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折々の記 2009 F

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】教育問題のまとめ【その六】        【 02 】教育問題のまとめ【その七】
【 03 】教育問題のまとめ【その八】        【 04 】教育問題のまとめ【その九】
【 05 】教育問題のまとめ【その十○】        【 06 】教育問題のまとめ【その十一】
【 07 】教育問題のまとめ【その十二】        【 08 】教育問題のまとめ【その十三】
【 09 】教育問題のまとめ【その十四】        【 10 】教育問題のまとめ【その十五】
【 11 】教育問題のまとめ【その十六】        【 12 】教育問題のまとめ【その十七】
【 13 】教育問題のまとめ【その十八】        【 14 】教育問題のまとめ【その十九】
【 15 】教育問題のまとめ【その二十】

以上で「教育問題のまとめ」終わり



【 15 】2010/08/19

08 19 今までの教育問題のまとめ【その二十】

  1010 04 14 村政懇談会……民主化を勧める
  1010 05 09 教育環境の整備

 04 14 (水) 村政懇談会……民主化を勧める

あす村政懇談会があります。 74才になる教え子たちの同級会が昼神温泉の「天心」であるため、出席できないことになってしまいました。

日ごろ考えていることの一端を書きしるします。

一 村民の意向と村政のあり方

 村政は村民のための村政だと一般にいわれており、村民も議会議員の人たちも村政に携わる人たちも、その通りだと思って疑問をもつ人はまずいません。 そして今の制度自体は民主的な行政だと思い込んでいます。

 村長さんをはじめ議会議員の皆さんに行政の権限をお任せしているのが現状です。

   そこで日々の情勢の報道によりますと、世界の国家間の情勢も、自然環境も、精神文化や物質文化の変容も、知らないうちに自分たちの心の持ち方の変容も、……ずいぶん変わりつつあることを知らされます。

 何とかしなければならないと思う課題はいろいろと出てきております。

 民意の反映と行政の実現をピラミット型で考えてみますと、論理的な説明は理解できますが実情としては問題があると思います。 四年に一回の選挙によって村民の代表として議員を選出しています。 これは分かっていますが四年に一回だけです。 議会が開かれているときの議題に対して、村民の意向がすべて行政に反映されているとは言えません。 このことをどう考えていけばいいのかが課題だと思います。

 村民の意向は選挙のときだけのパイプしか反映されてはいないのが実情です。 常時村民と議員がパイプで結ばれてはいません。 議員との意思疎通がはかれるような仕組みを明らかにしてほしいのです。 そしてその仕組みによって、喬木村民の誰でもが村のことや世の中のことがよりよくなっていけれると考えたことを提案できるようにしてほしいのです。

 このことに対しては、おざなりの返答や説明では何の意味もありませんから、よくよく考えを練って頂きたいと思います。 たとえば五箇条のご誓文を村の方針とするとしたら、具体的にどうしたらいいのかを創りだすようなやりかたです。 また、上杉鷹山(ようざん)だとすれば、どんなことを考え出すのだろうか、思索を練りつづけて仕組みを考え出してほしいのです。

大事なことなので、みんなで考えてくださるようお願いします。

一 村づくりは人づくりからの考え方

 この事についての村としての基本をどうするかの考えをまとめていきたいと思いますが、どうでしょうか。 一軒の家のことを考えても、お金を中心にしたような心がけはやめたいものです。

 戦後社会では、経済復興 ! 経済復興 ! の掛け声で、いろいろのことがあってですが経済復興はかなえられました。 だが、その気風が人々の心の奥深く浸透し拝金主義とまではいかないにしても、経済優先の考え方に偏したことは否めないことです。 赤信号みんなで渡れば怖くないという世相に堕し、個人の自立心が偏ってきてしまいました。

 そこで、個人の自立を考え直すことが課題になってきています。 このように考えるのはおかしいのでしょうか。

 人づくりは制度上で考えてできるものではありません。 人づくりは一軒一軒の家庭においてできるものなのです。 そのほかの答えはありません。

 一家の中に、優しくとも温かくて深い、そして強い絆を築き上げるのにはどうしたらいいのでしょうか。 このことは、個人それぞれだというだけでは地域の相互信頼がだんだんと薄れていきます。 ですから、村をあげて人づくりに取り組んでほしいと思います。

 いまこのことを、村長さんや村会議員の皆さんや村政に携わっておられる方々は、どう考えていられるのでしょうか。

 人づくりは家庭づくりにほかならないと思いますが、どうでしょうか。 優秀な人材、立派な人材、すべてそれは家庭づくりのほかありえないと思いますが、どうでしょうか。 人づくりは 100% 家庭でやらなければならないものと考えていますが、どうでしょうか。

 もし、この考えでいいようでしたら、喬木村はどうしていくのでしょうか。 研究を重ねていって村の方向を定めていってほしいと思います。

 基本の中の根っこになる考え方ですので、充分な調査、研究、検討を必要とします。 喬木村の将来のための大事な議題として取り上げていただきたいとお願いします。

 05 09 (日) 教育環境の整備

朝の warking で鞍馬沢から帰牛原へ出て小中学校を一周しています。 70分はかかります。 喬木村の学校施設は整備されており、誇らしい環境で子供たちが活動できることをうれしく思います。

先生方の環境整備への配慮もあることでしょう。 うれしいことです。 学校環境の上から一つ教育委員会への要望があります。学校それ自体の環境は素晴らしいのですが、鞍馬沢側の雑木の跋扈を整備してほしいことです。 中学校でいえば立派な校門を入った右側に、喬木村木のイチョウが植樹されて手入れもちゃんとされています。 鞍馬沢よりの雑木は茂り放題で、学校としては手がつけられません。 せっかくのイチョウの景観が雑木のために台無しになっています。

同じように小学校の鞍馬沢側の桜並木は、雑木のために景観をそこね桜そのものも瀕死の状態になっております。 これも学校の先生方ではどうすることもできません。

これらの環境整備は教育委員会が手を打たなくてはなりません。 ぜひともこうした環境も整備していただきたいのです。 環境は人をつくりますし、美しい景観は村の誇りにもなるのです。

鞍馬沢側の土地は阿島区のものなのか個人のものなのか知りませんが、わけを話してお願いすればきっと協力していただけるような気がします。 ぜひともご配意ねがいます。

現場へ行って一緒に見ていただく方法が一番手っ取り早いと思います。

村の教育委員会への要望としてはまだ大事な教育への取り組み方針についての課題もございます。 人づくりを枝葉末節なものとして扱ってはなりません。 将来への根幹にかかわる重大な課題なのです。 

ずばり、それは幼児教育にどう対処したらいいのかを詳しく検証し、対策を立てて実施していくことに他なりません。 現代日本の最大の課題でございます。

本腰を入れてこの課題に取り組んでいけば、30 年後には 「やぁ、喬木は凄い !!」 と言われるようになります。 世界中でまだどこでもこの課題に取り組んではいません。

何とか、この課題を検証し間違いのない方向を見つけ出して取り組みたいのです。 ただいま老生の胸中には大筋の腹案がありますから、みんなでこのことに思いをいたして研究し検討して、第一歩を踏み出したいのです。

喬木村でなくても、どこの自治体でもいいのです。 隗より始めよといいますから、喬木からはじめたいのです。 たとえば吉田松陰たちの育った松下村塾をみてもいいし、下田歌子たちが育った岩村藩の知新館を参考にしてもいい。

検証方法としてはジツコ・スセディックさんを検証する方法が一番いいのかもしれません。