを除くと、ここまで的確に近未来を予想した著述家は皆無であり、さらに今後の推移を見通すうえでも貴重な論述である。混沌を極める世界経済の行く末を見極める指針となる本書が、多くの日本人に精読されることを願う。

  平成二十年十一月二十五日  太田 龍



注目したい、ジョン・コールマンの著書について

【その一】『コールマン博士は知っていた』
      さらに的中していく“世界経済”戦慄予言

株価暴落、デリバティブ崩壊、巨大金融機関の破綻、警告のすべてが現実となってしまった…なぜコールマン予測はかくも正確なのか?300人委員会の黒い野望を解析すれば、国際マネーの未来など、たやすく見通せるのだ。さらに的中していく“世界経済”戦慄予言。

目次
 第1章 アメリカ経済、完全崩壊の序曲が聴こえる
 第2章 破局の日、生き延びる道はあるのか
 第3章 300人委員会は破局の時を繰り上げた
 第4章 キャッシュレス経済生活がもたらす奴隷社会
 第5章 IT革命の未来はエレクトロニクス強制収容所
 第6章 ペーパーマネーと戦争の邪悪な相関図

ジョン・コールマン博士
1935年英国生まれ。元・英国軍事諜報部第6部(MI6)将校。任地アフリカでの諜報活動中、英国王室と諜報機関が「300人委員会」を中核とする闇の世界権力の忠実な道具であり、全人類と諸民族国家の敵である事実を偶然に入手した秘密文章によって知り、MI6を脱出、1969年にアメリカへ移住、帰化。以後30余年にわたって300人委員会等の活動を徹底して暴露、警告を続けている。英国軍事諜報部は「裏切り者」は容赦なく抹殺する組織であり、博士も報復として資産、年金、保険等を剥奪され、著作には妨害工作、剽窃、誹謗中傷が執拗に繰り広げられている。また2001年以後は、ELF放射線を使用と思しき攻撃が博士の自宅になされ、深刻な健康被害をこうむっている。

                     太田 龍 
昭和5(1930)年 、樺太生まれ。平成4(1992)年以降、全人類を世界人間牧場に収監しようと企図するユダヤ・フリーメーソンを中核とした超巨大勢力による新世界秩序(ニュー・ワールド・オーダー)構想の危険性を看破し、警鐘の乱打を続けている。現在、天寿学会、文明批評学会、週間日本新聞、日本義塾主宰。海外の貴重文献を渉猟し、日本に紹介する活動を精力的に行ない、著書・訳書多数。

【その二】『タビストック人間関係研究所』について
      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BA%BA%E9%96%93%E9%96%A2%E4%BF%82%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80

タビストック人間関係研究所は、1922年(実質設立年)にイギリスに設立された研究機関。タビストック研究所とも呼ぶ。CFR(外交問題評議会)ないしロックフェラーの系列の機関であり、CIAとも協力関係にある。配下に多くの研究所、財団を持ち、アメリカ全体での資産規模は実質的には600 - 700億ドルに達する。

表向きは、人間管理、心理学等の研究所であるが、実質的にはロックフェラーと彼に追従するイギリス支配階級のための国際諜報機関である。

最終目的は、英米覇権維持のための国際的な大衆プロパガンダおよび完全な人間の心理コントロールの追求であり、その手段・技術の研究を行い、成果を実践することであり、現在に至るまで数多くの各種の大衆洗脳工作の実施に関与していると言わる。一説では、人間の行動制御も可能な技術を保持しており、それらはすでに諜報活動にて実地に応用されているとも言われ、目的のためには反社会的な手段の活用も辞さないとされる。 MKウルトラ[7]、脳内音声兵器など。

20世紀後半のアメリカ社会文化の急激な変質と、世界各国の地域的文化と政治観念の変質破壊ないしアメリカ化は、同研究所の研究を利用して意図的に促進されたと言う。麻薬や同性愛をファッションとして流行させる作戦にもCIAなどとともに関与しているとされ、世界各国の大衆を音楽、薬物、婚外セックスによって政治的に麻痺させ体制迎合的に洗脳するという作戦目標は順調に達成されている。

またビートルズに始まる1960年代から1980年代までのイギリス製、アメリカ製ポップ・ソングの国際的流行は、同研究所の作戦のひとつであったとも言う。1990年代以降のアメリカ黒人音楽・ファッションの急激な一般大衆への浸透についても関与を疑われると言う。

【その三】「新版 300人委員会」(上)支配される世界
      「獲物」とされた日本が最終処理されないために、コールマン警告を心して聞け!

過去80年間の激変は、直接あるいは間接的に、すべて300人委員会の新世界秩序=ワン・ワールド政府計画によってもたらされた。あなたがた日本人はこの暗黒時代とも呼ぶべき世界情勢に目を開いていただきたい。この2008年、300人委員会は日本破壊計画の最終段階を迎えている。しかし私が見据えているのは現在と未来だ。この考えにもとづいて、300人委員会について書く使命に取り組んだ。私の取り組みがあなたがた日本人読者にとって真に有意義であることを願うばかりだ。 ジョン・コールマン博士

目次
 ・日本版への序文
 ・新版刊行に際して 歴史的大事件はすべて陰に潜む高位の支配者たちが引き起こしている
 ・プロローグ 不可解な状況はすべて仕組まれている!全能の権力集団によって
 ・第1章 「300人委員会」とは何か?
 ・第2章 「東インド会社」とは何か?
 ・第3章 「タヴィストック人間関係研究所」とは何か?
 ・第4章 「ローマクラブ」とは何か?
 ・第5章 「ビートルズ」が奏でた悪夢
 ・第6章 世紀の狂宴「洗脳・殺戮・破壊」
 ・第7章 「神々たち」は人類を弄ぶ
 ・第8章 陰謀者の戦争「湾岸にて」
 ・第9章 人類退廃化計画と「未来の衝撃」
 ・第10章 恍惚死するアメリカ

【その四】「新版 300人委員会」(下)陰謀中枢の正体
      迫り来るワン・ワールド政府、奴隷人間に堕したくなければ、コールマン警告にこそ耳を澄ませ!

われわれの目の前にある真実とは何か。共通の目的と考えを持ち、漠然とつながった人々の世界だろうか。いや、違う。150年の歴史を持つ300人委員会は、歴史上稀に見る秀才の集まりだ。彼らはその英知の枠を集め、完全なる全体主義社会、完璧に管理された「新しい社会」をつくり上げようとしている。300人委員会はワン・ワールド政府に向けて盛んに活動している。人々は洗脳され、ワン・ワールド政府に完全に依存しなければ生きていけないと信じ込まされる。これこそが目前にある真実なのだ。

目次
 ・第11章 麻薬上の楼閣「300人委員会」
 ・第12章 悪逆の品格「英王室」
 ・第13章 「楽園」人類皆家畜への道
 ・第14章 「ケネディ暗殺」銃声は新暗黒時代の開幕ベル
 ・第15章 実名完全暴露「300人委員会」の機関と新旧メンバー

 06 01 (日) 汚染土の中間貯蔵・最終処分場

合理的思考を失っている日本の政治家たち

汚染土処分について東北を予定している政治家に対して拒否感を表明している地元住民。 嫌なものを東北に押し付ける感覚は間違いである。 安全だというなら、政治家代表の出身地が率先して引き受けるべきであろう。 それが普通の論理の帰結となる。

そんな判断の意見は一度も聞かない。 嫌なことは他人任せ!!  <隗より始めよ>と言うではないか。 政治家の心得第一条ではないのか。



朝日新聞 2014年6月1日
中間貯蔵、住民ら懸念 「最終処分場になる」 政府説明会

 東京電力福島第一原発事故の除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設に関して、政府が31日に始めた住民説明会で、建設に向けた協議は正念場を迎えた。2015年1月の搬入開始を目指す国は、6都県で計16回開く説明会を経て、地元側から同意を得たい考えだ。▼3面=あきらめも

 説明会は、施設の建設候補地となっている福島県双葉、大熊両町民が主な対象。午前中に福島県いわき市、午後に茨城県日立市で開き、環境省や復興庁などの担当者が出席した。

 国側は、用地買収額について、将来使えるようになった時の価格として見積もる意向や、30年以内の県外最終処分は法律にすることを説明した。また、生活再建や地域振興にあてる新交付金の使い道として、町民が集まる催しや風評被害対策を例示。土地を売ることによって住民の資格を失うのではという不安には、売却後も住民票を地元に残す特例を総務省で検討しているとした。

 いずれの会場でも、住民からは「最終処分場になるのでは」「風評被害がさらに広がる」といった不安の声が出た一方、「もう帰れないのだから補償をしっかりしてほしい」などの意見もあった。(奥村輝)

 ◆キーワード

 <中間貯蔵施設> 福島県内の除染で出た汚染土や高い放射能濃度の焼却灰などを最長30年間保管する施設。双葉、大熊2町の福島第一原発周辺が候補地で敷地面積は約16平方キロメートル。1600万~2200万立方メートルの汚染土を収容する。

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▼3面
中間貯蔵施設、反発・あきらめ 双葉・大熊町民「土地代なぜ言わぬ」 政府説明会

 福島の復興の鍵を握る中間貯蔵施設の建設に向け、大きな関門といえる住民説明会が始まった。住民からは「ふるさとがなくなる」などの反発が相次いだ一方、「誰かが犠牲にならないと」と容認の声も。除染や避難指示解除の遅れを避けたい政府は、早期建設に住民の理解を求める。▼1面参照

 福島県いわき市と茨城県日立市で開かれた説明会では双葉、大熊両町の住民から不満や疑問が相次いだ。

 この日、政府側の担当者らは中間貯蔵施設の候補地について、原発事故後にほぼ無価値になった価格ではなく、将来帰還できるという前提で価値を上乗せして買い取ると説明した。

 それでも、具体的な価格は「個別に調査しないと分からない」の一点張り。最後まで目安となる水準を住民に明らかにしなかった。

 双葉町の候補地に自宅がある男性(51)は「私たちは移住せざるを得なくなる。聞きたかったのは土地代、お金をいくら出せるのかだけ。言わないのはおかしい」と述べ、いわき市の会場を足早に立ち去った。

 土地を売りたくない人からの反発も目立った。政府は借り上げなどを検討する姿勢を示したが、会場からは「検討した結果、だめになるのでは」「東京電力の電気を使ってきた(首都圏などの)地域で最終処分すべきだ」との声が上がった。

 ただ、住民の胸の内は反発一色でもない。

 「今さら反対したって、造らないわけないでしょ」。双葉町の女性(74)はうつむいた。「誰かが犠牲になり、早く除染を進めないといけない。私たちは賠償をもらってる。計画が進まないと福島県の人たちに申し訳ない」と涙ぐんだ。

 大熊町に自宅がある女性(40)は「福島の復興を進めるためには絶対に必要な施設。どうせ造るなら双葉と大熊しかありえない」と複雑な心情を明かした。

 (根岸拓朗、伊藤嘉孝、永野真奈)

 ■かさむ汚染土、処理急ぐ国

 住民説明会を開くため、政府は「譲歩」を重ねてきた。例えば、用地国有化の方針では「いずれ最終処分場にされる」という住民の懸念を払拭(ふっしょく)するため2町は土地を国に貸す方法も加えるよう要求。政府が難色を示すと、2町は説明会開催に応じなかった。政府は4月末、町側に「賃貸借を含む様々な選択肢を検討」との文書を示し、ようやく開催にこぎ着けた。

 住民の生活再建策でも、地元の求めに応じ、極めて自由度の高い交付金を新設。5月下旬には2町に国が直接交付する割合を県経由より大きく増やした。

 背景には、汚染土の搬入開始目標が来年1月に迫っていることがある。

 福島県各地で汚染土が仮置き場だけでなく住宅の庭や空き地に保管されている。市町村が除染を担う36自治体だけで、昨年12月末で4万7433カ所。昨年7月末からほぼ倍増した。県除染対策課によると、2012年後半以降は保管場所が確保できないことで、除染が遅れてきた。内陸部の自治体は政府に中間貯蔵施設の早期建設を求めてきた。

 福島市の主婦植木律子さん(67)は廃棄物が埋められたままの自宅の敷地を見る度にやり場のない怒りを感じる。「沿岸部の人には悪いけど、原発を受け入れて暮らしていた。出た場所に戻すのが原則だと思う」

 国直轄で除染する避難指示区域でも仮置き場に汚染土が積み上がったまま。政府関係者は「汚染土で住民の帰還意思がなえると、避難指示解除を進めたい政権の方針を揺るがしかねない」。29日に15年春以降の帰町方針を表明した楢葉町でも、汚染土の不安などから16年春に遅らせるべきだという意見があった。

 秋の臨時国会前とされる内閣改造も、環境省が焦る理由だ。石原伸晃環境相が交代し、福島に足しげく通い、地元と関係を築いてきた井上信治副大臣も代わる可能性がある。省内には「交代すればどうなるのか」と地元との交渉の後退を心配する声が出ている。

 (奥村輝、中村信義)

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〈WEBRONZA〉2013.12.20
「不理解の中の復興」の帰結――この国のゆくえ?

いったい、福島の話をどうやって伝えればよいのだろう。いったい、何がどうなって、これほど事態はこじれてしまったのか。

私(山下祐介)が福島第一原発事故の避難者と向き合い始めて2年半。この間に知り合った原発被災者・市村高志氏と、同じく社会学者の佐藤彰彦氏の二者とともに語り合い、原発避難の真相を避難当事者の声をもとに綴ったのが2013年11月に出版した『人間なき復興』だ。

「不理解」が引き起こす分断

本書のキーワードは「不理解」である。ふつうは「無理解」だろう。あえて「不理解」という奇妙な語を使ったのにはわけがある。

原発避難をめぐって生じているのはどうも「無理解」ではない。みなこの原発事故・原発避難については関心があり、一定の理解を示している。だがどうも、その理解では駄目なのだ。理解したつもりになっていることが、本当の理解ではないために、避難者のためとされて行われているものが「これは自分たちのためではない」ということが生じている。

「理解できない」(無理解)のではなく、「それは本当の理解ではない」(理解にあらず=不理解・非理解)、そういうことがあまりに多く、しかもそうした不理解が、避難者をめぐる現実を、きわめて難しくしているようなのだ。

例えば政府による、帰還を中心とした復興政策。これはとくに事故当初、メディアなどに盛んに出ていた「帰りたい」「いつになったら帰れるんだ」という避難者の声をそのままに理解し反映させたもののようだ。だが「帰りたい」という声をそのまま鵜呑みにして理解してはならないのだ。みな内心では「本当は帰れないのは分かっている」のである。「帰りたいけど帰れない」のが多くの人の現実なのに、「帰りたい」という部分だけが都合よく取り上げられ、帰還政策に結びついてきた。そこには「『帰りたい』という人々を、なんとしてでも早く帰してあげたい」という正義の感覚さえ潜んでいるようだ。

そして今回、もう一つ別の避難者の声、「帰れないなら帰れないと言ってくれ」を真に受けて、一部地域について国有化を進めるような議論も政治家の口から出てしまった。本書脱稿のあと出てきたことで、本文には取り上げられなかったが、これもまた不理解の一つだろう。

たしかに「帰れないと早く国で決めてくれ」という声はある。でもまた多くの人には「ふるさとがなくなる」ことには抵抗があり、実際に土地を買い取るとなれば大きくもめるに違いない。今後はさらに、「じゃあ、いくらになる」といった形の論理も現れて、避難者間の分断はますます進むことになろう。それどころか買い取り地域のすぐ傍らには、中間貯蔵施設のそばに帰ることを強要される人々も出てくるわけだから、これもまた実施されれば、不理解による、社会的分断を推し進めるだけの正義の政策となるのかもしれない。

そしてより重要なことは、こうした方針の決定はすべて政府がにぎっていて、住民も避難自治体も蚊帳の外にいるという構図が一貫していることだ。国による一部地域国有化のニュースも当事者たちとの相談の上でのことではなく、一方的にメディアを通じて被災者に(被災自治体にさえ)伝達されたものなのである(この点は拙著『東北発の復興論』第5章に別の文脈で論じておいた)。

「被災者の生活再建」「被災者の復興」という名目でやっている政策や事業が、結局は被災者置き去りで、単に公共事業を押しつけるだけのものになってしまっている。そういう感じが強まっている。そして公共事業を実施することとは、お金を使うこと、ばらまくことであり、あたかもそれが復興であるかのようだ。失われた経済を元通りにするために、新しい産業を作り、雇用を作るというが、結局は公共事業で経済を潤わせ、自治体の人口を維持することだけに目的は向いており、必ずしもそこに戻る人は被災者ではなくてもよいかのような雰囲気さえある。

このままでは、人々の人生はあの事故で終わり、ふるさとも終わって、別の人々が別の形であの地を有効に利用していくことになりそうだ。

 06 02 (月) 神話時代からのご縁

2014年6月2日(天声人語)
神話時代からのご縁

 古代史は謎に満ちているから尽きせぬ魅力がある。わからないことが多い分、好奇心をかき立てられる。おととし、東京国立博物館で「出雲―聖地の至宝―」という展覧会を見たときにも、そう感じた 島根県の荒神谷(こうじんだに)遺跡で1984年に見つかった銅剣がずらりと並ぶ。近くの加茂岩倉(かもいわくら)遺跡から96年に出土した銅鐸(どうたく)もある。いずれも歴史的な大発見と騒がれた。紀元前にこれだけの青銅器を持つ勢力があったという驚きを、実物を前に再確認した 発見当時の本紙には「出雲王朝説再び光」「出雲に政権あった?」といった見出しが躍る。畿内や北九州とは別の、有力な文化圏が存在したことは間違いない。どんな人々が暮らしていたのか。他地域との交流はどうだったか。謎はなお残る 高円宮家の次女典子(のりこ)さま(25)と、出雲大社の宮司を代々務める千家(せんげ)家の長男国麿(くにまろ)さん(40)の婚約内定というニュースに接して、古代出雲に思いがいった。天皇家はもとより千家家も「男統連綿として八十余代」という古い家系だ 大社の祭神大国主神(おおくにぬしのかみ)は、天(あま)つ神の求めに応じ地上の国を献上した「国譲り神話」の主人公。大国主神に仕えた天穂日命(あめのほひのみこと)が千家家の祖だという。神代から続くご縁で結ばれたお二人ということになる 国を譲る代わりに建ててもらったとされる大社は、天を突く高さだった。今の本殿は8階建てビルに相当するが、平安時代には倍の約48メートル、もっと前は96メートルあったとも伝えられる。本当だろうか。古代史の謎は奥が深い。

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2014年6月2日
猛暑日列島 群馬・館林で36.3度

 高気圧に覆われた1日、群馬県館林市と岐阜県揖斐川町で36・3度を記録するなど、全国927の観測地点のうち12府県の27地点で猛暑日(35度以上)となった。気象庁は18府県に高温注意情報を出したが、熱中症の症状を訴える人が相次ぎ、新潟県長岡市では90代の女性が死亡したほか、京都府の女性ら2人が意識不明に。全国で救急搬送された人は、朝日新聞の集計で360人以上にのぼった。▼39面=各地の状況

 猛暑日だったのはほかに京都市36・0度、山梨県甲州市勝沼町35・8度など。真夏日(30度以上)は43都府県の404地点。東京都内でも、練馬区で34・8度、千代田区でも33・1度を観測した。

 気象庁によると、猛暑になった要因の一つは大陸から暖かい空気が列島に流れ込んだこと。5月末の中国東部や朝鮮半島では、南から暖かい空気が入り、北京で40度を超える暑さになった。その後高気圧が列島付近にとどまって晴天が続き、気温が上がったという。同庁は、3日ごろまでは全国的に最高気温が30度前後となる日が続くとみて、引き続き熱中症への注意を呼びかけている。

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       http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/past/20/4830.html?c=2014&m=6