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折々の記 2011 A

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】02/16〜     【 02 】02/18〜     【 03 】02/19〜
【 04 】02/19〜     【 05 】02/22〜     【 06 】02/26〜
【 07 】03/10〜     【 08 】03/20〜     【 09 】03/26〜

【 07 】03/10

  03 10 姉の老衰
  03 12 東日本大震災
  03 15 小沢一郎・東日本大地震のニュース
  03 17 Kingsoft の Writer、SpreadSheets、Presentation
  03 18 理性と感情の在り方―【地獄の阿鼻叫喚】

 03 10 (木) 姉の老衰

こんなことを書くことは悲しいことながら、一つの記録として書きとどめておきたい。 フト振り返ってみると、自分が年をとっていました。 姉兄へのお礼の気持から兄弟会を設けたが、それも二回しかできなかった。

その記念の写真は次のサイトに取り上げてあります。

     http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.019.html <2008.6.6>

     http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.131.html <2009.8.23>

今は年老いて老婆となるとも、嫁して親に仕えることを全うした姉を尊敬しています。 悲しいことに夫がなくなってから一人暮らしをしています。 腰が曲がり老衰もすすんで気も弱くなっているのではないかと案じています。

兄は年老いた両親の世話をずっとしてきました。 漬物作り、孫たちの送り迎え、それに尻の始末もやっていたようです。 ですから、「愛とはオムツを取りかえること」の詩を創りました。 兄には深く感謝し尊敬しています。 今は豊丘の林の杜に世話になって一人だけでいるのです。

二人の兄弟はともに温厚で老生を困らせるようなことは一度もありませんでした。 老生もどんなことでも聞き取るようにしてきました。 生家は不運に見舞われて今はその形はありません。 三人ともすでに老父老妻となっています。

こうした状況になりますと「故郷の廃家」の曲が心に沁みとおるのです。

「誰か故郷を想わざる」の二番の歌詞に涙するのです。 生家の前にチョロチョロの小川が流れていてその上流で姉が涙していたと後から聞いて青年期の老生の心に何かしらグッとくるものがあるのです。

また、「人生の並木路」の二番の歌詞を聞くと、一度も叱られたこともないのに老生はいつも兄に叱られているような切ない気持になるのです。 優しいよき理解者なんです。 感謝し尊敬しても限がありません。

姉兄ともに見舞わなければならないのです。 それなのにご無沙汰ばかりしています。 いい想い出としていつまでももち続けています。

 03 12 (土) 東日本大震災

地震の発生日時: 03月11日14時46分頃
震源地: 三陸沖 マグニチュード: 8.8 深さ: 約20km

【気象庁ホーム > 防災気象情報 > 津波警報】 を開くと、このような地図が出ています。

  http://www3.nhk.or.jp/news/jishin0311/
 <NHKニュース 地震情報(動画)>

この動画はいつまで見れるかわからないが、三番目の‘津波の様子(青森・岩手・宮城)’などはテレビで見ていたそのままの様子です。

この日食休みをしてから外へ出ると、キュ―ッ、キュ―ッ、とハクビシンの子が泣いているような声が聞こえてきた。 さてどこかな? 見ると小さいバケツがゆらゆら揺れているではないか。 手をたたいてみたが、何の反応もない。

アァッ! こりゃ地震だ、気がついてみれば軽トラックまで左右に揺れているではないか。 これはいつもより大きい地震だ。 震源地はどこかなと思い家に戻ってテレビを入れてみると、またも三陸沖でした。 津波も大して大きいとは思わなかったが、映像を見ていた。

ところが、三時二十五分頃からは巨大津波の始まりとなったのである。 固唾を呑んで映像を見つめ続けた。 こりゃ酷い。 嗚呼 !! 気の毒 !!  それからは、テレビ放送は地震に的を絞っての放送になった。 夜中も今朝からも地震、津波の放送になっていた。

私たちは救援の手を差し伸べなくてはならない。 はじめて見る恐ろしい滅茶苦茶な天変地異、悪魔が人間を殺しにかかっている! 胸が高鳴り、涙がこみ上げる!



「ここもだめだーっ」

現在位置  : asahi.com > ニュース > 特集 > 東日本大震災 > 記事  2011年3月12日15時3分

高台の公民館「ここもだめだーっ」 津波被害の陸前高田


 政府が「壊滅状態」とみている岩手県陸前高田市。12日早朝、本社機に乗って上空からみた人口約2万3千人の街は、海岸部から内陸にかけ、10キロほどにわたって泥水に覆われていた。

 太平洋から少し奥まった内湾の街。一気に押し寄せた津波に家々は潰れ、民家は高台にわずかに残るだけだ。鉄筋のビルは上層部分を汚水の上にのぞかせ、島のように見える。まだら模様に浮かぶ大量の油、赤茶色の流木、がれき群。まさに、街がひとつ消えてしまったようだ。

 病院の屋上には、助けを待つ患者らの姿があった。周囲は3キロ四方が泥に埋まり、とても陸から近づける状態ではない。救助にかけつけたヘリコプターは、患者を乗せると周辺のグラウンドへ。着陸に成功すると、一気に土煙が立ち上がった。(坂田達郎)

     ◇

 「着の身着のまま、必死で逃げた。100%安全な場所なんて無い」。同市気仙町に住む菅野信さん(72)は逃げ延びた様子を語った。

 自宅は、市街地が面する広田湾の気仙川河口から約3キロ上流の付近。揺れに驚いて外に出ると、消防無線で津波警報が流れた。自宅から700メートルほど高台にある公民館に避難すると、すでに集落の住民50人ほどが到着していた。

 消防無線は当初、波の高さについて「2メートル程度」とアナウンスしていた。「ここなら絶対に安全だ」。だが、その数分後、「波は10メートルを超える可能性がある」と放送があり、ほどなく無線が途切れた。約1キロ下流の堤防に目を向けると、水がぼろぼろとあふれ始めていた。

 「ここもだめだーっ」と叫ぶ声。立ちつくしているうちに濁流は公民館の目前にまでせり上がってきた。「水があんなに速く迫ってくるなんて。時速50キロはあったように見える」。周りの人から遅れながらも、必死に道路の高い方へ。水がすぐ後ろに迫り、道路脇の山に入って無我夢中でよじ登った。

 林道を経て、さらに上の公民館にたどり着いたときには、足首から下はずぶぬれだった。最初の公民館にいた避難者のうち、数人の姿が無かった。

 「電話も携帯も全くつながらない。昼間、仕事で街に下りた人たちはどうなったのだろう」。菅野さんはかすれた声で案じた。



天声人語 ..3月12日

 テレビ画面を正視することができなかった。がれきと海水の混じり合った津波が、濁流のように家を、畑を、道路を呑(の)みこんでいく。走っている車に波がのしかかる。ああ、だれが乗っているのだ。お父さん?お母さん?兄さん姉さん?――だれかにつながる、かけがえのない命が呑まれていく▼マグニチュード8.8の猛烈な揺れ。被害はどれほど広がるのか。震源から遠い東京でも震度5強で揺れた。黒煙を上げるビルが職場の窓から間近に見える。この一文を書いている間にも、大地は不気味に揺れ続けている▼三陸地方は津波の常襲地とされる。過去の幾多の犠牲と引き換えにつくられた様々な手だても、自然の猛威に破られた。天変地異の脅威をあらためて思う。各地の爪痕の少しでも小さいことを、ただただ祈る▼日本列島はプレートのぶつかり合う上に乗る。その危うさを物理学者の寺田寅彦は「国土全体が一つのつり橋の上にかかっているようなもの」とたとえた。「つり橋の鋼索が、あすにも断たれるかもしれない」と警鐘を鳴らした。その鋼索が、切れた▼気象庁によれば、東北沖から関東沖まで、数百キロにわたって断層が動いたようだ。点ではなく線である。予想される東海地震や東南海地震に匹敵する巨大地震が起きた。明治以来の観測史上国内最大という▼夜が明ければさらなる被害が確かめられよう。生命、財産、故郷の町並み。失われたものの大きさに打ちのめされる人たちとの絆を失うまい。こんなときにつなぐための手が、私たちの心にはある。


こんなときにつなぐための手が、私たちの心にはある


天声人語氏は適切な言葉を提示してくれる。



入試中止、32大学に 東北、関東地方の国公立・私立

現在位置 : asahi.com  ニュース  社会  災害・交通情報  記事  2011年3月12日10時55分

 12日と13日に後期日程の入試を予定していた国公立大学のうち、今回の地震で大きな被害を受けた東北、関東地方の大学を中心に、少なくとも27大学が試験を中止したことが文部科学省の集計でわかった。両日の試験実施を見送った私立大5校も含めると、同省が把握しているだけで計32大学にのぼった。



 03 15 (火) 小沢一郎・東日本大地震のニュース

この天変地異と機を一にして、与野党の歩み寄りの現象、小沢一郎に関わる日本検察会の瓦解現象、中国国民の情感反応など一度に噴出した観があります。

小沢問題は虎の威をかる狐のようないろいろな勢力から総スカンを喰らっていた。 悪口表現でもあるが、悪徳ペンタゴンの風が吹きまくっていたとも表現できました。

問題の前田恒彦元検事による検察の摘発が証拠改ざんという虚構を意図的に仕組んでいたことが発覚した。 それがすべての火種となっていたようです。 「日刊ゲンダイ」を参考に載せます。




http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0313/gen_110313_7872739546.html
無罪確実 小沢一郎スピード判決 年内復権
日刊ゲンダイ 3月13日(日)10時0分

 やはり「強制起訴」はムリがあったのではないか。 もともと「無罪」が確実視されている「小沢裁判」で、検察官役の指定弁護士の立証方法に手詰まり感が出てきた。 とうとう、証拠改ざんで逮捕された前田恒彦元検事が作成した供述調書まで証拠請求する事態になっているのだ。

 証拠請求されたのは、現在公判中の「陸山会事件」で作成された元公設第1秘書の大久保隆規被告の供述調書。 検察が任意性や信用性に疑いありとみて、自ら証拠請求を撤回したシロモノである。

 「陸山会裁判では、大久保秘書が前田検事の取り調べの様子を身ぶり手ぶり、詳細に証言しています。 それによると、前田検事はロクに質問もせず、取調室に持ち込んだ私物パソコンを打ちながら、 『いま作家の時間。司馬遼太郎みたい』 と言って調書を作成。 『ここで大久保さん登場!』 などと奇声も上げていた。 『村木事件』の時と同じように調書をデッチ上げていた可能性が高い。 常識で考えれば、そんな調書を裁判所が証拠として認めるとは思えません」 (司法ジャーナリスト)

 なぜ、指定弁護士は“玉砕”覚悟で大久保調書を請求したのか。 名城大教授で、元検事の郷原信郎氏はこう言う。

 「小沢氏を有罪に持ち込むための証拠が他にないからでしょう。 あったら請求しませんよ。 私は強制起訴が遅れた理由も、この大久保被告の調書の扱いをめぐって指定弁護士が逡巡したとみています。 指定弁護士は検察官役としての『義務』と考えて証拠請求し、仮に同意されなくても仕方ない、と考えているのではないでしょうか」

 指定弁護士が裁判のよりどころにしている衆院議員、石川知裕被告の供述調書も今やグラグラだ。 取り調べでは小沢に 「報告、了承を得た」 と話していたが、裁判ではこれを全面否定しているのだ。

 「指定弁護士の“武器”である直接的な証拠は石川被告の調書しかありません。 しかし、否定されたままでは検察審査会が断定した “小沢共謀” の立証は難しい。 何よりおかしいのは、事件の動機です。 指定弁護士は、小沢が衆院に提出した資産報告書の預貯金の記載が 『なし』 だったのに、 『政治資金収支報告書』 に土地の購入代金4億円を記載すると不自然さが目立つからだとしていますが、仮に資産報告書に書き忘れていても罰則規定はない。 そもそも普通預貯金なら、何億円あろうが書く必要もありません。 これが果たして動機になるのか。 こうなるとイチャモンの類い。 よほど厳しい状況なのでしょう」 (前出の司法ジャーナリスト)

 公判前整理手続きは16日から始まり、初公判は夏ごろ。 長期化を懸念する声もあったが、争点が絞られているだけに年内判決は確実だ。 小沢「完全復帰」も時間の問題になってきた。

(「日刊ゲンダイ」 2011年3月10日掲載)


裁判の結末はどうなるのかわかりません。 静かに待つしかありません。 それにしても、検察制度そのものが密室にあるようでおかしい。 公務に関わる丸秘にしても、10年経ったら公開するとかしなければ、公務としての意味は全くありません。 どうも、検察は公僕としての意識よりも特権階層にあるのだという意識のほうが強いのではないか。




http://mainichi.jp/
東日本大震災 アーカイブ
毎日jp - 毎日新聞のニュース・情報サイト
3月13日(日)10時0分

このサイトの開き方は次のようになります。

トップ > ニュースセレクト > 気象・地震 > 東日本大震災 > 東日本大震災 アーカイブ > カレンダー >

開いていくとき、「気象・地震」まではすぐ開けます。 「東日本大震災」も見つけて開けます。
「東日本大震災」の最下段のほうに「東日本大震災 アーカイブ」から見つけてクリックします。
開いたら、右側に「カレンダー」がありますから、必要な日にちをクリックしデータを探します。

この「東日本大震災 アーカイブ」には厖大なデータを捜すことができます。
ただし、いつまでこのデータを閲覧できるのかはわかりません。
必要なものは、「テキスト文書」として保存するようにします。

続いて「紙面PDF」を開いて、毎日新聞の記事をそのまま保存する方法は次のようになります。

トップ > ニュースセレクト > 気象・地震 > 東日本大震災 > 紙面PDF

「紙面PDF」の必要な画像を右クリックし、「対象をファイルに保存」を選択すると、
‘コンピューター’ ‘ローカルディスク(D:)’ ‘My Documents’ のファイルが開きます。
次にすべてのファイルをクリックすると、今までのものが全て表示されます。
次に、「保存」ボタンをクリックすると、ダウンロード画面が出るので、
「保存」をクリックします。すぐ保存されて表示されます。
データをみるときにはローカルディスク(D:)のこの画面を開いて見るようにします。





http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/archive/news/2011/03/13/20110313k0000m030132000c.html
日本人の対応「冷静」と絶賛
毎日jp - 毎日新聞のニュース・情報サイト
3月13日(日)10時0分

東日本大震災:中国のネット 日本人の対応「冷静」と絶賛

【駅構内で一夜を過ごし、運転再開を待つ人たち=JR東京駅で2011年3月12日午前7時、梅田麻衣子撮影】

 地震多発国で東日本大震災への関心が高い中国では12日、非常事態にもかかわらず日本人は「冷静で礼儀正しい」と絶賛する声がインターネットの書き込みなどに相次いでいる。

 短文投稿サイト「ツイッター」の中国版「微博」では、ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している写真が11日夜、投稿された。「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」との説明が付いた。

 この「つぶやき」は7万回以上も転載。「中国は50年後でも実現できない」「とても感動的」「われわれも学ぶべきだ」との反響の声があふれた。

 湖南省から東京に留学し、日本語学習中に地震に遭った中国紙、瀟湘晨報の中国人記者は、日本語教師が学生を避難誘導、「教師は最後に電源を切って退避した」と落ち着いた対応を称賛。ネット上に掲載された記事には「日本人のマナーは世界一」「人類で最高の先進性が日本にある」などの書き込みが相次いだ。

 「日本の学校は避難所だが、中国の学校は地獄だ」といった中国政府や中国人の対応を批判する書き込みも。2008年5月の四川大地震では、耐震性の低い校舎が多数倒壊、5000人を超える子どもが死亡。生徒を置き去りにし、真っ先に逃げた教師が批判された。

 東日本大震災を1面で報じた12日付の中国紙、環球時報も「日本人の冷静さに世界が感心」との見出しで、東京の街頭で避難する日本人のマナーの良さを紹介した。(北京・共同)

【関連記事】
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中国:戴国務委員「日中関係好転させたい」 舛添氏と会談
中国:新車販売4.6%増に鈍化 2月
中国:中東の影響否定 ウイグル自治区首脳、飛び火警戒
毎日新聞 2011年3月13日 1時56分(最終更新 3月13日 7時17分)


 03 17 (木) Kingsoft の Writer(ワープロソフト)、SpreadSheets(表計算ソフト)、Presentation(プレゼンテーションソフト)

東北・関東大震災義捐金 一万円阿島郵便局へ  毎日のテレビニュースで涙が出ます。

KINGSOFT Office の概要(検索結果)

Microsoft Officeにそっくりなユーザーインターフェイスと操作性、Microsoft Officeとの高いファイル互換性を特徴としている。保存ファイル形式の拡張子はMicrosoft Officeと同一のもの(.doc、.xls、.ppt)が用いられている(他に独自拡張子での保存も可能)。Microsoft Office 2007以降の保存ファイル形式の拡張子(.docx、.xlsx、.pptx)についてもファイルの閲覧、編集は可能だが、保存はできない。Microsoft Officeに似ているだけでなく、タブ式のファイル表示やデータのPDF出力機能、独自のプラグインプラットフォームや自動アップデートなどオリジナル要素も加味しており、また動作の軽さなどを特徴としている。

2008年からのネットブックおよび安価なネット端末パソコンが相次いで市場に投入されるといったパソコンの低価格化を追い風に、Microsoft Officeよりも安価なKingsoft OfficeをプリインストールしたBTOパソコンが増えている。

また、DELLやエプソンなどのパソコン販売のオンラインサイトでは、KINGSOFT Officeを選択式でバンドル販売している。その他ではインターネットカフェや、小学校、中学校、高等学校や大学などの教育機関でも導入が進んでいる。

2006年11月1日からKingsoft Office2007として日本語ベータ版が無料で配布され、2007年2月2日に製品版が登場した。製品版は、文書中の語句をWEB検索する機能追加のほか、ベータ版から500箇所以上の機能改善・修正を行ったという。ワープロ、表計算、プレゼンテーションのセットで4,980円という低価格でオンライン・家電量販店を中心に販売開始された。

しばらく使わなかった Microsoft Office だが、調べてみるといろいろと便利なソフトであることがわかりました。

その内容は

   Writer(ワープロソフト)
   SpreadSheets(表計算ソフト)
   Presentation(プレゼンテーションソフト)

縦書、枠組み表示とグラフ作成、多彩な表示など今まで使ってこなかったソフトが多い。 この Microsoft Office は、Windows 7 に具備されていた機能でした。

使い方については 「キングソフト オフィス 2010」 という‘ガイドブック’がダウンロードできたのでこれから使い方になれるようにしたいと思っています。

 03 18 (金) 理性と感情の在り方―【地獄の阿鼻叫喚】

いろいろのニュースを聞いているうちに、地震や津波という自然現象は極めて合理的な変化をしているに過ぎないことと、自然現象に対する人間の対応ができていなかったことに気づきます。

地震、それに続く津波、疾風怒濤の猛威は地獄そのものの阿鼻叫喚……親、子、兄弟みんな渦に巻き込まれ飲み込まれ、もがき叫んでいたに相違ないのです。 なんと惨めで悲しい形相だったでしょうか。 太平洋プレートの動きは自然な合理的な動きだったのです。 過去からの研究によって、地震大国日本はよく知っていたはずです。

こうした地震大きな津波に出会い阿鼻叫喚の渦中となると、理性よりも現実の非情に打ちのめされてしまいます。 悲運のもの同士、被災者と情報を知らされたもの同士、互に援けあい手を差し伸べあって同情と人情の温かさに涙するのであります。

こうした理性と感情の相克する中にあって、留意すべき唯一大切なことは「理性に裏打ちされた知性」です。 過ちは繰り返してはならないのです。 この鉄則は活かされてきたのでしょうか?

また別の例で言えば、一般社会の殺人罪に問われる殺人行為でも、国益とか国際間の紛争解決のためという殺人行為は戦争という言葉に隠れて許されていいのでしょうか?

ここに取り上げた二つの疑問符に、「理性に裏打ちされた知性」による応答は何と出るのでしょうか。

戦争=殺人、判っていながら軍備をするとは知性を大事にした判断からは生じないはずです。 

それと同様に、歴史に残る災害から何を学び何を伝承してきたのか。 地震対策のあり方、津波対策、原子力発電放射能漏れ対策、これらすべて「理性に裏打ちされた知性」による対策があれば、自然災害を最大限防げたはずです。 対策が充分でなかったからこそ悲劇が繰り返されているのです。

喬木村で作成された「子育て憲章」が、‘理性に裏打ちされた知性’によって望ましい人の育て方として求められたのでしょうか。 ‘万機公論に決すべし’という基本事項は守られたのでしょうか。 ‘三人寄れば文殊の知恵’が活かされたでしょうか。 子育ての歴史の知恵が活かされたでしょうか。

‘喉もと過ぎれば熱さを忘れる’という諺の本質は充分理解されているのでしょうか。 ‘村づくりは人づくりから’の方向から見るとき、作ったからできたという憲章で済まされないのです。 実現の可能性が乏しいのです。 知性とは、みんなが「ああいい文章だ」という目に映る表現で終わってはなりません。 動いていくエネルギーがなくてはなりません。

老生はこの疑問符が大きく大きく膨らんでいるのです。

反省が活かされない【地獄の阿鼻叫喚】のデータを取り上げてみます。



http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)……Google検索による

このサイトにはいろいろのデータが載っています。


いつも見ないデータですが、livedoor ニュースのトップはこんな記事が載っているのです。

http://news.livedoor.com/
livedoor ニュース

主要トピックス (2010/3/18 am.07:07 現在)

死者行方不明者1万5198人 17日午後8時現在

 自衛隊への放射線情報が不足
 政府も東電も事態把握できてない
 "東日本つぶれる"発言に批判殺到(106)
 原発"二度と使えなくなる可能性"(47)
 原発で起こっている事をアニメ化
 セ開幕へ 選手らの反対押し切る
 "本気ですか?"古田氏が怒り心頭(166)
 さんまの言葉に"ジーンとした"(73)
 民放TV局が真っ青になる事態に(182)


注目ワード:古田敦也日本サッカー協会明石家さんま小倉智昭前原誠司… 一覧

..バックナンバー   著名漫画家らがチャリティー同人 / 仙谷氏の起用に"ふざけた人事" /
  沖縄の地から復興に"エール" / 新井"無念" 押し切られた選手会 /
  報道されない…茨城の惨状訴える / 韓流スター"希望を失わないで" /
  原発警戒"死のゾーンからの脱出" / みずほ復旧未定で義援金も送れず /
  テレ東視聴率が通常の倍以上に / 原発ヘリ放水隊員19人に異常なし
  バックナンバー一覧

livedoor ニュースを見ていると、次の記事も出ています。

http://news.livedoor.com/article/detail/5421217/
長谷川洋三の産業ウォッチ 元東芝エンジニアの「告白」:
設計当時津波は前提になかった
2011年03月17日11時40分
提供:J-CASTニュース15ツイート33コメント48total..

「東京電力の福島第1原子力発電所を設計した当時は、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の設計のコピーで津波は前提になかった。その後日本で独自の設計をするようになり津波を前提に設計するようになったが、想定規模は今回(推定最大10メートル)よりもはるかに小さかった」

「耐震設計でもマグニチュード(M)8.0以上の地震は起きないことを前提にしていた。今回の地震の規模(M9.0)はこうした前提をはるかに超えていることに驚いている」

元東芝の原子力事業部門のエンジニアで福島第1原子力発電所1、2、3号原子炉の冷却水系統のプラント設計に携わった小倉志郎氏(69)は2011年3月16日、東京都内でNPO法人原子力資料情報室が開いた記者会見で建設当時の状況をこう説明した。

福島原発は日本で事実上初の原子炉設計

3月11日に起きた東日本大震災で被災した東京電力の福島第一原子力発電所は1971年3月に運転を開始し6基の沸騰水型原子炉を備える。この原子炉はGEが1970年代に製造した沸騰水型原子炉「マーク1」で、その後日本では沸騰水型原子炉は東芝と日立製作所が基本設計を引き継いで独自開発を進めた。

「福島原発は日本で事実上初の原子炉設計とあって知識に乏しく、耐震設計基準についても判断できなかったと思う。阪神大震災でこの基準でよいか確認したが問題はないという結論だった」。小倉氏はこう指摘した。

世界最大の104基の原発が稼働している米国ではGEの同型の原子炉23基が運転中で、米原子力規制委員会(NRC)は沸騰水型原子炉の専門家を日本に派遣するとともに、GEのジェフ・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)は14日、「あらゆる技術支援を顧客である東京電力と日本政府に提供する」と訪問先のインドで記者団に述べた。

livedoor ニュースを見ていると、次の記事も出ています。

福島原発は危機的な状況なのに
何故東電や政府はこうも後手後手なのか

秋原葉月提供:Afternoon Cafe  2011年03月17日15時30分
60ツイート90コメント150total.

被災地で救援活動をする自衛隊の人々、海外から駆けつけてくれた救援隊には頭が下がります。

特に、原発の現場で冷却作業を続ける作業員の方々にはひたすら頭を垂れるよりほかありません。死を覚悟しなくてはこんな仕事はできないでしょう。

彼らは危険値を超えている放射線が充満し、停電で真っ暗な中を、懐中電灯だけをたよりに海水を注入しています。東電は現場に残った50人は誰なのかを明らかにしていないため、ニューヨークタイムズは彼らを「フェースレス50(顔のない50人)」と呼び、その自己犠牲精神を絶賛しているそうです(msn産経ニュース 自己犠牲50人「最後の防御」 米メディアが原発作業員を絶賛2011.3.16 19:11 より)

しかしこれをくれぐれも東電という「会社」の美談にしないで欲しいと強く思います。

50人の作業員は、地震国に原発を作るべきでないという有識者や地元住民の批判を封殺して原発建設をごり押しした会社のエゴの尻拭いをさせられているのです。彼らは電力会社の強欲の犠牲者です。

社長自ら出てきて現場で陣頭指揮でもとったらどうかと思うのですが、お偉いさんはいつでも必ず安全な場所にいて、犠牲を強いられるのは末端の社員ばかりです。

(東電が今後彼らに対する責任を果たすのを監視するためにも誰が残ったのかを隠すのは良くないと思います。)

フェースレス50に絶賛を惜しむことはありません。

しかし同時に、従前からの警告を無視し続け、このような危機的事態に陥っても尚も不都合な事実を隠蔽するかのような態度をとりつづける電力会社に対する批判を緩めることもありません。

3号機には毒性の強いプルトニウムがあり、そこからは蒸気が出ています。

前のエントリーでも記載しておきましたが、東京都、神奈川でも奮迅からわずかにセシウムが検出されました。

今朝の中日新聞の一面トップ見出しは「使用済み燃料冷却不能」

これは最悪の事態は時間の問題と覚悟せねばならないということを意味するのではないでしょうか?

菅氏自身、昨日の段階で「今後さらなる放射性物質漏えい危険高まっている」、そして今日は「最悪なら東日本はつぶれることも想定しなければならない」と発言しています。

なのに相変わらず半径20〜30キロは屋内待機でそれ以上は何の指示も無しとは、政府や東電の危機意識ってどれだけ麻痺しているのでしょうか。

アメリカだって半径80キロ以内の米国人に待避を指示したというのに、甚大すぎる危機の前にもはや政府と東電は思考停止してしまったとしか思えません。

政府は「放射線はレントゲンより低い、安全な数値である」等々となだめようと必死です。

しかし檜原転石さんからもコメントをいただきましたが、この安全とは、あくまでも急激に異常が出ない、すぐには死なない、という意味でしかありません。

普通の人はレントゲンはせいぜい1年に数えるほどしか取りませんが、もしずっと24時間何日間もレントゲンの放射線を浴び続けたら非常に危険であることは誰だって分かります。

周辺住民はこれからも通常より高い放射線を日常的に継続して浴び続けなければならないのですから、健康に重大な影響を及ぼすのはわかりきったことではないですか。

放射線入りの水道水も一口二口なら害はなくても、原発の周辺住民はずっとその水を使い続けなくてはならないのです。

もっと広範囲の住民に一刻も早い避難指示を出さねば。

もうガソリンも品薄だし交通機関も正常ではないでしょうから避難中に多少の被爆は避けられないかもしれません。

避難所の確保も容易ではないかも知れません。災害対策費も仕分けしてしまいましたし。

遅きに失するかもしれませんが、最悪の事態が現実的可能性を帯びてきているのですから、このまま屋内待機指示では政府は住民を見殺しにする気だと言っても過言ではないように思います。

(公開後の追記:不満と恐怖地元限界 物資ストップ「見殺しに等しい」河北新報 3月17日(木)6時13分配信

言われたとおりにしているのに国からの情報はないし物資も手に入らない【南相馬市長怒りのインタビュー】)

ところで、政府のインドネシアに対する原発推進技術援助の方針は批判されていましたが、これでも政府はまだ「安全でクリーンなエネルギーです」とほほえみながら原発を輸出するつもりでしょうか?

【公開後の追記】


【津山恵子のアメリカ最新事情】地震大国なのになぜ 米市民が日本に不信感

ウォール・ストリート・ジャーナル 3月16日(水)10時52分配信

 東北関東大震災後、福島原発問題の状況を追ってきたが、日本という国は、これほどの震災に遭っても現状を受け止め、インターネットなどを駆使して情報を共有し助け合い、節電にも最大限協力している立派な国民を有するのに、政府と東京電力の対応は「最悪」といわざるを得ない。

 「津波の二次災害や余震は、覚悟の上だが、放射能に汚染されるのは、地震よりも恐ろしい」

 ニューヨークから、被災地に救援に向かうボランティアや非営利団体(NPO)関係者からこうした声が聞かれる。こうした声が上がるのは、日本から伝わってくる東電や政府の情報開示、さらに対応が十分ではないと米市民やメディアが感じている背景がある。

 福島原発では、1号機の爆発事故に始まり、2号機、3号機で水素爆発、そして4号機で火災と、世界の原発事故史上、類を見ない深刻な事態に陥っている。原発のニュースは、地震発生の直後から、世界中の注目を浴びている。

 しかし、菅直人首相を本部長とする政府と東電の「福島原発事故対策統合連絡本部」が設置されたのは、地震発生から5日目の15日。当初も、東京電力から首相官邸へ、福島第一原発の最初の爆発事故の連絡が遅れた。

 さらに、政府当局、東電ともに、爆発事故の詳細を明らかにせず、放射性物質の漏出している可能性をなかなか認めたがらなかった。

 しかも、原子炉冷却のための海水の使用は米国の関係者を驚かせた。「海水の注入など聞いたこともない、よほどの緊急事態」(米専門家)という反応だ。

 この間、米国から救援を計画していたボランティア関係者は、「日本からの情報はあてにならない」として、CNNや英 BBC、そして米海軍の動きを見ながら、準備を進めている。

 その関係者にショックを与えたのが、米海軍第7艦隊空母ロナルド・レーガンの動きだ。ロナルド・レーガンは福島原発の沖160キロの海域で活動していた。しかし、仙台市付近で救援活動を実施し、空母に戻ったヘリコプターの乗務員から「低レベル放射性物質」が検出された。このため、第7艦隊は、ロナルド・レーガンを福島原発の風下から移動させた。

 現在、住民が避難しているのは1号機から半径20キロ以内の地域だが、空母は160キロ地点にいても、風下から「避難」したという。しかも、ヘリコプター乗務員から低レベルの放射性物質が検出されたということは、大気中に放射性物質が散乱しているという証拠だ。

 米原子力規制委員会(NRC)は12日、すでに、原子炉の専門家二人を日本に派遣。また、オバマ大統領は11日の記者会見で、エネルギー長官に福島原発の経過を注意深く見守り、日本当局と連絡を取り合うよう、指示をしたと発表した。

 米市民の問題意識はこうだ。

 放射性物質の漏洩の可能性があるという時点で、なぜもっと広範囲の地域住民を避難させないのか。放射性物質の漏出の可能性があるということを、ボランティアなどの渡航者になぜ知らせないのか、ということだ。

 15日の記者会見で、菅直人首相は「放射性物質の漏出の危険が高まっている」とし、枝野官房長官も「原発敷地内の放射性物質のレベルは、身体に影響のある数値であることは間違いない」と認めた。たが、この発言は、12日にも「警戒情報」として発表されるべきだったのではないか。また、東電からも住民にもっと警鐘を鳴らすべきだったのではないか。

 米国では1979年、ペンシルベニア州スリーマイル島の原発事故が起きて以来、原発建設を30年も見合わせている。オバマ政権は、原発がクリーンエネルギーの代表として、建設再開を打ち出していただけに、福島原発の状況にかなりの関心を寄せている。

 それだけに、テレビニュースなどに出演する専門家たちは首をひねる。

 「地震大国の日本でなぜ、政府や電力会社の危機管理の意識が進んでいないのか」




孫の優、風越高校国際教養科へ合格、快哉。