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続折々の記 2020②
【心に浮かぶよしなしごと】
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【 09 】02/27~
           緊急ニュース  雲行きの変化
             ・ ウイルスも子孫を残すのが目的
           【万物に意識がある】
           【波動が宇宙を支配する】

 02 27 (木) 緊急ニュース(続)      ウイルスも命を残すのが目的

新型肺炎といい、コロナウイルスといい、世界中を震え上がらせている。

ウイルスも菌類だから、ことが毒性の強い農薬を作って使用するから、菌も毒性に負けないような知恵を絞って防衛したのに相違ない。 そんな風に推量してきた。

ところが推量どころか、菌の祖先は人間よりもずっと前の祖先から今日まで生きてきたという。 その考えは合理的であり、私はそのことまで考えなかった。

「コロナウイルスなぜおきた」検索してみたら、あるある、予想した内容などよりもっと論理的であり納得できる理由が科学的にも正確さをもって答えてくれたのです。

検索の一番初めに出ていたのは、
新型コロナウイルスはなぜ発生したのか、いつ収まるのか『感染症 ...
7 日前 - 新型コロナウイルスはなぜ発生したのか、いつ収まるのか『感染症の世界史』著者、石弘之さんインタビュー ... 症は、ヒトに感染してカゼの症状を引き起こす 4 種類と、新型コロナウイルスのように動物を経由して重症肺炎の原因になる 2 種類の ... 1918 年のスペインかぜのときも、世界中で感染者に対するひどい差別が起きました。

   https://kadobun.jp/feature/interview/9yhcdzonav40.html
読んでいくと学者の気品を持つ理解しやすい案内であった。 記事の内容だけでなく、人柄に深く感謝したい、それが私を改めて驚かせたのです。

「生きる」ということの本質をまざまざと教えて下さったと思ったのです。 “生きる目的は子孫を残すこと” モーゼの十戒は人間世界に通用する倫理的な原則だったが、さらに生物すべてに通用する原則は  “子孫を残すこと” であることを突き付けられました。

それはそれとして大事な合理性のある事ですが、「生きる」ということで生物すべてに通用する心がけは、 “共生すること” であるという認識を私に与えてくれました。

では石さんのインタビューを見ていきましょう。



新型コロナウイルスはなぜ発生したのか、いつ収まるのか

2019 年末に初めて確認された新型コロナウイルスの感染者が、増加の一途をたどっています。医学が発達し、衛生面でも格段に向上した現代社会でなぜ、これほどまでに拡大するのでしょうか。『感染症の世界史』の著者、石弘之さんに緊急でお話をうかがいました。

   【合わせて読みたい】
新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるために、私たちにできることは?『病気は社会が引き起こす インフルエンザ大流行のワケ』木村知インタビュー※ページ下部『おすすめ記事』からも移動できます。
風邪の原因でもある実は身近なコロナウイルス

――最初に石さんの紹介をしたいと思います。新型コロナウイルスのニュースが増えていますが、石さんと感染症のかかわりは深いものがあります。『感染症の世界史』のあとがきを読んだときの衝撃は忘れられません。
 人間ドックで書類をわたされて、検診の前にさまざまな質問の回答を記入せよという。面倒な書類なのでいい加減に欄を埋めて提出したら、若い看護師さんから「既往歴をしっかり記入してください」とたしなめられた。
 しかたがないので「マラリア四回、コレラ、デング熱、アメーバ赤痢(せきり)、リーシマニア症、ダニ発疹熱各一回、原因不明の高熱と下痢数回……」と記入して提出したら、「忙しいんですからふざけないでください」と、また叱られた。
(『感染症の世界史』のあとがきより)
石:―― ははは。アフリカやアマゾン、中国、ボルネオ島などで長く働いていたので、さまざまな熱帯病や感染症の洗礼を受けました。

 私はもともと環境が専門です。「なぜ環境史研究者が感染症の本を書いたの?」と聞かれることがよくありますが、感染症は環境の変化から流行するというのが持論です。西アフリカのエボラ出血熱の大流行は熱帯林の破壊が原因であり、マラリアやデング熱などの熱帯病は温暖化で広がっています。

 今回の新型コロナウイルスに関していえば、人間がこれほどの過密社会をつくらなければ、彼らも流行を広げられなかったでしょうね。

――その新型コロナウイルスですが、感染経路が不明の感染者が日本国内でも確認されました。

石:―― 感染症は、動物の体内にいたウイルスが一番初めにうつった「ゼロ号患者」から家族や職場や医師などの周辺者、さらに通勤電車や病院内などでの偶発的な感染者を経て、市中感染、アウトブレイク(感染爆発)へと発展していきます。

 今は市中感染がはじまった段階ではないでしょうか( 2 月中旬)。ということは、無症状の感染者やインフルエンザなどと混同された人が、感染を広げている可能性は高いと思います。

――そもそも「コロナウイルス」とはどういったものですか。

石:―― コロナウイルスはごくありふれたウイルスです。風邪の原因ウイルスは数種類ありますが、私たちが日常的にかかる風邪の 10 ~ 15 %は、コロナウイルスによって引き起こされています。

 コロナウイルスが最初に発見されたのは 60 年ほど前のことです。風邪の患者の鼻から見つかりました。ただコロナウイルスの歴史は非常に長く、遺伝子の変異から先祖を探ると、共通祖先は紀元前 8000 年ごろに出現していたようです。以来、姿を変えてコウモリや鳥などさまざまな動物の体に潜りこんで、子孫を残してきました。

――風邪を引き起こすほど身近なのに、命を奪うほど凶暴なものもいるとは……。

石:―― コロナウイルスの仲間による感染症は、ヒトに感染してカゼの症状を引き起こす 4 種類と、新型コロナウイルスのように動物を経由して重症肺炎の原因になる 2 種類の計 6 種が知られています。

 感染者を死に至らしめる可能性のあるコロナウイルスはこれまでに 3 回出現し、パンデミック(世界的流行)引き起こしています。最初は 2003 年のSARS(重症急性呼吸器症候群)、次が 2012 年のMERS(中東呼吸器症候群)、そして今回です。ウイルスが世代交代を繰り返しているうちに、突然変異が蓄積して重篤な症状を起こすように変異したのでしょう。

ヒトは微生物に 1 勝 9 敗

――石さんはご著書『感染症の世界史』のなかで次のように警告していました。
 人間の社会の変化のすきをついて侵入してくる病原体は、それぞれ異なった場所や時期に根を下ろし、その後は人間同士の接触を通じて新たな地域に広がっていく。もしかしたら、第二、第三のSARSや西ナイル熱がすでに忍び寄って、人に侵入しようと変異を繰り返しているかもしれない。
(『感染症の世界史』より)
石:―― ウイルスの唯一の目的は「子孫を残すこと」につきます。地上最強の地位に上り詰めた人類にとって、唯一の天敵が病原性の微生物です。約 20 万年前にアフリカで誕生した私たちの祖先は、数多くの病原体と戦いながら地球のすみずみに広がっていきましたが、とくにウイルスは強敵でした。知られないままに、多くの地域集団が全滅させられたことでしょう。人類の歴史は 20 万年ですが、微生物は 40 億年を生き抜いてきた強者です。

――うーん、ウイルスが強敵といわれても想像がつきません。

石:―― これまで 1勝 9 敗ぐらいでヒト側の負けが込んでいるのですよ。勝ったのは 1977 年以来発病者が出ていない天然痘と、ほぼ根絶寸前まで追い込んだポリオぐらいでしょう。

 たとえば、1918 ~ 19 年の「スペインかぜ」の世界的流行では 3000 万~ 4000 万人が亡くなりました。近年の再検討では、8000 万人以上ともいわれています。以前も述べたと思いますが( https://kadobun.jp/feature/interview/80.html )、とくに第 1 次世界大戦の戦場になった欧州の流行は激烈をきわめ、大戦の終結が早まったほどです。

 その後も、1957 年の「アジアかぜ」、1968 ~ 69 年の「香港かぜ」、どちらも 100 万人以上が亡くなっています。

 アメリカでは現在、インフルエンザが大流行していて、アメリカ疾病対策センターは、少なく見積もっても 2600 万人が感染し、死者は少なくとも 1 万 4000 人と発表しています。( 2 月 19 日CNNニュース)。日本でもインフルエンザで、毎年、数千人が命を落としていますし、はしかや風しんの流行も止められません。

――ウイルスに意識を向けたことがないので気付きませんでした。

石:―― ヒトと微生物の戦いは、まさに「軍拡競争」です。ヒト側がワクチン、新薬などを繰り出せばウイルス側は変幻自在に変異して、せっかく獲得したヒトの免疫をかいくぐり、薬剤に耐性をもつウイルスで攻めてきます。

 現在、世界中でウイルスの検査法の開発やワクチンづくりが行われていますが、できあがったころには、ウイルスの方はさらに進化して、ワクチンが効かなくなっているかもしれません。

――今後も、今回の新型コロナウイルスのような新型の感染症は登場しますか。

石:―― ヒトと微生物の戦いは未来永劫つづくものだということは、『感染症の世界史』をお読みいただければ、その理由がわかると思います。

 私たちは、過去に繰り返されてきた感染症の大流行から生き残った「幸運な先祖」をもつ子孫であり、その上、上下水道の整備、医学の発達、医療施設や制度の普及、栄養の向上など、さまざまな対抗手段によって感染症と戦ってきました。それでも感染症がなくなることはありません。

 私たちが忘れていたのは、ウイルスも 40 億年前からずっと途切れずにつづいてきた「幸運な先祖」の子孫ということです。しぶとく生き残ってきたヤツらなのです。

ウイルスは普段、どこにいるの?

――ところで 40 億年も生き抜いてきたウイルスたちは、普段はどこにいるのですか。

石:―― 多くのウイルスは、野生動物、家畜、そして人の体の中に潜んでいます。たとえばオオコウモリからは 58 種類のウイルスが発見されていて、「病原体製造器」といわれています。

 全体の数は明らかになっていませんが、既知の脊椎動物 6 万 2000 種がこれぐらいのウイルスをもっていると仮定すると、少なくとも 360 万種ものウイルスがいることになります。

 ウイルスは、ありとあらゆる生き物に入り込んでいます。近年、ほかのウイルスに感染するウイルスも見つかっています。むろん、人間に悪さをするのはごく一部ですが。

――では、新型コロナウイルスは、どこにいたのでしょうか。

石:―― キクガシラコウモリが持っていたウイルスの疑いが強いです。このコウモリは日本にも生息しています。それがほかの動物を経由して人に感染しました。ゲッシ類、タヌキ、ヘビ、アカゲザル、犬猫などからも同じウイルスが分離されており、仲介役はまだわかりません。

コウモリ

【説明】耳が大きく顔が特徴的なキクガシラコウモリ

――新型コロナウイルスは中国の武漢で発生しました。ご著書の中では、今後の感染症について次のように警告していました。春節で多くの人が移動することにも言及しています。
 今後の人類と感染症の戦いを予想する上で、もっとも激戦が予想されるのがお隣の中国と、人類発祥地で多くの感染症の生まれ故郷でもあるアフリカであろう。いずれも公衆衛生上の深刻な問題を抱えている。
 とくに、中国はこれまでも、何度となく世界を巻き込んだパンデミックの震源地になってきた。
(『感染症の世界史』より)
石:―― 中国では生きた野生動物を買って食べる、という食文化があります。先ほど申し上げたように、動物の中には膨大な未知のウイルスがいます。

 私も中国に滞在していたときにこんな経験があります。広州の地方のレストランに一人で入ったのですが、メニューがなく、まごまごしていると、お店の人がキッチンに連れて行ってくれました。好きな食材を選べと、手真似でいうのです。そこはまるでペットショップさながらに、タヌキやハクビシン、ヘビやカメ、クジャクなど、さまざまな動物が小さな檻に入れられて並んでいました。なんとかバケツのなかの魚を見つけて、難を逃れました。大きな町の市場に行けば、おどろくほど多くの野生生物が売られています。

――中国政府は今回の新型コロナウイルスの感染拡大をうけて、スーパーなどでの売買を全面的に禁止しました。各地の野生動物の市場は次々に閉鎖されたそうです( 2 月 17 日朝日新聞)。

石:―― トップダウンですから動きは速いですね。とはいえ、額面通りには受け取れません。中国には、「上に政策あれば、下に対策あり」という言葉があります。お上が厳しく締め付けても、人々はしたたかに対策を立てているという意味です。

――食文化なのでむずかしいですね。日本の捕鯨も世界からさんざん非難されましたが、「わかりました、やめます」とはならず、逆に 2019 年 6 月に国際捕鯨員会から脱退してしまいました。韓国も国際的な批判を浴びた犬肉料理があり、レストランは減ったようですが、なくなってはいません。

石:―― 私たちの国の近くにまったく違う食文化をもった国があるということを、認識しなくてはならないでしょう。衛生意識を高めることが必要なのは事実ですが、非難するだけでは解決しません。

――中国人への差別も心配です。

石:―― 感染症には差別の問題がつきまといます。14 世紀にヨーロッパで大流行したペストのときは、ヨーロッパの全人口の 30 ~ 60 %が死亡したと推定されます。このときには、ユダヤ人が病気を起こしたというデマが流れて、各地でユダヤ人が虐殺されまました。

 1918 年のスペインかぜのときも、世界中で感染者に対するひどい差別が起きました。アメリカでは、自警団が町を封鎖して銃撃戦までありました。

日本でもハンセン病患者を隔離する法律、「らい予防法」が 1996 年まで放置されていたことを思い出してください。これは国家主導の差別といえます。

 今回の新型コロナウイルスのことでいえば、私の家族が現在、ヨーロッパで働いているのですが、中国人と間違えられた日本人が、道を歩いていて水をかけられたり、いいがかりをつけられるといった不愉快な事件がすでに起きているそうです。

 感染力の強い感染症はだれでも怖いです。過剰反応を起こして偏見や差別をばらまいたり、愉快犯的に怪情報を流す人が出てくるのは避けられません。政府は「理性的に行動を」と訴えていますが、ダイヤモンド・プリンセス号の対応のように、対策はふらついて後手後手に回っています。これでは疑心暗鬼に拍車をかけてしまいます。

 さらに今はSNSがあります。これは便利な反面、デマを流す凶器ともいえます。周りをたしなめ、無責任な情報が来たら自分の段階でシャットアウトすることが最低限のモラルでしょう。

どこまで感染は広がるのか

――今後、ヒトvs.ウイルスの戦いはどんな展開になるのでしょうか。

石:―― 微生物にとってヒトの体内は温度が一定で、栄養分も豊富な恵まれ環境です。彼らはここから追い出されたくないでしょう。両者の関係は次の 4 つのいずれかの結末に落ち着くと考えます。

図

――この類型は、人間の戦争と変わりませんね。新型コロナウイルスはどうやって収束していくと考えますか。

石:―― 今回のウイルスの致死率は数%ほどと見られています。大流行を引き起こしたほかの感染症に比べれば毒性は低めです。ただ低いだけに、感染力は強力です。感染しても発症せず、本人が気づかないまま広げていることも考えられます。

今後ですが、ウイルスにかかった人は体内に免疫ができますから、免疫を持った人が増えれば、感染のスピードは弱まると予想されています。

 参考になりそうなのが、遺伝子を 80 %共有するSARSの先例です。2002 年 11 月 16 日の中国の症例に始まり、台湾の症例を最後に 2003 年 7 月 5 日にWHOが終息宣言しました。流行期間は約 170 日間でした。専門家の間では、夏前にはピークを迎え、徐々に落ち着くのでは、という期待があります。オリンピックまでには何とかしてほしい、というのが多くの国民の願いでしょうか。

――ワクチンはまだできないのでしょうか。

石:―― さまざまな製薬会社がワクチンの開発に着手したようですが、そう簡単ではないでしょう。WHOのテドロス事務局長は、2 月 11 日、ワクチン開発には 18 か月を要すると見通しを発表しています。

――今後の流行をどうみていますか。

石:―― 感染症の拡大パターンについては、さまざまなシミュレーションが行われてきました。2 つの予測を紹介しましょう。

 新型インフルエンザ流行のときに、国立感染症研究所がつくった感染拡大のシミュレーションがありますが、これには背筋が寒くなりました。

 ある男性が新型インフルエンザにかかって電車で出社すると、4 日後には 30 人だった感染者が 6 日後には 700 人、10 日後には 12 万人に広がるという結果でした。むろん、コロナウイルスがこうなるとは限りませんが。

 もう一つ、「スモール・ワールド現象」といわれる数学的なシミュレーションがあります。小説の題材になり、TV番組でも取り上げられました。米国の心理学者ミルグラム教授が、米国中部のネブラスカ州の住人 160 人を無作為に選び、東海岸の特定の人物に知り合いを伝って手紙を受け渡せるか、という実験をしました。

 その結果、わずか 6 人が介在すれば、まったく知らない人にまで届くことができました。各国の同様の実験でも同じような結果でした。

 つまり「人類は 6 人が仲立ちすればすべて知人」ということです。手紙をウイルスに置き換えてみてください。容易ならざる事態であることは理解いただけるでしょう。

書影

【説明】石弘之『感染症の世界史』
(角川ソフィア文庫)

▼『感染症の世界史』詳細はこちら(KADOKAWAオフィシャルページ)

石 弘之
(いし ひろゆき、1940年5月28日 - )は、日本の環境ジャーナリスト、環境問題研究者。
東京市(現東京都豊島区)生まれ。朝日新聞編集委員を経て東京大学教授、駐ザンビア特命全権大使等を歴任した。
その他にも国連環境計画上級顧問、国連開発計画上級顧問、東欧環境センター常任理事、国際協力機構参与、通商産業省産業構造審議会委員、運輸省運輸政策審議会環境部会長、持続可能な開発のための日本評議会議長。
教育学者の石三次郎(元東京教育大学教授)は父。経済学者の石弘光(一橋大学名誉教授)は実兄。末弟の石和久は日本の医師、医学博士であり順天堂大学名誉教授。他に姉1人、弟1人。
主な著書に『地球環境報告』『感染症の世界史』ほか多数。

紹介した書籍

感染症の世界史 著者 石 弘之
  定価: 1188円(本体1080円 + 税) 発売日: 2018年01月25日
  詳細を見る 試し読み
鉄条網の世界史 著者 石 弘之著者 石 紀美子
  定価: 1056円(本体960円 + 税) 発売日: 2019年01月24日
  詳細を見る 試し読み
環境再興史 よみがえる日本の自然 著者 石 弘之
  定価: 990円(本体900円 + 税) 発売日: 2019年09月07日
  詳細を見る 試し読み
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  『鉄条網の世界史』
特集  2019年04月05日
  「分断」はなぜ続くのか。人間の外的排除の心理を再考する
  【石弘之『鉄条網の世界史』インタビュー 前編】



「生きる」ものはすべて “子孫を残す”という目的を持っており、さらに生物すべてに通用する心がけは “共生すること” であることが理解されてきました。

「植物にも意思がある」という研究者の説が見つかりました。 次に記録として取り上げます。 タイトルは 万物に意識がある です。

万物に意識がある
    316384 生物は意思(意識)された方向に進化するの続き
     岸良造(63 香川 技術者) -16/06/16
     http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=316384


「物質文明にどっぷり浸かり、モノとカネを追い求めて忘我の日々を送る現代人は、潜在意識が正常なものではなくなっている」といって、警鐘を鳴らす心理学者や人類学者がいます。 人間関係の軋轢や、自然や生き物に対する配慮、思いやりが薄らいでくるのもそれが原因だ」と、警告さえ発しているのです。

じつはそのことを明らかに示唆する、驚天動地の事実があったのです。
人間や動物に意識があるのは当たり前ですが、なんと植物や鉱物にも意識、いや意識というよりもっと単刀直入に、心があるということが、実験によって証明されたのです。

さらにもっと驚くべきことに、植物は人間さえ知ることができない、宇宙の神秘にかんする情報まで知っていることが実証されました。

植物の意識についての研究の端緒を開いたのは、ポリグラフ(うそ発見器)の専門家で、CIAの尋問官であったクリープ・バクスター博士です。

博士はあるとき、ガルバノメーター(微弱電流計)を使って、ドラセナという観葉植物が水をどのように吸い上げるのか観察していました。
水を吸い上げたときの葉の電導率は上がるはずだったのが、記録計は逆の下降線をたどったのです。 人間でいえば、ゆったりと気分を落ち着けたくつろいだ状態と同じ反応を示したわけです。

そこで博士は、くつろいだ状態を示すなら、恐怖を与えたらどうなるだろうと、手っ取り早く葉を燃やしてみたらとそう思った瞬間、メーターの針が勢いよく跳ね上がったのです。

びっくりした博士は、この体験によって、「植物が人間の感情を読み取る能力を持っている」、という驚愕の事実を発見することになったのです。 その後の追認テストでは、たまねぎ、レタス、オレンジ、バナナなど25種類以上の植物や果物を使って、同じ結果が得られたことが確認されています。

バクスターは植物だけではなく、動物の単細胞にも同じ装置を使ってさまざまな実験をおこない、その結果を発表しています。

 ・植物には過去を記憶する能力がある
 ・植物と植物の間、さらに植物と動物の間で、たえず情報通信が行われている
 ・植物は自分を世話してくれる、あるいは自分に好意を示してくれる人間に
   特別な感情を抱き、どこにいてもその人の想念を監視している
 ・植物や動物だけではなく、アメーバ、ゾウリムシ、血液、精子などの
   単細胞生命体にも意識がある

これらの実験結果について、バクスター自身はつぎのように述べています。
「知覚力は細胞レベルで終わっているとは思われない。 それは分子、原子、さらに原子の構成要素にまで達しているかもしれない。 これまで常識として、生命なきものとみなされてきたあらゆる種類の存在は、評価しなおされる必要があるだろう」と。

ようするにバクスターは、細胞レベルに意識があることは確認したが、さらに分子、原子、さらには原子核(陽子と中性子)や電子のレベルにも意識がある可能性があるといっているのです。

じつは日本にも、バクスターの研究成果(とくに植物の意識)をさらに推し進めて、ふつうの科学的手段ではとうてい知ることができない、稀有の情報を植物から得るシステムを開発した人がいます。

理学博士の学位を持ち、勲四等紫綬褒章を受与された三上晃がその人です。 三上博士はリーフ・バイオ・センサーという、植物の葉を使った生体感知器を開発しました。 この装置は、植物と植物の間で交わされる交信エネルギーを高感度増幅器で微小電流として捉え、それをガルバノメーターに接続し、ランプを点滅させることによって、植物が発する情報をキャッチするシステムです。
(中略)
植物は人間の目に見えないものも見えて知っている、・・・宇宙にかんする多くの事実や、未来のことも知っている、植物が発する波動には、人間の病気を治癒する効果があるなど、恐るべき植物の超能力の数々を解明してこられました。

これらの研究成果は、現代科学では知りえない世界のことや、医療問題など、その他、行き詰まった多くの問題の解決にも役立つものと期待されています。

それと同時に、人間は自分自身に対してはもちろんのこと、他人や動物や植物、つまり生きとし生けるものすべてにたいして愛情をもち、これらを大切に扱うことの意義を改めて考えさせられるものでもあります。

波動が宇宙を支配する
    316386 生物は意思(意識)された方向に進化する
    岸良造(63 香川 技術者) -16/06/16
    http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=316386


万物はそれぞれ孤立して存在しているのではなく、空間に充満する波動というエネルギーによって、すべてがつながっているのです。

とくに生物の世界はDNAと深く結びついており、一つひとつのDNAが波動を媒体として情報交換を行っています。

また万物個々の内部にもネットワークが形成され、個体自身の調和と統合を図りつつ成長、繁殖、種の存続などのエキサイティングな生命活動が展開されているのです。

動物の超能力はいうまでもありませんが、無生物である鉱物にも不思議なパワーが秘められています。

人間の潜在意識に作用したり、健康効果をもたらすとして水晶、トルマリン、麦飯石、遠赤外線セラミックスなどが研究され、注目を集めていることはご存知のとおりです。
これは鉱物がもつ一種の放射性エネルギーによるものと考えられていますが、その詳しいメカニズムはわかっていません。

ただ、意識という観点から万物を考えるとき、動物、植物、鉱物といった分類すら、とくに意味はなさそうな気がしてくるのですが、いかがでしょうか。

人間には、動物のなかでは最も発達している大脳新皮質(理性の座)というものがあるために、それによって形成される顕在意識(表面意識)が潜在意識を抑圧するという理由で、本来の能力がロックインされてしまっているのです。
動物や植物のように、人間が自然に与えられた能力を発揮しない、あるいはできない理由はじつはここにあったのです。
生きていくうえで無視することができない社会的、文化的、経済的および精神的制約、さらには環境から受ける肉体的な圧迫やダメージが原因で、顕在意識が異常なものに変貌することは、心理学によってすでに実証されています。

顕在意識と潜在意識は表裏一体でつながっており、本来は顕在意識を自在に支配するほど強力な潜在意識が、時間の経過とともにマインドコントロールされて屈折していき、ついには捏造された動機づけを強要する理性によって、逆に支配されてしまうのです。

クオンタム・ヒーリングは、心の奥深くに押し込められて埋もれている、この潜在意識を解放することを最終目標としています。

潜在意識が解放されるとさまざまな超能力が発現されることは、超心理学や心霊科学の分野では、多くの実験によってすでに証明されています。
いわゆる超能力と呼ばれるものには、『遠感知』、『未来感知』、『読心』、『病気治癒』、『念力』、『"変身"』、『瞬間移動』(テレポーテーション)などがあり、欧米やロシア、中国などでは相当古くから研究されています。
アメリカやロシアなどは国家的なプロジェクトとして超能力を研究しており、着実に成果をあげています。

心の働きを利用して病気を治癒させる試みは、とくにアメリカでは多くの医者が医療現場で、実際におこなっているのです。
それらの医者はべつに超能力者ではありません。
ただ人間の潜在能力を信じる医者たちで、たとえば手術をおこなう前に、「この患者が無事生還できるように」、「自分がやろうとしていることがうまくいくように」といった"祈り"に似たような気持ちを込めておこなうと、予想以上の結果が出たことがすでに証明されています。

心と自然治癒との関係について多くの書物を著し、この問題では世界的に有名なアメリカのラリー・ドッシイ博士は、その著書でつぎのように述べています。

「130件以上の、適切な管理下での実験により、祈りや、祈りに似た思いやり、共感、愛などは、一般に、人間から細菌に至るまでのさまざまな生物に、健康上プラスの変化、または効果をもたらすことが示されている。
薬品や手術でも同じだが、これは祈りが常に有効だという意味ではない。
しかし、統計学的に見て、祈りには効果があるのだ」

そのような実験について、ドッシイ博士が報告しているものを一つご紹介します。

心臓病専門医であるランドルフ・バードは、サンフランシスコ総合病院の心臓病集中病棟の患者393名の協力をえて、研究実験をおこないました。
米国内のさまざまな場所にいるキリスト教信者の集団が、指定されたグループの病人の一人ひとりに対して祈りをささげました。
一方、別のグループ(対照グループ)の患者に対しては、誰も祈りませんでした。
そして、祈りという要因を除いて、すべての患者は同じハイテク治療を受けました。

これは二重盲検法と呼ばれるものです。
つまり、患者、医師、看護婦らすべてが、誰が祈られ、誰が祈られなかったかわからないようにしたわけです。
その結果、祈られた人たちは、いくつかの測定や統計に照らし合わせても、明らかに有意義な効果を表したのです。
そして、祈りの距離はその効果を左右するものではないこともわかりました
東海岸からの祈りも、西海岸にあるこの病院に近い信者からの祈りも、まったく同様に効果的だったのです。

現在の科学では、このような現象は説明のしようがありません。
おそらく、「それは気のせいだろう」、「一種のプラシーボ(偽薬効果)だ」くらいで片付けると思いますが、それは甚だしい認識不足です。
(後略)



童謡「唄を忘れたカナリアは」

 童謡と云っても・・・ナント過酷で厳しい歌詞なのでしょう。 子供向きとは、とても・とても思えない、西條八十の厳しさ。 この歌をご存じない方に、まずは・・・歌詞をご覧ください。

     唄を忘れたカナリヤ〈金糸雀〉は

   唄を忘れたカナリヤは
   後ろの山に捨てましょか
   いえいえ それはなりませぬ

   唄を忘れたカナリヤは
   背戸の小藪に埋〈い〉けましょか
   いえいえ それはなりませぬ

   唄を忘れたカナリヤは
   柳の鞭でぶちましょか
   いえいえ それはかわいそう

   唄を忘れたカナリヤは
   象牙の船に銀の櫂〈かい〉
   月夜の海に浮べれば
   忘れた唄をおもいだす

どうですか、唄を忘れてしまったカナリアには何の価値もないのでしょうか。

  ①では、後ろの山へ捨てられるのですか
  ②では、背戸〈裏の戸〉の小藪に埋められるのですか
  ③では、柳で作って鞭でぶたれるのですか

でも、救いはいえいえそれは成りませぬと否定しています。 人生も同じでは無いでしょうか、そんなに甘くないのが世間でしょう。 幼い子供たちに、西條八十が現実の厳しさを教えているのでしょうか。  美しい声で歌っているカナリアですら唄を忘れたら、こんな目に合う・・と。

しかし、何事も諦めてはいけない、きっと又美しい声で・・歌声が。 今、調べてこの歌の裏話が見つかったので・・・。

 西條八十の辛い苦しい生活苦から生まれた唄らしい。 西條は詩を作る仕事に就きたいと願いながら日々の生活に追われ、株の取引に明け暮れる自分を責めて、作った歌だったのだ。

 いえいえ、それはかわいそう・・とは妻の口癖だったとか。

 西條は、カナリヤを自分に映して詩を作っていたのだ。 大正7年〈1918〉に作詞、これに成田為三が作曲、レコード化されたのが大正9年〈1920〉タイトルは「かなりや」。

 昭和27年になって小学唱歌として取り上げられ、その時に「唄を忘れたカナリヤ」になっている。 曲も、3番まで同じメロディーで、3番の最後だけが4番に繋げるように、メロディーが下がっている・・・。 そして4番のメロディーが高らかに、と云うか決めの曲になっている。 私も久しぶりに聞いて、あれこんな曲になっていたのかと改めて・・・、この歌詞とのコンビネーションの素晴らしさを知った。

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歌 の 名 前
  童謡「唄を忘れたカナリヤは」
  げんげ草
  月見草
  羽衣
  近江八景
  千曲川旅情の歌
  信濃の国
  青葉の笛
  原爆を許すまじ
  惜別の歌
  初恋
  啄木の歌
10
  手合わせ唄
  薩摩守
11
  雛祭(ひな)の宵
12
  月見草の花
14
  羽衣(唱歌)
15
  三保松原の羽衣伝説
17
  新型コロナウイルスはなぜ発生したのか? .